ユーザー機能

原稿文書について

Q1:原稿文書(原文)に制限はありますか?

A:ページ数(100ページまで)、ファイルサイズ(100MBまで)の制限があります。セキュリティのかかった文書は翻訳できません。また、Type3などの特殊な文字情報を含む電子文書は正しく翻訳できません。

Q2:Microsoft® Office文書を翻訳できますか?

A:Office2007以降のWord文書(docx/docm)とPowerPoint®プレゼンテーション(pptx/pptm)に対応しています。Excel®には対応していません。
Excel®やその他の原稿文書を翻訳する場合は、PDFまたはXDW形式に変換してご利用ください。

Q3:セキュリティーの施された文書は翻訳できますか?

A:セキュリティの施された文書(印刷や変更が禁止された文書)は翻訳できません。 セキュリティを解除した状態でご利用ください。ただし、読み取りが保護されていないOffice文書は翻訳できます。

Q4:白抜き文字・低い背景中の文字・写真・グラフ内の文字は翻訳できますか?

A:均一色領域中の白抜き文字列は翻訳可能です。また、表のセル中の文字列(白抜き除く)は翻訳可能です。
ただし、表の色つきセル中の白抜き文字は翻訳できません。
また、グラデーション、写真、グラフ、図中の文字列については、翻訳できません。

Q5:振り仮名付きの原稿は翻訳できますか?

A:振り仮名を誤認識する場合があり、本文、振り仮名ともに正しく翻訳されないことがあります。

Q6:繁体字中国語で利用可能な文字は何ですか?

A:繁体字で利用可能な文字であり、BIG5で簡体字に対応しているもののみ利用可能です。

Q7:文字の大きさによって翻訳精度は変わりますか?

A:概ね文字の大きさが8 pt~36 ptであれば、翻訳精度に大差はありません。
上記範囲以外のサイズの文字は翻訳が難しくなったり、翻訳されても翻訳精度が低下することがあります。

Q8:文字の書体によって翻訳精度は変わりますか?

A:標準的な書体以外では、翻訳精度が極端に劣化する場合があります。

Q9:手書き文字は翻訳できますか?

A:翻訳できません。翻訳結果が出力された場合でも、精度は活字文字を翻訳する場合に比べて極端に劣化します。

Q10:用紙サイズの異なるページで構成される文書を翻訳できますか?

A:複合機から紙文書を翻訳する場合、用紙サイズの異なるページが混在する文書は翻訳できません。文書を同サイズの原稿の束に分割して読み込ませてください。
一方、電子文書であれば用紙サイズの異なるページが混在する場合でも翻訳できます。

Q11:用紙向きの異なるページで構成される文書を翻訳できますか?

A:複合機から紙文書を翻訳する場合、用紙向き(縦原稿/横原稿)の異なるページが混在する文書は翻訳できません。文書を同じ向きの原稿の束に分割して読み込ませてください。
一方、電子文書であれば用紙向きの異なるページが混在する場合でも翻訳できます。ただし、各ページの文字は読める向き(正立)になっている必要があります。

翻訳されない

Q12:文章の一部が翻訳されません。

A:

  • スキャン文書では、文章中に文字認識に失敗する文字が含まれていると翻訳できない場合があります。
  • 電子文書では、テキストコードを持つ文字と持たない文字が混在したページの場合、テキストコードを持たない文字は翻訳対象にならない場合があります。電子文書を作成するアプリケーションによっては、特定の条件下で文字にテキストコードを持たせず、画像として配置するものがありますので、このような文字は翻訳されない場合があります。
  • まれにサービスの状況によって文書の一部が翻訳できない場合があります。

Q13:ページ全体が翻訳されません。

A:

  • ページの大部分が写真や図である場合、ページ全体が翻訳されない場合があります。
  • ページ全体に地紋やグラデーションなどの装飾が施されている場合、ページ全体が翻訳されない場合があります。
  • 電子文書では、原稿によっては、箇条書き記号など、ごく僅かな部分だけがテキストコードを持つ場合があり(文字を選択しようとすると、ごく一部の記号だけが選択できるケースです)、このようなページでは文章が全く翻訳されない場合があります。
  • まれにサービスの状況によって翻訳できない場合があります。

Q14:ヘッダーやフッターだけが翻訳され、本文が翻訳されません。

A:

