三澤 恵介
私は、富士フイルムの研究所の受配電設備の保全・管理から、実験室整備に伴う電装設計・電気工事の施工管理に至るまで電気設備全般を担当しています。医薬・バイオ関係の最先端研究を行う当研究所では、実験や研究を支える重要なインフラである電力の安定供給 は必須条件。社会貢献度の高い研究活動を支えている責任の重さが、私の仕事のやりがいであり、誇りでもあります。
また現在は、工務担当者だけでなく、富士フイルムの研究員や事務スタッフも加わった研究所全体の省エネルギープロジェクトにも関わっています。このプロジェクトは、コスト削減の効果に加え、社会の一員として地球環境に積極的に配慮するという富士フイルムグループのポリシーに沿った活動であるため、強い使命感を持って取り組んでいます。今後の目標としては、日々の業務を通じて知見を蓄え、技術力を高めていくと同時に、事業所従業員からの信頼をさらに高められるよう、人間力も向上させていきたいです。また、資格取得にも力を入れていき、自己研鑽にも励んでいきたいと思っています。
2018年に、送電線への鳥獣接触、落雷の影響で2度の停電が発生し、バイオ研究をはじめとするさまざまな実験活動に影響が生じてしまいました。そこで、停電リスクへの対応強化を図りました。従来停電復旧後、実験活動再開まで約3.5時間を要していたアイドルタイムを1時間以内に圧縮する目標を掲げ、復旧の自動化や遠隔操作システム構築などの対策を講じました。