このウェブサイトはクッキーを使用しています。このサイトを使用することにより、プライバシーポリシーに同意したことになります。

ホーム お知らせ 学生・教員・実習先指導教員の3者間における円滑なコミュニケーションを支援する 「教育実習支援システム」を提供開始 教育実習における学生と指導教員の負担を軽減し、実習を通じた学習効果を向上
ニュースリリース

2025年5月26日

   

学生・教員・実習先指導教員の3者間における円滑なコミュニケーションを支援する
「教育実習支援システム」を提供開始
教育実習における学生と指導教員の負担を軽減し、実習を通じた学習効果を向上

   

富士フイルムシステムサービス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上 あまね)は、教職課程を置く大学や通信制大学・短期大学などの教員の養成校向けに、「教育実習支援システム」を6月1日より提供開始します。本システムは、教員を目指す養成校の学生と指導教員、実習先の指導教員の円滑なコミュニケーションを支援し、教育実習における記録から評価までの一連のプロセス*1を効率化するものです。学生と指導教員の負担を大幅に軽減し、実習を通じた学生の学習効果の向上に貢献します。

これまで当社は、薬剤師や看護師など*2の養成校向けに、220校以上で実習支援システムを提供してきました。特に、薬剤師養成校向けの実習支援システムは、全国にある薬科大学・薬学部の約9割*3に導入され、毎年約10,000人の学生が利用しています。「教育実習支援システム」は、これまでの実績で培った豊富な知見とノウハウを活かし、教員の養成校向けに新たに開発したものです。

教員を目指す学生は、小学校、中学校、高等学校のいずれかで教育実習を行います。教育実習の位置づけは、教員養成において重要であり、理論と実践を往還*4しながら、教員としての実践力や生徒理解力など包括的な力量を養います。しかし、実習中の学生と養成校の指導教員、実習先の指導教員のコミュニケーションは紙での運用が主体であり以下の課題があります 。

  1. 学生の負担:実習中の学生は、学習内容を紙の実習日誌に記録する必要があり、多くの時間と手間を要しています。
  2. 指導教員側の負担:養成校の指導教員と実習先の指導教員は、学生の日誌へのコメント記入に多くの時間を割いています 。特に、実習先の指導教員は、自身が担当する授業の通常業務に加え、教育実習に関する指導業務*5も担う必要があり、慢性的な教員不足や働き方改革が求められる教育現場において、さらなる負担増となっています。
  3. タイムリーな指導が困難:養成校の指導教員は、学生の実習の状況をリアルタイムで把握する手段が限られ、的確な指導や迅速なフォローアップが難しいという問題があります。

本システムは、学生の実習記録から、養成校の指導教員および実習先の指導教員による記録の確認・コメント記入・評価まで、一連のプロセスをウェブ上で行えるように設計されています。本システムの特長と期待される効果 は以下のとおりです。

  1. 学生の負荷軽減:学生は実習の記録をデジタル入力できるため、手書きの負荷が軽減します。それにより生まれた時間を、授業設計や生徒への対応など、教育実習の質を高める時間に充てることができます。
  2. 指導業務の負荷軽減:養成校の指導教員と実習先の指導教員も、学生と同様にコメント記入を手書きで行う必要がなくなり、ウェブ上で対応できるようになります。これにより、記入の負担が軽減され、業務の効率化が図れます。また、実習記録の確認やコメント記入、評価の登録も時間や場所にとらわれずに対応できるため、それぞれの業務スケジュールに応じた柔軟な指導が可能になります。
  3. タイムリーな指導が可能:養成校の指導教員は、学生の実習状況を本システムでリアルタイムに把握でき、タイムリーで的確な指導が可能になります。
  4. 複数の指導教員による連携指導の促進:実習先に複数の指導教員がいる場合も、それぞれのコメントや評価がシステム上で共有・可視化されるため、指導者間で連携しながら学生に様々な視点での網羅的な指導を行うことが可能です。
お問い合わせ
報道機関の方からのお問い合わせはこちら

富士フイルムシステムサービス株式会社 経営統括本部 経営企画部 広報グループ

本件に関するお客様からのお問い合わせ先