「ペーパーレスファクス設定」を利用したセットアップ方法
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ペーパーレスファクス設定を利用することで、複雑な操作をしなくても、ペーパレスファクスの基本的な設定を簡単に行えます。
[ペーパーレスファクス設定]画面を利用して設定した場合、[仕様設定]に関連する項目は適切に設定されます。「受信回線別ボックスセレクター」の設定は手動で変更しないでください。
設定の流れ
- 機械管理者モードに入る
- ペーパーレスファクス受信用ボックスを作成する
- ホーム画面にペーパーレスファクス受信用ボックスのボタンを配置する(必要に応じて)
- 転送先を設定する(必要に応じて)
- 設定ボタンを押し、設定を終了する
機械管理者モードに入る
機械管理者モードとは、本機の管理者が機能の設定や変更などを行い、使用環境を管理するための機能です。機械管理者モードに入るには、機械管理者IDやパスワードが必要になります。
認証情報の表示エリアを押します。
機械管理者IDを入力し、[確定]を押します。
補足[認証/セキュリティ設定]の[認証の設定]の[パスワードの運用]で[パスワード使用-パネル入力時]を[する]に設定している場合は、パスワードの入力が必要です。
パスワードを入力する場合は、[次へ]を押し、機械管理者のパスワードを入力して[確定]を押します。
タッチパネルディスプレイの認証情報の表示エリアが、[機械管理者]になったことを確認します。
補足機械管理者の認証に失敗すると、次のメッセージが表示されます。
「認証できませんでした。機械管理者IDを入力してください。」
機械管理者の認証に、設定回数を超えて失敗すると、次のメッセージが表示されます。
「認証失敗回数が制限値を超えました。これ以上操作できません。」
本機を再起動すると、失敗した回数はリセットされます。
アクセス拒否状態を解除するときは、本機の電源を切り、操作パネルのディスプレイが消灯してから、もう一度電源を入れ直してください。
ペーパーレスファクス受信用ボックスを作成する
ホーム画面で[ペーパーレスファクス設定]を押します。
[回線1]にチェックを付け、[ボックス]の[(未設定)]を押します。
次の操作をします。
[ボックス番号]を次のどちらかの方法で指定します。
[番号を手動で入力]
番号を直接入力できます。
補足入力を間違えた場合は[×]を押して、入力し直します。
[空き番号を自動入力]
未使用の番号の中から一番大きい番号が、自動で設定されます。
未使用のボックス番号を指定した場合は、[ボックス名]を入力します。
テキスト文字列を入力できます。
必要に応じて[文書取り出し後の削除]を指定します。
チェックを付けると、文書をプリントしたり取り出したりしたあと、自動的にボックスから文書が削除されます。チェックを外すと、文書はボックスに保存されます。
注記複合機の[仕様設定]の設定によっては、ここでの設定にかかわらず、文書が強制的に削除されることがあります。
[仕様設定]>[ボックス設定]>[外部取り出し後の文書削除]で[強制的に削除する]が設定されている場合:
各ボックスに設定されている値は無効になり、外部から文書が取り出されると、取り出された文書は強制的に削除されます。
[仕様設定]>[保存文書設定]>[ボックス文書の保存期間]で文書の保存期間が設定されていて、かつ[登録/変更]>[ボックス登録]>[保存期間経過文書の削除]が有効になっている場合:
保存期間が経過した文書は、指定された時間に削除されます。
チェックを付けた場合でも、CentreWare Internet Services (CWIS)から取り出したときは、文書は削除されません。
必要に応じて[転送の自動実行]を指定します。
ファクス受信した文書をメールに添付したり、サーバーや共有フォルダーに転送したりする場合は、チェックを付けます。
[転送の自動実行]にチェックを付けた場合は、[転送先]の設定ボタンが選べるようになります。
[転送先]の設定ボタンには、ボックスにジョブフローが関連付けられている場合はジョブフロー名、関連付けられていない場合は[(未設定)]が表示されます。
