ニュースリリース

2025年1月24日

機能性ポリマーに分解性能を付与する機能性材料

酸化分解性架橋剤「WOD-001」を開発

紙おむつの再生・再利用における課題に貢献

2025年1月24日

 富士フイルム和光純薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:吉田 光一)は、機能性ポリマーに分解性能を付与することで、紙おむつの再生・再利用における課題に貢献する酸化分解性架橋剤「WOD-001」を開発しました。
今後、当社は、2月より本開発品のサンプル提供を開始。また、1月29日~1月31日に東京ビッグサイトで開催される「新機能性材料展」にて「WOD-001」を出展します。

 架橋剤は、ポリマー鎖間に架橋(化学結合)を形成する機能性材料で、紙おむつの原料である高吸水性ポリマー(以下、SAP1)などの機能性ポリマーの材料として使用されています。環境負荷低減のニーズの高まりを背景に、SAPなどの機能性ポリマーを効率よく分解し、最終製品の再生・再利用を容易にする、分解性能を付与できる架橋剤の開発が求められています。

 今回、当社が開発した「WOD-001」は、独自の分子設計技術により、機能性ポリマーに分解性能を付与する架橋剤です。次亜塩素酸ナトリウム水溶液などの一般的な酸化剤でSAPを低粘度の溶液へと迅速に分解。SAPの分解スピードを従来比3倍以上2に高めます。
 さらに「WOD-001」は、水のみならず、有機溶剤にも溶けることから、アクリル系ポリマーなどの機能性ポリマーに分解性能を付与することも可能です。建材用アクリル系接着剤などの材料として用いられることで、建築物の解体や、金属とプラスチックなどの異種材料でつくられた建材の分別・回収を容易にすることが期待できます。

「WOD-001」を用いたSAPが低粘度の溶液へと迅速に分解される様子
「WOD-001」を用いたSAPが低粘度の溶液へと迅速に分解される様子

「WOD-001」を用いたSAPは、次亜塩素酸ナトリウム水溶液などの一般的な酸化剤と反応し、3~10分後に分解され、低粘度溶液になる(上段)。しかし、一般的な架橋剤を用いた分解性能がないSAPは、ゲル状のまま(下段)。

当社が出展する「新機能材料展」の概要
開催日

2025年1月29日(水)~31日(金)

会 場

東京ビッグサイト東ホール

場 所

マテリアルゾーン ブース番号:5H-22

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

<報道関係>
富士フイルム和光純薬株式会社 経営企画部
TEL:06-6203-1590
<本開発品に関するお問い合わせ>
富士フイルム和光純薬株式会社 マテリアル戦略部

TEL:050-3514-4886

WEB:https://specchem-wako.fujifilm.com/jp/contact/