資源循環システム
富士フイルムビジネスイノベーションは『使用済み商品は廃棄物ではなく、貴重な資源である』との考えに基づく、商品のライフサイクル全体で環境負荷低減を目指す資源循環システムを国内だけでなくアジア・パシフィック、中国地域にも構築しています。その仕組みの中で発生する使用済み商品に対する企業の社会的責任を果たすため、クローズド・ループの資源循環型生産を行なっています。
最優先の部品リユースと厳しい品質基準のもと、新品同等の品質を確保しています。また『リユース部品を使用して組み立てた商品』と『新品部品のみで構成している商品』を同一ラインで生産し、商品組立で培われたノウハウや富士フイルムBI流生産方式による生産革新が如何なく発揮され、環境負荷の低減と高い生産性を両立しています。
資源循環型生産を支えるノウハウ
受入・層別
厳しい品質基準を満たす使用済み商品を受入します。
また使用済み商品の印刷枚数などの履歴をメモリーカード等から読み込み、部品寿命が診断され、その後の分解/リユース/修理/廃棄などの処理方法が確定されます。
ドライアイス洗浄
リユース可能な部品や金属は、チップ化されたドライアイスにてブラスト洗浄されます。ドライアイス洗浄は、ドライアイスの昇華により乾いた汚れを除去し、水や洗剤を使用しない環境にやさしい洗浄方法です。
機能検査
新品同等の品質を保証するため、部品の寸法精度や強度検査などリユースの可否を徹底した機能検査で診断します。
キッティング
従来からの商品組立で培われたノウハウで、商品組立ラインへの部品供給を行うため、1台分ずつキッティングして搬送しています。
この時、リユースができない部品は、新品部品が補充されます。