[閉じる]を押します。
自動転送を設定しないで、ボックスに保存するだけの設定も可能です。その場合は、転送先を設定する必要はありません。
ボックスに保存したあとの確認方法は、「ボックス内の文書を確認/プリントしたい」、「ボックス内の文書をパソコンに取り込みたい」を参照してください。
ホーム画面にペーパーレスファクス受信用ボックスのボタンを配置する(必要に応じて)
この設定は省略できます。
ボタンを配置すると、ペーパーレスファクス受信用ボックスに保存された文書を、ホーム画面のボタンを押すだけで確認できるようになります。
ホーム画面に配置したボタンからは、設定内容の変更はできません。
[ペーパーレスファクス設定(回線別)]画面で、[ホーム画面でのボタン配置]を押します。
ページ送りボタンを操作して、配置したいページを表示します。
ペーパーレスファクス受信用ボックスを挿入する場所のボタンを押します。複数の回線にボックスを設定している場合は、対象のボックスを選びます。
ほかの回線に設定したボックスも配置する場合は、手順2〜手順3を繰り返します。
[閉じる]を押します。
転送先を設定する(必要に応じて)
転送の自動実行をする場合は、次の操作をします。
[ペーパーレスファクス設定(回線別)]画面で、[転送先]の設定ボタンを押します。
補足ボックスにペーパーレスファクス設定で作成された以外のジョブフローが関連付けられている場合は、ジョブフローの関連付けを削除してよいか確認メッセージが表示されます。[はい]を押すと、[新規転送先の設定]画面が表示され、新しい転送先を指定できます。
[転送先名]を入力します。
[転送先名]入力ボックスを押すと表示されるキーボードを使って、テキスト文字列を入力できます。
[宛先1]または[宛先2]にチェックを付け、文書の転送先を次のどちらかの方法で指定します。
(宛先表)を押すと表示される宛先表から、転送先を選ぶ
メールアドレス、FTPサーバー、および共有フォルダー(SMB)を選べます。
宛先表示エリアを押すと表示されるキーボードを使って、直接入力する
メールアドレスを入力できます。
補足直接入力できるのはメールアドレスだけです。FTPサーバーまたは共有フォルダー(SMB)を転送先にする場合は、先に複合機の宛先表を設定し、そのあと本画面を表示して、(宛先表)から設定してください。
複合機の宛先表は、ホーム画面の[仕様設定/登録]>[登録/変更]から設定できます。
宛先表示エリアを押してキーボードが表示されるのは、宛先が未設定、またはメールアドレスが設定されている場合です。FTPサーバーや共有フォルダー(SMB)が設定されている場合は、宛先表示エリアを押すとサーバーの詳細情報が表示されます。
保存するファイルの形式を選びます。
文字をテキストデータとして認識できる形式で保存する場合は、「OCR」が付いたメニューを選びます。
補足OCRがついたメニューは、オプション装着状況によっては、選べないことがあります。詳しくは、弊社の営業担当者にお尋ねください。
文書をプリントするかどうか、および自動転送の結果をメールで受け取るかどうかを設定します。
文書をプリントする場合
[プリント]にチェックを付け、排出先を選びます。
選べる排出先は、製品とオプション構成によって異なります。
自動転送の結果をメールで受け取る場合
[通知先]にチェックを付け、次のどちらかの方法で通知先を指定します。
補足この通知は、ボックスにデータが保存されたときの通知ではなく、自動転送の結果に対する通知です。
(宛先表)を押すと表示される宛先表から、転送先を選ぶ。
通知先表示エリアを押すと表示されるキーボードを使って、メールアドレスを直接入力する。
注記通知先だけ設定することはできません。必ず宛先またはプリントと同時に設定してください。
[閉じる]を押します。
[ペーパーレスファクス設定(回線別)]画面の[回線1]にボックス名が表示されます。
設定ボタンを押し、設定を終了する
設定が終了したら、[設定する]を押します。
ペーパーレスファクス受信用ボックスが複合機に設定されます。
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