富士フイルムグループ内の「業務DX」を推進する取り組みでプロジェクトリーダーをしています。コアとなる技術は、LLM(大規模言語モデル)。
製品開発における知財・環境法規制対応の効率化と高度化を進めています。情報収集・分析の半自動化を通じて「判断の高速化」を図るとともに、蓄積データの活用による「業務の高度化」を推進する仕組みを構築中です。
このプロジェクトは構想段階から任せてもらい、投資判断の提案から担当しました。関係部署にヒアリングを行い、活用できそうな技術を調査・検討し、納得してもらえるプレゼンを行う。こうした動きができたのは、学生のときに身につけたプログラミングやデザイン思考のスキル、入社後に培ったインフラ領域やグループ内向けのシステム開発の経験をしてきたからこそだと感じました。「そんな幅広い動きができる人材はなかなかいない」と上長から言われたときは、貢献性を実感できてうれしかったですね。グループ内のDXは道半ば。ユーザーの声を聞き、先端技術をキャッチアップしながら、業務効率化や高度化に貢献できるシステムをつくり、これからもグループの成長を支えていきたいです。
大学で専攻していたのは、情報デザインです。ITによる情報伝達の技術のほか、ユーザーの行動や認知心理学なども学びました。研究で取り組んだテーマは、「聴覚」。地域病院と連携し、失語症の方に向けたリハビリ用アプリケーションの開発をしていました。企画から開発まで一連のプロセスを経験し、使用感に対するフィードバックをもらえたことが印象深く、とてもやりがいを感じて。それがきっかけとなり、ものづくりの仕事に興味を持ちました。
入社の決め手は、2つあります。多様な製品開発をしていることと、選考時に先輩社員の話から感じた開発力の高さです。そんな当社なら、じっくりものづくりと向き合えると感じました。入社後は、特定の製品づくりではなく、「ユーザーの反応が見えるシステムづくりをイチから手がけたい」と考えていたのですが、いまはまさに思い描いていた仕事ができています。グループ内の業務DXを担っているため、ユーザーの反応はダイレクトに届きます。また、経営に影響を与える取り組みであるため、株主向けの報告書に数字として表れることも良い刺激となっています。
当社には社員交流の場がたくさんあり、横のつながりをつくる機会が豊富です。たとえば、年1回の「FFS文化祭」という社内イベント。直近2年間はロボコンが開催され、初回のお題は、ロボットによるパフォーマンス披露でした。私は同期とチームを組み、「お笑いロボット」をつくることに。最先端のAIを活用し、「おもしろいネタをリアルタイム生成する」ことに挑戦した結果、「技術賞」をいただけたんです。第2回は、障害物が置かれたコースのタイムアタックで、こちらも大盛り上がりでした。
ほかにも、技術情報交換会には積極的に参加しています。LLMに関するナレッジ共有をしているのですが、技術好きな人ばかりなので熱心に質問をいただけますね。さらに、バレーボールのクラブ活動でキャプテンもしています。毎年開催されるグループ会社対抗のバレーボール大会に出場しており、前回は大健闘し4位に!仲間と一緒に技術もスポーツも夢中になれる、おもしろい会社だと思います。


- 8:20~10:00
出社、メールチェックと事務作業
- 10:00~11:00
チームミーティング
- 11:00~12:00
プロジェクトミーティング
- 12:00~13:00
昼食
- 13:00~14:00
プロジェクトメンバーの進捗確認
- 14:00~15:00
ミーティング
- 15:00~16:45
翌日のミーティング準備、企画書作成
- 16:45~18:00
退社、帰宅し着替えとウォーミングアップ
- 18:00~20:00
バレーボールの練習
- 20:00
帰宅
富士フイルムは、写真フィルム製造で培った技術を用いて、副作用が少なく高い効果が期待できるバイオ医薬品の開発や製造受託を手がけています。こうした事業に向けた業務DXとして、当社ではAI要素開発やアプリケーション開発を行っています。
