役員ご挨拶
被災されたかたがたのいち早い生活再建を目指し
防災・減災DXを推進する
常務執行役員 槙島 章之
私たちは創業以来、全国の自治体様や企業様に向けて、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進をご支援してまいりました。お客様を通じてデジタル技術を社会へ浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革する取り組みを続けています。
昨今、地震や水害、風害など大規模な自然災害が頻発しており、そのたびに復旧・復興が遅れ、被災者の生活再建が進まない状況が多く報告されています。このような課題に対応するため、私たちはこれまで富士フイルムが培ってきた画像技術や独自のアルゴリズム、AI技術を駆使し、防災・減災DXを推進。被災されたかたがたがいち早く生活再建に向かうためのご支援に取り組んでいます。
今後30年以内に、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震が70~80%の確率で発生すると予測されており、異常気象による大雨などの水害もさらに増加することが見込まれています。このような未来に備え、私たちは国や地方自治体との連携を一層強化し、災害レジリエンスへの貢献に努めてまいります。
富士フイルムグループのパーパスである「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」に基づき、私たちは復旧・復興を通じて被災地に笑顔が戻り、また、その笑顔の回数が増えていくことを強く願っています。 お客様やその先にある社会課題を共に解決することで、笑顔を増やし、それによって弊社で働く従業員みんなの笑顔も増やしていく。 そのような理念を持って40年あまり成長を続けてきました。これからもその成長を続けることで、豊かで持続可能な社会の実現を目指してまいります。
国・自治体・民間企業の架け橋として
住民サービスの新たな「三方よし」を創造する
執行役員 石田 教展
創業以来、地方自治体様を対象とした戸籍電算化事業・住民情報ソリューション、アウトソーシングソリューション、民間企業様を対象としたデータ・プリント・サービス、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業に携わってまいりました。
私たちの役目は、お客様の各業務プロセスの課題に立脚し、ソリューション構築やサービス提供を通じた効率化や増力化のサポート、機密情報を取り扱う上でのセキュリティー構築や品質管理を行うことです。社会貢献に資する取り組みへの挑戦と改善を繰り返す中、多くの示唆を頂くことがお客様の期待値に応える原動力となっております。
現代に脈々と引き継がれる近江商人「三方よし(買い手よし・売り手よし・世間よし)」の理念を踏襲し、新たに「国よし・自治体よし・民間企業よし」を現代の「三方よし」として定義することで、DX(デジタルトランスフォーメーション)のうねりを伴うNeverStopの波を起こしてまいります。
国のデジタル化を背景とした官民連携DXの推進に向けては、導入で終わることなく、導入後のCX(カスタマーエクスペリエンス)に基づくCS(カスタマーサティスファクション)が必要不可欠です。私たちは、業務運用を理解したサービス設計からシステム構築・データ整備、そしてCS実現に向けた運用フォローに至るまで、一気通貫のBPaaS(ビジネス・プロセス・アズ・ア・サービス)により、国・自治体・民間企業の架け橋として、新たな「三方よし」を創造してまいります。
「変革力」と多様性を基盤に
お客様と社会の持続的発展に貢献する
執行役員 白鳥 由美子
私たちは1988年の創業以来、お客様の課題解決に取り組むとともに、最終的なサービスの受け手となる住民や消費者の皆さまの生活を豊かにすることを目指して活動してまいりました。価値ある最適なサービスをお届けするためには、業務知識や技術力に加え、私たち自身が環境の変化に柔軟に対応する「変革力」を持つことが大切であると考えています。
その基盤として、従業員一人ひとりが健康であること、そして多様な価値観を尊重し合い、誰もが自分らしく活き活きと働ける環境づくりを重視しています。この方針のもと、2019年には『健康経営宣言』を策定し、2023年には「DE&I推進委員会」を設立。また、これらの活動を通して、「健康優良法人ホワイト500」や「くるみん」「えるぼし(2つ星)」等の認定の取得にも力を注いでいます。さらに、障がい者雇用においては、2013年に専任組織「チャレンジドセンター」を設立し、ステークホルダーの皆さまから高い評価をいただいております。
私たちは、富士フイルムグループの「企業行動憲章」および「行動規範」に基づき、事業活動のあらゆる局面で明確な方針を定め、それを日々の活動に根付かせるべく、さまざまな施策に取り組んでおります。お客様に安心してサービスをご利用いただくために、公正かつ透明な事業活動を推進し、すべてのステークホルダーの皆さまと適切な協働を進めることでお客様、そして社会の発展に貢献してまいります。
お客様の業務へ新たな価値を
信頼と協創の真のパートナーシップを追求する
執行役員 堀内 浩司
私たちはこれまで、情報を「伝える」「届ける」というプロセスを支えるパートナーとして、データ・プリント・サービスやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの分野でお客様のビジネス課題に向き合い、解決に向けてお客様と共に取り組んでまいりました。近年では、デジタル技術やAIを活用し、情報管理・活用の高度化を推進することで当社のサービス領域を大きく拡げています。
情報の安全な管理と確実な伝達は、企業が信頼を得る上で欠かせない要素です。そして、市場環境の変化に伴い、その重要性は一層高まり、取り組みは年々多様化・複雑化しています。私たちは、こうした変化に柔軟に対応し、お客様の情報管理や伝達プロセスを効率化することで、業務負荷を軽減し、さらにお客様の業務そのものに新たな価値を生み出すソリューションの提供を目指しています。
私たちの使命は、「より速く、よりわかりやすく、より確実に」情報を届けることです。この使命を果たすため、セキュリティーの強化やサービス品質の向上に全力で取り組み、お客様から信頼いただけるプロセスとサービスを提供し続けてまいります。
また、持続可能性の追求やDX(デジタル・トランスフォーメーション)への対応は、現代社会における最重要課題のひとつです。私たちは、富士フイルムグループの技術力と豊富な知見を最大限に活用し、クラウドネイティブ型の「BPaaS(ビジネス・プロセス・アズ・ア・サービス)」を通じて、これら課題に挑むお客様を強力にご支援いたします。
私たちは、お客様との信頼関係を基盤に共に価値を創造し、豊かで持続可能な未来の実現を目指しています。単なるサービスの提供に留まらず、お客様とともに成長し、新しい未来を切り拓くことで真のパートナーシップを追求してまいります。