先を見据えた設備設計で、製造現場の安全性、作業性を高める

生産技術業務
Y.A.

2014年度 新卒入社
工学部 機械工学科

社員YA
部署の紹介と担当する仕事内容を教えてください

私の所属する部署は、「プロセスグループ」「エンジニアリンググループ」の2つのグループで構成されています。プロセスグループは、医薬品の製造プロセス開発、スケールアップ検討などを担当します。エンジニアリンググループは、医薬品の製造工場における生産設備の設計や立上げ、包装容器設計などを担当します。
私はエンジニアリンググループに所属し、現在も新たな設備設計を行っています。設備設計は、計画初期から「関連法規やガイドラインを遵守しているか」「安全に作業できるか」「メンテナンスが容易か」「コストや納期はかかりすぎていないか」など、あらゆる側面から思考するため、多くの知識が身につき視野が広がっていく仕事です。

設備設計のため、成分分析を行っている社員YA
当社の魅力はどんなところですか?

当社の医薬品製造技術の知識や経験に加え、富士フイルムグループ各社の異なる領域の専門家の協力を得ることで、業界の垣根を越えた、新たな課題に挑戦していけるところです。自分の専門分野を軸に周辺分野も学べ、社会人として成長できることは魅力的だと思います。
また、社員間の風通しが良く、保育園からの急な呼び出しがあっても、上司や同僚がフォローしてくれる風土があります。私の場合、子供が小さく夫婦ともに実家が遠方のため、急な早退や休暇が発生しても、嫌な顔ひとつせずフォローしていただけるのはとても助かります。時間単位の有休休暇の取得も可能なため、保育園の行事に参加するために業務内に一時的に外出することも可能で、フレキシブルに働けることに魅力を感じます。

あなたの仕事のやりがいを教えてください

生産設備の導入では、仕様を決定し、設計を始めてから生産開始までに数年かかることがあります。その過程で、予期せぬトラブルが発生するなど、すべてが予定どおりにはいきませんが、周囲の助けも得ながら自分が担当した生産設備が完成し、実際に製造に使用され、医薬品が世に送り出された時は、何ものにも代え難い達成感があります。
私の所属する部署の仕事は後工程になる製造現場への影響も大きく、設計の結果が何十年にもわたって現場の安全性・作業性に直結し、薬の品質にも影響を及ぼすこともあるため、責任を感じますが、同時にやりがいも大きいです。

今後の目標は何ですか?

まだ先輩や上司のフォローを受けながら業務を遂行している段階ですが、将来的には、この分野なら私に聞けば良いと思われるよう、専門的な知識・スキルを身に付けたいと考えています。実務経験を積むことは重要ですが、エンジニアリンググループの仕事は知識の幅が広いほど、良い成果物につながると考えており、基礎的な理論の習得のため、業務に役立つような資格取得にも努めています。忙しい中でも時間を確保し継続して勉強したことが業務で役立った時に、自らの成長を実感しています。

打合せに参加している社員YA
学生の皆さんに向けてのメッセージをお願いします

就職活動は短い期間で、さまざまな企業や人との出会いがあると思います。まだ働きたい業界・業種が決まっていない方は、いろいろな業界・業種の話を聞き、視野を広げて就職活動をして自分が働きたいと思える企業を見つけてください。
私自身、機械専攻だったため、自動車・工作機械業界に就職することを考えていましたが、縁あって、医薬品業界の話を聞き、興味を持ち今日に至っています。
機械専攻のほか、電気を学んできた方など、一見、医薬品や化学業界に関係がないような方も、私の所属する部署では活躍されています。
学生の皆さんは、悔いのないよう就職活動を頑張りつつ、残りの学生生活を充実したものにしてください。

社員YA
  • * インタビュー内容などは、2024年1月時点の取材内容に基づきます。