富士フイルムビジネスイノベーション

「コミュニケーション」への取り組みと「働き方変革」の歴史

富士ゼロックスは2021年4月から「富士フイルムビジネスイノベーション株式会社」に社名を変更し、「富士フイルムグループの企業として、常にビジネスに革新をもたらす存在であり続けたい」との決意のもと、新たなスタートを切ります。当社は1962年に富士写真フイルム(当時、現富士フイルムホールディングス)と英ランク・ゼロックス社(当時、現ゼロックス・リミテッド)の合弁企業として創業して以来、より良いコミュニケーションを通じてお客様や社会の相互理解を促進することを基本的な理念としてきました。紙の情報を複写するゼログラフィーの技術でオフィスに変革を起こし、機械そのものでなく効用を提供するレンタルサービスという画期的なビジネスモデルを定着させる中で、当社の中核となる商品は、アナログ複写機、フルカラー写真機、デジタル複合機、複合機のネットワーク接続、そしてクラウド化へと変遷を遂げてきました。創業以来一貫して、知の創造と活用をすすめる環境の構築を通じたコミュニケーションの支援により、人々の働き方や生産性の革新をめざした価値を、変わることなく提供し続けてきました。

1960年代以降の日本は、大量生産大量消費の高度成長期であり、経済効率性に重きを置く「モーレツ」な働き方が当たり前の時代でした。そのような高度経済成長の中で、1970年、富士ゼロックスは「モーレツからビューティフルへ」という斬新なメッセージを世に打ち出しました。これは「モーレツ」ではない生き方やライフスタイルを社会に提言する、まさに「働き方変革」の先駆けとなるものでした。その後、1980年代に情報化社会が到来し、富士ゼロックスは世界の名だたるコンピューター会社に先駆けて「ネットワーク環境」「グラフィカル・ユーザー・インターフェース」「マウス」を備えた「ワークステーション」を核とした「ゼロックス・インフォメーション・ネットワーク・システム」を販売し、オフィス環境の「新しいカタチ」を提案しました。その後、1990年代の複合機のデジタル化/カラー化の時代には、知識社会の到来を見通して「The Document Company」を宣言し、知のネットワーキングを提言、2000年代には複写機単体からネットワーク化・サービス連携へと発展させ、より広い範囲でのお客様の課題解決に貢献してきました。

近年、ビジネスは多様化、グローバル化し、複数の企業間でグローバルにコラボレーションしながら事業を進めていく時代となり、コミュニケーションがビジネスを支えるのみでなく、変革をも左右するようになっています。ICT(Information and Communication Technology)やIoT(Internet of Things)の発展で世界中がネットワークでつながり、メディアも多様化する中で、当社は、長年にわたり培ってきたAI(人工知能)、コミュニケーション全般における技術やノウハウを通じ、これからもビジネスのあらゆる場面でお客様の課題解決や増力化に貢献します。また、個々の企業の課題解決に貢献するだけでなく、自治体や地域コミュニティなどへも視野を広げ、新しいコミュニケーション環境を提案いたします。そして、お客様の競争力強化や働き方変革といった社会課題の解決を通じ、お客様の価値創造を支援します。

「The Document Company」を宣言し、知識社会における知のネットワーキングを提言1970年に行われた「ビューティフル」キャンペーン

1970年に行われた「ビューティフル」キャンペーン