2023年にキャリア入社し、PS版(オフセット印刷用の感光性アルミ板)の製造に必要な加工機械の設計・保全業務を担当しています。地元の工業高校で機械科を専攻し、卒業後は合成繊維網メーカーにて18年間、製造機械の保全業務に従事していました。
前職は、合成繊維網を製造する企業で、約20年にわたり設備保全の業務に従事していました。しかし、保全技術を体系的に学んだ専門家が周囲に少なく、設備の改造などは設備メーカーに依存せざるを得ない状況が多かったため、技術的な成長に限界を感じていました。また、製品原料の価格高騰の影響もあり、事業の将来性に不安を抱いたことが転職を考えるきっかけとなりました。
転職活動にあたっては、「自身の保全技能をさらに高められる環境」であることを最優先に考えていました。その中で、富士フイルムエンジニアリングが生産設備の設計から保全まで一貫した業務を手がけていることを知り、心がひかれました。自ら手を動かしながら技術を深められる点が最大の決め手となりました。
子育て世代の自分にとっては、前職にはないフレックス勤務制度があり、メリハリのある働き方ができることも魅力でした。
オフセット印刷に使用されるPS版の製造工程の中で、切断・集積・梱包といった後工程の加工機械を担当しています。コイル状のアルミ板に表面処理や感光層の塗布を施した後、規定のサイズにカットし梱包して出荷する工程で、製造ラインはほぼ自動化されていますが、お客さまのご要望に応じた梱包形態に対応するため一部に手作業が必要な工程も含まれています。
グループ内の分担に基づき、私は主に2つのラインを担当しています。40年以上稼働している設備も多いため、老朽化対応や保全改良、突発的な設備トラブルへの対応など、設備の安定稼働を維持することが日々の使命です。計画的な補修作業が中心ですが、約3割は突発的なトラブル対応にあたっています。対応の難しいトラブルには複数のメンバーでフォローし合う体制が整っています。
最初に驚いたのは、設備の規模の大きさです。前職の機械とは比較にならないほど巨大で、扱う部品の数も圧倒的に増えました。また、設備の保全だけでなく、設備の設計を行う場面が多いことにも驚きました。
設計から保全まで一貫して携わり、設備の安定稼働を仲間とともに守り抜く
突発的な設備トラブルが発生した際には、原因の追及から部品交換、動作確認まで一連の対応を行います。現場に到着するまで正確な状況が把握できないことも多く、的確な状況判断と迅速な作業が求められます。対応が長時間に及ぶ場合や1人での対応が難しい時は、グループメンバーと協力して問題解決にあたります。設備が無事に稼働を再開した瞬間の安堵感は、この仕事ならではの大きなやりがいとなっています。
入社3年目に、電気系を担当する電装グループと協力して、製造品の集積部分の台車に使用するサーボモーターの老朽更新工事に携わった時のことです。取り付け位置が狭い中でも寸法的に収まることを事前に確認し、工事を進めました。しかし、試運転時に干渉確認の見落としが判明し、取り付けたモーターを破損させてしまいました。
翌日、機械側の構造物の一部を切断して干渉を回避し、予備のモーターに交換することで、生産計画に影響を与えずに期間内で工事を完了させることができました。上司やメンバーは失敗を責めるのではなく、「次はどうすればよいか」をともに考えてくれたため、迅速な対応につながりました。この経験から、事前の現場確認をより入念に行うことの重要性を強く実感しています。
経験豊富な先輩たちから多くを学び、改善提案力を一層磨いていきたい
担当している設備保全のプロフェッショナルになることを目標としています。入社4年目でまだ経験は浅く、ベテランの方々から見れば設備の問題点を十分に把握しきれていない部分もありますが、試行錯誤を重ねながら改善提案力を磨いていきたいと考えています。特に前職と比較すると、設備を保全するだけでなく設計する能力も求められており、自身の実力をさらに向上させる必要があります。
職場には電気や機械など幅広い技術に精通し、過去のトラブル事例まで把握しているベテランの方がおり、「あの人に聞けば解決する」という安心感を周囲に与えています。私もいずれはそのような頼りにされる人材になりたいと思っており、そのために設計手法や工学的な知識の習得にも積極的に取り組んでいきたいです。
将来的には、PS版以外の生産設備にも携わってみたい気持ちもあります。
機械、電気、情報系の各専門グループに多くのプロフェッショナルが在籍しており、自分だけでは解決が難しい課題もほかグループの知見を借りながら取り組める環境が整っています。経験豊富な先輩社員から的確なアドバイスやサポートを受けることで、業務を通じて着実に自身の成長につなげることができます。高度な専門知識や技術を吸収する機会が豊富である点は、大きな魅力の一つです。社内外の講習会にも参加できるため、実務以外の面からも知識や技術を高めることが可能です。
富士フイルムエンジニアリングは、やる気のある人が成長できる会社です。業務の幅が広い分、得られる知識や経験も多く、自分次第でいくらでも成長の機会をつかむことができます。
就職活動では、「自分が何をしたいか」という明確な意志を持つことが大切だと感じています。目指す方向がはっきりしていれば、入社後の目標も立てやすくなります。納得のいく選択ができれば、入社後も前向きに仕事に取り組めるはずです。ぜひ自分の軸を大切にして、就職活動に臨んでください。
所属グループは13名。バイク好きな仲間とツーリングに出掛けたり、飲み会やキャンプを楽しんだりと、にぎやかでアットホームな雰囲気です。製造メンバーとも良い関係が築けており、転職後すぐになじむことができました。
家族とスキーやスノーボードに出掛けることが多く、オンとオフを切り替えながら過ごしています。
- 06:00
起床
- 08:20
出社
体操と朝礼の後、当日のスケジュールを確認します。- 09:00
現場確認
担当ラインへ行き、設備の稼働状況を確認します。- 10:00
現場打ち合わせ
定期工事や更新工事に関する現場調査や打ち合わせを行います。- 11:00
デスクワーク
仕様書の作成や設計検討を進めます。- 11:45
昼食
食堂で昼食を取ります。食事の時間帯は週替わりです。- 12:15
ウオーキング
昼食後、メンバー5名で15分ほど事業場内を歩くのが日課です。- 13:00
デスクワーク
- 14:00
週例会
所属グループの週例会で進捗の共有や課題の確認を行います。- 15:00
現場テスト立ち会い
更新した設備のテストや打ち合わせに対応します。- 16:00
デスクワーク
残りの設計検討や翌日の段取りを整理します。- 16:45
退社
緊急度の高いトラブル対応時には残業することもあります。- 20:00
夕食・自由時間
家族と夕食を取り、ゆっくり過ごします。- 24:00
就寝
- * 本記事は掲載当時の内容に基づいております。