統合マネジメントシステム

富士フイルムサービスリンクでは、経営基盤を強化するために2014年度にEMS(環境マネジメントシステム)、2015年度にISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を取得し、2016年度はQMS(品質マネジメントシステム)の認証を取得しました。
この活動を効果的且つ効率的に推進するにあたり、グループとしての統合マネジメントシステムの考え方注1で取り組んでおります。

  • 注1 富士フイルムビジネスイノベーションは2003年から、CSRを基盤として経営を行っておりますが、今まで富士フイルムビジネスイノベーションは、事業内容や組織の特性に応じて、事業所毎、組織毎、関連会社毎にISOのマネジメントシステム、すなわち品質、環境、情報セキュリティ、労働安全衛生の認証を取得してきました。これら個別に存在していたマネジメントシステムの認証を2016年度から富士フイルムビジネスイノベーション全体で統合し、「CSR経営を支える基盤」として本来業務とマネジメントシステムとを一体化することによって、会社全体の業務プロセスの改善や効率化に繋げるため、統合マネジメントシステムをスタートしました。
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環境への取り組み

「富士フイルムグループ グリーン・ポリシー」と富士フイルムビジネスイノベーションおよび関連会社の共通する価値観「私たちが大切にすること」の一つ「環境」を受け、持続可能な社会に向けてのビジョンである「エコロジー&セーフティビジョン」を制定しています。ビジョン実現に向けた方針として「エコロジー&セーフティ基本方針」を定め、世界トップレベルの環境経営の実現を目指します。

エコロジー & セーフティビジョン

環境保全と安全確保は企業の存立基盤であるとの認識に基づき、全従業員をあげて、環境負荷の低減およびお客様・市民・従業員の生命・財産の保護に対する万全の配慮を払った事業活動を営むとともに、その維持向上に尽くします。

  1. 法規制・自主規制の順守
    事業活動の遂行においては、環境保全および安全性に関する諸法規および業界基準は最低限の順守事項とし、それらに加えて制定した社規内程・基準を順守します。

  2. 省資源/省エネルギーへの取り組み
    商品系および事業事業所計の双方において、資源・エネルギーの節約、再資源化、再生資源利用等を推進するとともに、環境影響評価に基づく事業活動全体での省資源・省エネルギーに努めます。
  3. 最新技術の開発・導入
    環境保全・商品安全に関する先進的技術の開発・導入を図り、一層の環境負荷低減および商品安全向上に努めます。
  4. 管理システムの改善・強化
    各種監査等の実施により、環境保全・商品安全に関するマネジメントシステムの一層の改善・強化を図ります。
  5. 社会との調和の向上
    環境保全・商品安全に関する行政プログラム、業界活動および地域活動に企業として参画し、また従業員の自主的な参画を支援する企業市民活動に積極的に取り組むことにより、社会との調和の向上に努めます。
  6. 環境マーケティングの実践
    お客様の環境ニーズを把握・共有し、環境保全活動を通じて培った知見を活用して、お客様における環境経営度の向上に貢献します。
  7. 情報の公開
    環境保全・商品安全活動に関する情報を積極的かつ広く社内外に公開し、その評価を活動に生かします。
  8. 不測の事態への対応
    不測の事態により、地域環境への悪影響の発声もしくは発生の毛ねんまたは商品安全事故等の問題が発声した場合は、誠意をもって迅速かつ適切な解決を図るとともに、徹底してその再発防止に努めます。
  9. 教育・啓発
    環境保全・商品安全に関して従業員を教育し、その意識を高めるとともに本方針に沿った行動を促します。
  10. パートナーとの協業
    協力会社・パートナーに対しても理解を求め、本方針に沿った事業活動を一体となって展開するよう努めます。
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情報セキュリティ

お客様の大切な情報資産を守ります

当社は、ドキュメントサービス&コミュニケーションのしくみを構築し、お客様のグローバルなドキュメント・プロセスを標準化・効率化することに貢献しています。これらの事業活動に関連して、お客様などの多くの皆様の情報資産を取り扱うことになります。

お預かりした情報資産の重要性を認識し安全に管理することは、当社の重要な資産のひとつと考えます。お客様に安全、安心で信頼性の高いサービスを提供するために、万全の体制を構築し、安全管理措置をはじめとするさまざまな情報セキュリティ対策を実施しています。
当社は、次の認証を取得し、情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC27001)を実施しています。

情報セキュリティ基本方針

富士フイルムビジネスイノベーションおよび関連会社は、お客様をはじめとしたステークホルダーの皆様にご安心いただける企業を目指すため、情報セキュリティの維持・強化を図るとともに、継続的な改善に努めます。

  1. 情報セキュリティの目的
    お客様・お取引先様からお預かりした情報や自社の技術情報をはじめ、重要な情報を、漏えい・改ざん・消去などにつながるさまざまな脅威から守り、適切に取り扱うことを、情報セキュリティの目的とします。特に、お客様の機密情報および個人情報を扱う場合は、より厳しい管理・運用をすることにより、情報漏えい防止に万全を期します。
  2. 情報セキュリティの運用
    全社統制のもと、法令、契約および社内規程を遵守し、情報セキュリティを適切に管理・運用します。具体的には、リスクアセスメントをもとに各種施策の実施、点検、改善を行うとともに、教育・啓発により、従業者の意識醸成を図ります。
  3. 情報セキュリティ事故の管理
    万一、事故が発生した場合には、被害拡大防止等の初動対応および経営層・関連組織へのエスカレーションを迅速に実施することで、影響を最小限に抑えるとともに再発防止に努めます。
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品質への取り組み

品質保証基本方針

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社および関連会社は、お客様の満足と信頼が得られる品質の商品をタイムリーに提供する上で、市場における卓越した水準を実現し、会社の発展と社会への貢献を目指します。

  1. お客様の満足向上への姿勢
    CS行動指針および科学的思考に基づく継続的な改善・改革活動を実現し、すべての事業分野のお客様満足度で最高位の獲得を目指します。
  2. 安全と環境への取り組み
    エコロジー&セーフティビジョンで目指す安全と環境における世界のトップレベルを追求します。
  3. 情報管理・情報公開の姿勢
    社員行動規範および会社情報取扱規程に基づく社会的要請の高いレベルでの実現を徹底します。
  4. 遵法性と社会貢献への姿勢
    遵法性の徹底はもとより、社会的要請を踏まえた世界的レベルの自主設定基準の設定・遵守と同時に「知の創造と活用を進める環境の構築」を実現する商品の提供により社会に貢献します。
  5. お客様への品質保証範囲の明確化
    お客様の満足と信頼を得られる卓越した水準の品質保証範囲を持つ商品の、定常的かつ継続的な提供を追求します。
  6. 商品提供責任
    お客様に対する商品提供者としての責任を常に全うするとともに、お客様から富士フイルムビジネスイノベーション商品および関連会社商品について高い評価の獲得を目指します。
  7. パートナーとの連携、相互協力
    富士フイルムビジネスイノベーション株式会社および関連会社ならびにパートナーが一体となり、商品提供活動の全てのステップにおいて、目指すべき姿の実現に取り組みます。