  • ヘッダーやフッター部分以外の背景部に地紋やグラデーションなどの装飾が施されている場合、その部分は翻訳されないことがあります。
  • 電子文書では、テキストコードを持つ文字と持たない文字が混在したページの場合、テキストコードを持たない文字は翻訳対象にならない場合があります。原稿によっては、ヘッダーやフッターだけがテキストコードを持つ場合があり(文字を選択しようとすると、ヘッダーやフッターだけが選択できるケースです)、このようなページではそれ以外の文章が翻訳されないことがあります。

Q15:白抜き文字は、翻訳される場合とされない場合があります。

A:

  • スキャン文書では、白抜き文字の背景の大きさが小さい場合、翻訳されないことがあります。また、白抜き文字の線幅が細い場合にも翻訳されないことがあります。
  • 電子文書では、テキストコードを持つ文字と持たない文字が混在したページの場合、テキストコードを持つ文字だけが翻訳対象となります。白抜き文字がテキストコードを持っていない場合、翻訳されません。

Q16:図・イラスト・グラフの中の文章が翻訳されません。

A:図やイラスト中の文書は翻訳されません。ただし、図・イラスト・グラフの種類や形状によっては翻訳されることがあります。

Q17:表の中で、翻訳されないセルがあります。

A:色背景を持つセル中の文字は翻訳されないことがあります。また、数字だけのセルは翻訳されません。

Q18:写真で撮影した文字が翻訳されません。

A:翻訳されません。

Q19:大文字の英文が翻訳されません。

A:文章や文章を構成する単語によって固有名詞と認識され、翻訳されない場合があります。

Q20:文字装飾(斜体など)された文章が翻訳されません。

A:

  • スキャンした文書の場合は翻訳されません。
  • 電子文書の場合は、修飾された文章がテキストコードを持っている場合に限り、翻訳できる場合があります。

Q21:翻訳完了までの見込み時間になっても終わりません。

A:文書のサイズや受付状況に応じて処理終了時間を予測しています。このため、必ずその時間に終了することを保証するものではありません。

Q22:DocuWorks文書の一部が翻訳されずに欠けています。

A:DocuWorks文書に含まれるアノテーション(テキストや付箋など)は処理の対象外で翻訳されません。また翻訳結果の文書にもアノテーションは含まれません。

翻訳結果について

Q23:絵/写真付き文書の翻訳結果において、写真内に無意味な文字列が表示されました。

A:小さい絵/写真や境界不鮮明の写真が使用されている場合、絵/写真の一部を翻訳対象として誤認識する可能性があります。

Q24:白黒文書で文字のないところに訳語が現れます。

A:白黒写真の一部分が文字列と認識され、無意味な文字列(記号列など)が出力されることがあります。

Q25:韓国語を翻訳すると、カタカナが羅列された文字列が出力されます。

A:正しく文字認識できなかった場合や、翻訳できない単語が含まれていた場合、韓国語の読み(表音)に近い文字列が出力されることがあります。

Q26:2段組みの領域が、ひとまとまりで翻訳されます。

A:文章領域間の距離が非常に近い場合、1つの領域と認識されて翻訳されることがあります。

Q27:段組み間に跨る文章が正しく翻訳されません。

A:段組み領域単位で翻訳するため、段組み間に跨る文章は正しく翻訳されません。

Q28:ページを跨った文章が正しく翻訳できません。

A:段組み領域単位で翻訳するため、ページ間に跨る文章は正しく翻訳されません。

Q29:翻訳結果を再び元の言語に翻訳しても、オリジナルの文章に戻りません。

A:これは、1回目の翻訳で意味解釈をして、更に2回目の翻訳で意味解釈をする工程をとるため原則もどりません。

Q30:長い(文字数の多い)単語が翻訳できません。

A:ひとつの単語が極端に長い(文字数が多い)場合、システムが連続する複数の単語として処理することがあります。

Q31:ルビ風翻訳の場合、ルビの文字サイズはどのように決まりますか?

