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エンジニアリング事業部 小田原 設計グループ

「自分が関わること」の意味を考え、提案し、事業に貢献できる設計者になりたい。
インタビューを受けている様子
Introduction

2020年に中途採用で入社してから現在まで、エンジニアリング事業部で空調設計に携わっています。学生時代は機械工学を専攻し、前職では機械メーカーで排ガス・排水処理装置の開発を行っていました。現在は、生産設備の乾燥・温調に関わる設備を中心に設計をしています。また、通常業務の枠を超え、カーボンニュートラル推進にチャレンジ中です。

入社のきっかけは何ですか?

学生時代は環境問題や省エネなどに興味があり、熱工学や燃焼などを学びたいと思って機械工学を専攻しました。前職で、開発設計側に立って業務をする中で、実際に製品を使う側にどれだけ気を遣った設計ができるのかという点に関心を持つようになり、富士フイルムエンジニアリングであれば、ユーザー視点でのモノづくりに携われると感じたことが志望の動機です。

普段どんな仕事をしていますか?また、仕事を通じて大切にしていることは何ですか?

主な業務内容は、ディスプレイ材料や高機能フィルムの製造に欠かせないクリーンルームのクリーン度を保つための設備設計と、フィルムの製造工程における微妙な乾燥条件や反応条件に合わせた温調設備の設計です。既存の設備に新しい機能をねじ込むような作業になってくるので、制約が多い中でどのように使い勝手と保全性を保ったまま整備導入ができるか、が肝になる業務です。
業務の範囲としては、設備の構想を検討する構想設計の段階から、基本設計、詳細設計、購入品・工事手配、工事管理、試運転を一括して担当していきます。
プロジェクト序盤では、要求仕様の明確化や設備化における課題抽出を行うため、生産技術や製造関係者との打ち合わせ、現設備状態の調査などを行います。その後、明確になった仕様や課題を満たすため、設備構成や各仕様を検討し、購入品や工事の手配を進めます。プロジェクト終盤には、納入品の仕様確認や工事管理を行い、最後は試運転で設計通りの能力を有しているか確認し、生産技術や製造関係者へ設備を引き渡します。
社内外問わず多くの人と関わる仕事なので、円滑なコミュニケーションを大切にしています。

仕事を通してどんなときにやりがいを感じますか?

多くの人と協力し合いながら設備を導入し、製品が生産され、事業への貢献につながったときの達成感は大きいです。また、設計者として困難だと思われていた設備課題を自らの手で解決に導けたときにやりがいを感じます。

想い出に残っているエピソードを教えてください。

入社2年目に単独で任されたプロジェクトが印象に残っています。検討開始から試運転完了まで約10か月というタイトなスケジュールで、担当予算が数億円という比較的大きなプロジェクトでした。
プロジェクトを完遂する上で、機器据付のために工場のメイン道路を封鎖する必要があったり、狭小部への新設機器のレイアウトを工夫しなければならなかったりと課題が多くありましたが、社内外の多くの関係者に協力してもらい、トラブルなく試運転まで終えることができました。また、このように全体管理の難度が高い中、従来は製造条件温度に安定するまでに長時間を要していた温調設備を、設計の見直しによって大幅に時間短縮でき、製造稼働のロス削減につなげることができました。
この経験から、プロジェクト全体への貢献や、事業への貢献につながる設計を意識するようになりました。

作業風景
仕事を通して目指していることは何ですか? また、それに向けて挑戦していることは何ですか?

私は設計者としての自分の存在価値についてよく考えます。提示された仕様通りに設備設計を行うことは、私たちではなくてもグループ外のエンジニアリング会社でできることです。そうではなく、現場の困り事の本質は何か、本当に達成すべき要件は何かといった部分を突き詰め、開発・生産している製品の競争力に直結する設備作りができる設計者になりたいと考えています。
また、富士フイルムグループがカーボンニュートラルを目指していく中で、生産設備が事業や製品競争力に与える影響はこれまで以上に大きくなっていきます。「カーボンニュートラルに貢献する生産設備」という新たな壁を乗り越えた設計者の1人となることが目標です。
そのために、技術力はもちろんですが、課題の本質を見抜く力、考え、やり抜く力を培えるよう意識しています。

富士フイルムエンジニアリングの「ここが好き」「ここがすごい」「ここが魅力的」という点を教えてください。

「取り組む価値」をきちんと説明さえできれば、新しいことにチャレンジしやすい雰囲気だと思います。また、さまざまな経験や技術を持った人が多くおり、皆さん自分にしかない技術を武器に誠実に業務に取り組んできているのがよくわかります。そういった姿が刺激になりますし、まだまだ学ぶことが多いなと日々感じています。

就職活動中の方へのメッセージ
インタビューを受けている様子

就職活動の軸は皆さんの中でさまざまかと思いますが、企業の人の話をしたときに感じた「何となく合いそう」「ちょっと違う気がする」などの感覚をぜひ大切にしてください。意外と当たるものです。

職場の雰囲気は?

私の部署があるフロアでは50人ほどが働いており、黙々と仕事をこなす人、活発に議論しながら仕事を進める人など、仕事のスタイルはさまざまです。ちょっとしたタイミングを見つけて休憩室などへ雑談をしにいくことも多く、社員同士がコミュニケーションを取りやすい雰囲気だと思います。

アフター5の過ごし方は?

入社直後から新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けました。人と集まることが難しく、残念ながらこれまでは自宅で過ごすことが多くなってしまいました。感染減少に伴い、同僚と食事に行くなど、気軽に出かけられるようになることを期待しています。

1日のスケジュール例
5:30
起床
早めに起きて、読書や資格の勉強、動画を見たりなど好きなことをしています。
8:00
出社
出社したらメールチェックやタスクの確認をします。
9:00
設備調査
現地の空きスペースや既存設備の運転データ取得などを行います。
11:00
調査結果まとめ
調査内容を取りまとめ、設計検討に活用します。
12:00
昼食
食堂で昼食
13:00
グループ昼会
グループ内で連絡事項や相談事などの共有をします。
13:30
プロジェクト定例会
設備調査結果の共有や仕様検討などについての議論を関係者で打合せをおこないます。
15:00
デスクワーク
打合せ結果をもとに、設計検討を行います。
18:00
明日の準備
To Doリストの作成や進捗に遅れがないかなどを確認します。
19:00
退社
設計や試運転のピークなどは、退社時間も遅くなります。
20:00
夕食
寮に食事がありますが、気分転換に自炊することが多いです。
21:00
娯楽時間
漫画を読んだり、映画を見たりなどして過ごします。
23:00

就寝