ジョブプランニング・面付けソフトウェア『PhoenixV7』発売

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ

より多彩な面付けパターンやデバイスに対応し、幅広い品目での活用が可能に

2021年3月17日

[画像]Phoenix

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(社長:辻 重紀、以下FFGS)は、ジョブプランニング・面付けソフトウェア『Phoenix』の新バージョン、『PhoenixV7』を発売いたします。Phoenixは、人の経験・ノウハウを必要とする「機材・資材コストをベースとしたプランニング作業や面付け作業」を、AIを用いて自動化することで大幅に省力化・効率化できるソリューションです。今回発売するV7では、ページ面付けやタイリング(大サイズデータの分割)への対応、印刷機の対応範囲拡大、カッティング機への対応など、従来以上に幅広いジョブでの活用や、より詳細なコスト計算が可能になりました。

【Phoenixの概要】

商業印刷物、パッケージをはじめ、多くの分野で小ロット・多品種化が進む中、印刷会社が利益を確保するためには、これまでの仕事の進め方を見直し、人手を要する作業を中心に効率化していくことが必要です。また、ますます厳しくなる短納期要求に応えるためにも、リードタイムの短縮、ミスやロスの削減も重要なテーマになっています。こうした課題を解決するソリューションの一つとして、FFGSは2015年からPhoenixの販売を開始。プリプレスの工数削減・作業時間短縮、用紙廃棄率の削減、大幅なコストダウンに貢献してきました。

一般的に、面付けの設計や使用機材の選定などの計画作業は、1~2名の専任者が担当していることが多く、とくに複数ジョブの付け合わせを行なう場合は、最適なジョブの組み合わせを算出するのに多大な時間と労力を要しています。また、製版部門での面付け作業も専門的かつ高度なノウハウが求められるため、計画作業と同様、属人化しやすい作業です。これらの計画や面付け作業は、設備の稼働効率やコストなどを左右する重要な工程でありながら、生産性を高める上でボトルネックになっているケースも少なくなく、こうした課題を解決するツールとしてPhoenixは開発されました。

Phoenixは、ジョブプランニングというユニークな機能を持ち、MISなどからの受注情報や製版処理済みのデザインデータ、CADデータなどを読み込むと、利用可能な資材や印刷機の中から最適な組み合わせを選択し、同時に面付け・付け合わせパターンなどを自動生成した上で、印刷時間や製造コストの試算も併せて行なうことが可能です。複数種類の印刷機・用紙にまたがる大量の品目であっても、わずか数分で最適なプランニング結果を導き出すことができます。プランニング結果はカッティング・抜型用CADデータや印刷用の出力データとして活用することができ、木型部門や製版・刷版部門での活用も可能です。

今回発売するPhoenixV7は、これらの優れた機能を継承しながら、ページ面付けが必要なブックジョブ、タイリングが必要な大判ジョブなど、より幅広い品目での活用が可能になりました。さらに、カットデバイスの登録や印刷機の種別ごとの詳細設定が可能になるなど、印刷方式やカッティング方式の違いによる生産時間やコストを考慮した、より精密なジョブプランニングが行なえるようになりました。

[画像]Phoenixによるジョブプランニング

【PhoenixV7の新機能】

ページ面付け対応

CIP4で定義された折りカタログに準じた折りパターン、およびカスタマイズされた折りパターンに対応。折りパンフレットや冊子ものの面付けが可能になりました。また、オプションの「インポジションAIモジュール」との組み合わせにより、折丁と端物を混在させた自動面付けも可能です。*1

タイリング対応

プリンターの出力サイズを超える大判のジョブにおける自動タイリングに対応。オーバーラップやギャップも自動的に定義されるほか、最終的に組み合わせるためのレポートの作成も可能です。*1

レーンベース面付け対応

主に幅の広い輪転タイプのデジタル印刷機においてメリットを発揮するレーンベースの面付けに対応。複数のジョブのサイズや数量などの情報から、最適なレーン幅と面付けを自動的に算出することで、ロール紙の無駄を大幅に削減できます。*2

デバイス登録機能

オフセット輪転機・枚葉機、デジタル輪転機・枚葉機、ギロチン断裁機、打ち抜き機、カッティングプロッタなどの仕様や稼働コストの定義が可能になりました。これにより、印刷だけでなく加工に関する時間やコストも最適化が図れます。

カッティング機との密連携

カッティング機との連携のため、新たにDXFフォーマットの書き出しに対応。さらに、Zund社の『Zund Cut Center(ZCC)』と連携することで、Zund社のカッティング機でのカッティング時間やコストをより正確に見積もることが可能になりました。

スクリプトマーク

JavaScriptによりマークの形状と配置規則を定義することで、事前にマーク用のデータを準備することなく、さまざまなマークを自動生成することが可能。用紙サイズと面付けサイズの組み合わせに応じてマークサイズや位置を変更するなど、これまで自動化が不可能だった複雑なマーク配置の自動化を実現します。*1

点字マーク

統一英語点字など10種類の点字マークに対応しました(日本語の点字には非対応)。*1

Open API 3.0に準拠した自動化API

従来から対応していた自動化のためのREST APIの仕様をOpen API 2.0からOpen API 3.0へと更新。より柔軟な自動化が可能になりました。

  • *1 V7と併せて発売する新たな有償オプションが必要となります。
  • *2 既存の有償オプションに対する追加機能となります。

FFGSは今後も、制作から後加工までのあらゆる工程の課題解決をサポートする革新的なソリューションを提供し、お客さまの利益向上、ビジネス拡大に貢献してまいります。

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