A:6pt~9ptの範囲で原稿文書の文字の大きさや行間に応じて決定されます。

Q32:中国語の文法(文型)に従って翻訳がされません。

A:日中/中日/日韓/韓日翻訳では以下の条件で原文を分割し翻訳することがあります。

  • 「。??!!;;」などの文字がある場合。
  • 「..」などの前に数字が無い場合。

Q33:文章によって、括弧部分がそのままの文章と、記号になる文章があります。

A:翻訳エンジンが対応していない文字が入力された場合、翻訳エンジンの仕様に従って、「〓」等の文字として出力されます。

Q34:タイトルなど、短い文や単語が翻訳されません。(例:簡体中国語→日本語で「好朋友?婚了」が翻訳されない。)

A:システムは企業名やロゴを原文のまま残すため、以下の条件にあてはまる短い文や単語は翻訳されません。

  • 文書内のどこかにテキスト情報が存在する。(例:日付だけテキスト情報、他の部分(文章含め)は全て画像。)
  • 縦横比が所定比率未満の画像情報として埋め込まれた一行の文。
  • 注記 文書全体を画像に変換することで回避できます。

Q35:英単語など、原文の言語に指定していない言語の語も翻訳されてしまいます。

A:仕様です。原文の言語に指定した言語以外の語もできるだけ翻訳する仕様になっています。

Q36:WordやPowerPoint®の変更履歴は翻訳結果に残りますか?

A:変更履歴は削除され、翻訳結果に残りません。ただし、ドキュメントに埋め込まれたXMLデータ(カスタムXML)の変更履歴は削除されずに、翻訳結果に残ります。

翻訳結果のレイアウトについて

Q37:図やイラストの一部が崩れます(文字に置き換わる)。

A:図やイラストの形状、大きさにより、全体または一部分が翻訳対象の文字と認識されることがあります。このような場合、置換え翻訳では、原文原稿の文字を訳文で置き換えるため、図やイラストの一部が崩れたように見えることがあります。

Q38:目次ページのレイアウトが崩れます。

A:見出し文字列とページ番号との間にリーダー(“・・・”など)が存在する目次ページでは、翻訳結果のレイアウトが大きく崩れることがあります。

Q39:グラフの軸項目の文字が正しく再現されません。

A:複数の軸項目が、一つの文章領域として認識され、翻訳されることがあります。

Q40:箇条書き記号と、訳文の対応がずれます。

A:箇条書き記号が画像で保持される電子文書では、翻訳結果において箇条書き記号と翻訳結果の文章の位置関係が保持されない場合があります。

Q41:WordやPowerPoint®の翻訳結果のレイアウトが崩れます。

A:WordやPowerPoint®の文書を翻訳した場合、翻訳結果のレイアウト調整を行いません。そのため、訳文の長さによってはレイアウトが崩れたり、文の一部が隠れて見えなくなる場合があります。

Q42:Word文書やPowerPoint®文書を翻訳した結果を開くと、文字が正しく表示されません。

A:Word文書、PowerPoint®文書を翻訳するとフォント情報がなくなるため、正しい文字が表示されない場合があります。
正しい文字が表示されない場合、Word、PowerPoint®のフォント設定から、訳文の言語に対応したフォントを設定することで、正しい文字が表示されます。

翻訳結果の文字装飾について

Q43:アンダーラインが消えます。

A:置換え翻訳では、アンダーラインは再現されません。

Q44:原文原稿のマーカーが翻訳結果に残っています。

A:原文原稿の文章にマーカーがひかれている場合、翻訳結果において、対応する訳文の位置に関わらず原文原稿と同じ位置にマーカーが再現されることがあります。

Q45:文字の色が文章全体に反映されます。または、文字の色が全く反映されません。

A:文字色は、文章単位で翻訳結果に反映されます。
例:「赤い花です。」→「It is a red flower.」(「赤い花」のみ赤色、「It is a red flower.」全体が赤色)
文章に複数の文字色が含まれる場合、翻訳結果に文字色は反映されません。
例:「赤い花と青い花です。」→「It is a red flower and a blue flower.」(「赤い花」のみ赤色、「青い花」のみ青色、ここは黒のまま。)

Q46:Word や PowerPoint®の翻訳で、文が分断されたように翻訳結果が不自然になる場合があります。

A:文中に次のような要素が含まれる場合は、その前後で文が分断されて個別に翻訳されるため、翻訳結果が不自然になる場合があります。

  • Wingdingsなどの記号フォント
  • クイックパーツ(文書のプロパティ、フィールド)
  • ハイパーリンク
  • 数式
  • ワードアート
  • 索引エントリ
  • ルビ
  • プロパティ
  • 改行(Shift + Enter)

Q47:Word や PowerPoint®の翻訳で、脚注やコメントの位置が変わる場合があります。

A:文中に含まれる次の要素は、翻訳結果では元の位置ではなく段落の先頭に移動されます。

  • ブックマーク
  • 脚注
  • 文末脚注

また、文中に含まれる次の要素は、翻訳結果では元の範囲指定ではなく段落全体に範囲指定が設定されます。

  • コメント

専門辞書、ユーザー辞書について

Q48:辞書が利用できません。

A:辞書は、英語から日本語へ、または日本語から英語への翻訳でのみ利用できます。
それ以外の翻訳では辞書を利用することはできません。

Q49:英⇒日のユーザー辞書作成時に注意すべきことは?

