2022年に新卒入社して以降、エンジニアリング事業部の整備技術グループに所属し、富士フイルムグループの製造拠点における設備保全や、保全作業に用いる治具の製作を担当しています。学生時代は工業高校の機械科で学び、機械の構造や仕組みに関する知識・技術を身に付けました。
子どものころからおもちゃや家電の動き・仕組みに興味があった私は、学生時代は機械科で学び、将来はそこで得た知識や技術を生かせる仕事に就きたいと考えていました。
そのような仕事ができる企業を探す中で出会ったのが、富士フイルムエンジニアリングでした。「富士フイルム」という会社には、創業の地である神奈川県南足柄市に長く住んできたこともあり、以前から親しみを感じていました。会社説明会に参加した際、長年培われてきた技術やノウハウが凝縮された富士フイルムグループの生産設備の保全業務に携われることに強くひかれました。それに加えて、社員の方と直接お話しする中で人柄の良さを実感し、また福利厚生が充実していて有給休暇も取得しやすく、自宅から通勤しやすい立地である点も入社の決め手となりました。
私が所属する整備技術グループは、富士フイルムグループ各社の生産設備のメンテナンスを担う部署です。私は主に設備の保全業務を担当するとともに、作業効率向上などを目的とした治具(部品を取り付けるための器具)の製作や、重機を用いた大型設備の搬入・搬出作業にも対応しています。また、当社内の各設備の専門部署から依頼を受ける形で、定期保守に関する作業日程や工期の設定、交換部品の確認、試運転対応などを行い、設備の安定稼働に貢献しています。
業務の内訳は、定期保守がおよそ7割、突発トラブルに対する保守作業が3割を占めています。主な作業場所は富士フイルムグループの静岡や熊本の製造拠点であり、出張期間は1週間から最長で1か月程度に及ぶこともあります。ディスプレイ材料や半導体材料、印刷材料など多岐にわたる事業分野の製造設備に携われるため、幅広い技術と知識を磨ける仕事だと感じています。
ミクロン単位の精度にこだわり、考え抜いた段取りで設備を復旧させる達成感
難しい仕事の一つに、交換部品を吊り上げて、設備内の適切な位置に移動させるための作業手順を考える「吊り段取り」があります。部品を交換する際は設備の外側から順に部品を外していきますが、大型設備では1つの部品が200kgを超えることもあり、安全に吊り上げ、移動させるための手順を考える必要があります。この手順に誤りがあると、作業中に部品が落下し、設備の損傷や作業者の危険を招くため、慎重な検討が求められます。所属グループのメンバーと図面を見ながら話し合い、段取りを立て、実践しますが、このプロセスこそが仕事の面白さだと感じています。計画どおりにうまく作業できた時の達成感は格別です。
また、部品の取り付け時などに数ミクロン単位の作業精度が求められることも、難しい点の一つです。わずかなずれが、最終的に製造品質に影響を及ぼすため、入社以来、自然と作業精度へのこだわりが身に付きました。
フィルムを切断する刃の交換作業が強く印象に残っています。刃のR(丸み)加工や刃の設備への取り付け作業に数ミクロン単位の精度が求められ、規格値を少しでも超えると最初からやり直しになってしまいます。翌日までに製造を再開できなければ多大な損失につながるため緊張感を伴う作業でしたが、グループメンバーのフォローもあり、ノートラブルで復旧できた時の達成感は忘れられません。
自分たちが携わった設備が安定稼働し、お客さまに製品をお届けできていると実感した時に、強いやりがいを覚えます。生産現場の方々から「頼んでよかった」と直接感謝の言葉をいただけることも、大きな励みになっています。
特に突発的な設備トラブルへの対応は、自分の実力が試される場面であり、「やってやろう!」という気持ちが自然と湧き上がります。
失敗も成功も経験に変えて、多くのノウハウを持つ保全のプロに
多くの知識とノウハウを持つ保全のプロフェッショナルを目指しています。経験豊富な先輩社員とともに作業する中で、スピーディーかつ正確な作業ぶりや、イレギュラーな状況にもノウハウを生かして柔軟に対応する姿勢に深い感銘を受けています。
そのような人材になるためには、失敗も成功も含めて多くの経験を積むことが不可欠だと考えています。入社当初、保守作業で見落としを起こした経験から、確認すべき点を一つひとつ慎重に押さえながら作業を進める姿勢が身に付きました。今後もリスクヘッジを徹底しつつ、自信を持って積極的に行動することを意識し、仕事に取り組んでいきたいです。
各分野に特化したプロフェッショナルが多数在籍し、部署の垣根を越えて互いに支え合う風土が大きな魅力です。分からないことがあっても丁寧に教えてもらえますし、部署やフロアが異なっても気軽に相談できる風通しの良さがあります。
また、向上心の高い社員が多く、失敗しても前向きに次の一手を考える姿勢に触れることで、自分自身も自然とチャレンジ精神が芽生えます。若手であっても早いうちから多様な仕事に挑戦できる会社だと感じています。
気になった企業の会社説明会などに積極的に参加し、その企業の人たちと実際に話してみることをお勧めします。求人票やインターネット上の情報だけでは分からない雰囲気や社風など、新しい気付きを得ることができます。私自身も、会社説明会で当社の先輩社員と話し、「人がいいな」「働きやすそうだな」と感じたことが入社の決め手の一つになりました。実際に話してみた印象を大切にしながら、自分に合った企業を見つけていただければと思います。
学生時代からバイクや車が好きで、自分で整備を行っています。保全業務で培った「部品の構造を理解し、適切に対処する」という習慣は、プライベートの趣味にも役立っています。定時で終業できる日も多く、夜のドライブを楽しむこともあります。
- 07:10
起床
朝食を食べて出社します。- 08:05
出社
メールチェックと勤怠の入力を行います。- 08:20
朝会
前日の作業報告や当日の業務内容、連絡事項などをメンバーに共有します。- 08:40
業務開始
製造現場で設備の保守作業に取り組みます(保守作業の予定がない場合は、資料作成や作業効率向上のための治具の製作を実施)。- 12:00
昼食
お弁当を食べて仮眠を取ります。仮眠すると午後の集中力が上がると感じています。- 12:45
業務再開
午前の続きを進めます。- 15:00
翌日の作業準備
翌日に行う作業の仕様書やチェックシートを確認し、作業メンバーへ共有します。必要な工具もそろえておきます。- 16:45
退社
作業進度が遅れている場合は残業で対応することもあります。- 19:00
夕食
基本的には自炊しています。- 20:00
自由時間
ドライブに出掛けたり、ゲームをしたりして過ごしています。- 24:00
就寝
- * 本記事は掲載当時の内容に基づいております。