富士フイルム富山化学株式会社は、従業員が心身ともに健康な状態で働くことにより、医薬品の事業を通じて、人々の健康に資するよう世界の医療に貢献します。
当社は富士フイルムグループのヘルスケアセグメントにおける中核企業の一社として、グループパーパスである「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を目指して、医薬品の事業を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。
従業員が個々の能力を最大限に発揮して、いきいきと活躍することが、事業継続の基盤であり、従業員の健康は会社の財産とも言えます。
健康経営の推進において、会社として「5つの重点領域」(生活習慣病、がん、喫煙、メンタルヘルス、長時間労働)を設定し、社員一人ひとりが「7つの健康行動」に取り組んでおります。
当社は健康経営に取り組み、従業員の健康の維持・増進を支援することによって、従業員がアスピレーション(志)を持って、笑顔で健康的に働く、創造性の高い職場環境を実現していきます。
2023年8月1日
富士フイルム富山化学株式会社
代表取締役社長 佐藤 充宏

当社の健康経営への取り組みが評価され経済産業省と日本健康会議より「健康経営優良法人(大規模法人部門)2025」に認定されました。
「健康経営優良法人認定制度」は、日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業などの法人を顕彰する制度です。
健康経営推進の体制を構築し、従業員の健康保持増進に向けて取り組んでいます。
健康経営の各施策は主に健康経営推進部門が企画・立案・発信・実施するとともに、健康経営の状況については、担当役員を通じ取締役会にて報告する仕組みがあります。
各重点項目について課題の検証を行い、取り組んでいます。
| 重点項目 | KPI | 2025年度 目標 |
2024年度 実績 |
2023年度 実績 |
2022年度 実績 |
2021年度 実績 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 生活習慣病対策 | BMI値25以上(比率) | 21% | 23.1% | 20.6% | 24.4% | 25.5% |
| HbA1c6.0以上(比率) | 8% | 9.9% | 11.4% | 10.5% | 9.7% | |
| がん対策 | 胃がん健診受診率 | 100% | 91% | 91% | 88% | 89% |
| 大腸がん検診(便潜血)受診率 | 100% | 97% | 95% | 95% | 95% | |
| 喫煙対策 | 喫煙率 | 11% | 12.0% | 13.7% | 14.1% | 15.2% |
| メンタルヘルス対策 | ストレスチェック受検率(実質) | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
| 長時間労働対策 | 長時間労働人数(80時間超) | 0名 | 0名 | 0名 | 0名 | 0名 |
| 生活習慣病対策 | 歩活(ウオーキングイベント)参加率 | 春 50% 秋 60% |
春 38.5% 秋 41.6% |
春 24.0% 秋 36.2% |
春 - 秋 38.5% |
- - |
| 定期健康診断受診率 | 受診率100% | 100% | 100% | 98.9% | 100% | 100% |
- 7つの健康行動の推進
7つの健康行動
- 週1回以上体重をはかる。
- 自分の健診結果を確認する。
- 週1日以上、お酒を飲まない日をつくる。
- 1日6時間以上の睡眠時間をとる。
- 1日平均30分以上歩く。
- 直近の歩活(健保主催ウオーキングイベント)にエントリーする。
- たばこを吸わない。
- 社内イントラネットにて健康推進情報発信による健康への意識向上
- 産業医の健康指導、面談
- 定期健診受診時にがん検診の受診の推奨
- 健診受診後の有所見者へ再検査の勧奨
- 就業時間内禁煙、就業規則の規定
- 毎月22日に社内イントラネットに禁煙のアナウンス実施
- 禁煙補助制度
- ストレスチェックのフィードバックの実施
- 産業医、医療スタッフによる面談、外部機関によるカウンセリング実施
- 休業者に対する復職支援の実施
- 社員の労働時間のモニタリング
- 産業医の長時間労働面談の実施
- 定時退社の推奨
| プレゼンティーイズム | 回答者数 | 回答率 | |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 11.5% | 656人 | 100% |
| 2023年度 | 12.0% | 596人 | 100% |
| 2022年度 | 10.6% | 529人 | 100% |
測定方法:東大1項目版プレゼンティーイズムで測定。従業員が病気やケガがない普通の状態のときの仕事のパフォーマンスを100%としたときに、過去4週間の自身の仕事のパフォーマンスを評価。
「100%-回答値」をプレゼンティーイズムの実績値として記載。
測定基準:「100%-回答値」をプレゼンティーズムの実績値として記載。損失割合が低い方が良い状態。
| 私は仕事をしていると活力がみなぎるように感じる (活力) |
私は仕事に熱心である (熱意) |
私は仕事に集中している (集中) |
全体平均 | 回答者数 | 回答率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 2.72 | 3.01 | 3.09 | 2.94 | 656人 | 100% |
| 2023年度 | 2.71 | 3.01 | 3.08 | 2.93 | 596人 | 100% |
| 2022年度 | 2.69 | 3.02 | 3.08 | 2.93 | 529人 | 100% |
測定方法:ユトレヒトワークエンゲージメント尺度(UWES)3項目版で測定。従業員の心の健康度を示す指標で「活力(積極的に取り組む)」「熱意(仕事にやりがい)」「集中(仕事に夢中)」の3つが揃って充実している⼼理状態のスコア。決してない→0点、ほとんど感じない→1点、めったに感じない→2点、時々感じる→3点、よく感じる→4点、とてもよく感じる→5点、いつも感じる→6点の7段階、0~6点で評価。
測定基準:3項目(活力・熱意・没頭)の平均値が高い方が良い状態。
従業員が安全な環境で健康に業務が行えるよう、安全衛生活動を通じて、安全の確保、労働災害の防止、健康の保持増進、快適な職場環境の形成に取り組んでいます。
| 労働災害件数(休業災害) | 死亡災害 | 休業災害度数率*1 | 強度率*2 | |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 3件(1件) | 0件 | 1.746 | 0.003 |
| 2023年度 | 4件(0件) | 0件 | 0 | 0 |
| 2022年度 | 1件(0件) | 0件 | 0 | 0 |
| 2021年度 | 9件(1件) | 0件 | 0.71 | 0.004 |
度数率、強度率ともに通勤災害は除く。
*1 度数率:100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数をもって労働災害の頻度を表す。
*2 強度率:1,000延べ実労働時間当たりの延べ労働損失日数をもって災害の重さの程度を表す。
- * 「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。