A:

  • 前置詞、接続詞、助動詞、限定詞、記号と大文字小文字の違いは無視して見出しが重なる語の登録は避けてください。
    例) "Do"という名前など。
    品質に悪影響を与える可能性があります。
  • 左に形容詞がある名詞句の登録はご注意ください。さらに左から副詞がかかる可能性がある場合、副詞が適切に処理できません。
    例)"old man"

Q50:専門辞書とは何ですか?

A:

  • 「理学、医学、工学、農林水産業、政治・経済、人文・教養、芸術、スポーツ、生活・趣味」の9つの分野において、専門的な単語および特殊な使われ方をする単語を登録した翻訳用辞書です。
  • 翻訳言語が英語の時のみ利用可能です。

Q51:どの専門辞書を選んだらよいかわかりません。

A:「スキャン翻訳サービス ユーザーガイド」(1. 概要「専門辞書とユーザー辞書」)に記載の、専門辞書に収録された専門用語の分野一覧をご参照ください。

Q52:ユーザー辞書に単語登録する際、"The"は必要ですか?

A:不要です。翻訳時に付与して出力するため、付けずに登録してください。

Q53:文書翻訳において単語翻訳(ルビ)を選択した場合、ユーザー辞書に登録した単語はどう訳されますか?

A:単語翻訳(ルビ)を選択した場合、適用したユーザー辞書に該当する単語はすべて翻訳されてルビ表示されます。

Q54:商標登録や著作権の記号(®、TM、©など)は登録できますか?

A:商標登録や著作権などの記号は、文字コードが対応していないため登録できません。ご了承ください。

Q55:箇条書き記号(例:○●▲△□■など)は登録できますか?

A:登録できます。ただし、記号を登録しても文章の構造や内容により、箇条書きの記号としては認識できない場合があります。

Q56:熟語(例:earlier thanなど)は登録できますか?

A:登録できます。ただし、名詞的表現ではない文字列を登録すると翻訳に失敗することがあるため推奨いたしません。

Q57:ユーザー辞書に単語登録する際、既存の単語(原語)と同じ単語を登録した場合、どうなりますか?

A:同じ単語を辞書で登録した場合、既存の単語に関してステータスが「使用しない」となります。

Q58:ユーザー辞書に登録した単語訳が翻訳結果で表示されない時があります。

A:

  • 単語によってはシステム辞書の単語訳が優先される場合があるため、ユーザー辞書の単語訳が翻訳結果に反映されない場合があります。
  • ユーザー辞書では1つの単語に対し品詞の異なる複数の訳語を登録することはできますが、品詞の設定が翻訳結果に正しく反映されない場合があります。

例)
<ユーザー辞書へ以下を登録>
「名詞-モノ」:原文単語:あああ → 訳文単語:AAA
「名詞-その他」:原文単語:あああ → 訳文単語:AEA
<結果>
原文:あああは物です。あああは物ではありません
     ↓
現状:The AAA is a thing. The AAA is not a thing.
理想:The AAA is a thing. The AEA is not a thing.

Q59:同義語の登録(fujifilm, FujiFilm, FUJIFILMなど)はできますか?

A:登録できます。

Q60:"Windows Server 2003"が"Windows Server 2003年"と翻訳されます。

A:数字も含めて単語登録していただくと、数字として翻訳されます。
例)
[英語] “Outlook 2007”、[日本語] “Outlook 2007”
[品詞] “名詞-その他”として登録。

Q61:専門辞書とユーザー辞書に同じ単語が登録されており、両方適用した場合、どちらが優先されますか?

A:ユーザー辞書が適用されます。

Q62:文書の一部で、辞書に登録されたとおりに翻訳しない場合があります。

A:複雑な文や構文的に誤った文などは、辞書を使わずに翻訳する場合があります。