富士フイルムデジタルソリューションズ
グループでの導入に先駆けて基幹システムをMicrosoft Dynamics 365に切り替え
Fit to Standardで、Dynamics 365の導入を約6か月の超短期導入にて実現
導入の背景と狙い
富士フイルムデジタルソリューションズは会計システムをSAPからDynamics 365へと切り替えを行いました。
導入背景として、2022年1月に富士フイルムデジタルソリューションズが新たに設立しましたが、基幹システムは買収元のSAPを利用しており、速やかな切り替えが必要となったことが要因の1つに挙げられます。迅速なシステム導入を実現するため、アドオン開発を極力行わないFit to Standardの導入で約半年という短期間での稼働が可能となり、将来に向けた変化の許容度も最大限に確保されています。
富士フイルムビジネスイノベーショングループでは次期基幹システムとして、全面的にDynamics 365の展開を計画しています。データ連携、クラウド対応等、DX化の先鞭としての導入を実施しました。
ソリューション・業務範囲・既存システム連携
ソリューション:Microsoft Dynamics 365 Finance & Operations
業務範囲:債権管理、債務管理、固定資産管理、財務会計
既存システム連携:給与システム、経費精算システム、キャッシュマネジメントシステム、及び富士フイルムホールディングス連結会計システム
導入のポイント
- Fit to Standardをプロジェクト憲章として明文化。経営陣、プロジェクトメンバー、
導入ベンダーが共通認識を持ち、実現することをコミット - 会計業務、現システムを熟知しているメンバーを専任化し、主体的に進める体制を構築。
システム要件を即座にDynamics 365に反映し、機能・業務フローを確認するSprint(アジャイル)型の導入方法を採用し、実業務との乖離が小さく、本当に必要な機能のみを実装することに成功 - テストとフィードバック等も簡略化ができ、人的リソースも最小限に
今後の展開
今回はFit to standardでパッケージに合わせる形で導入を進めました。
今後はPower Platform等を活用し、ローコードで必要な機能を強化することにより、クラウドのメリットを最大限に享受しつつ、より使いやすいシステムを目指していきます。
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