ホーム お知らせ 原薬GMP に準拠した培養用添加剤 GSK-3β阻害剤「CHIR99021」新発売
ニュースリリース

2026年1月19日

原薬GMP に準拠した培養用添加剤

GSK-3β阻害剤「CHIR99021」新発売

ヒトiPS 細胞を用いた再生医療等製品の商業生産に使用可能

2026年1月19日

富士フイルム和光純薬株式会社(本社:大阪市中央区、社長:吉田 光一)は、国際的な原薬GMPのガイドラインである ICH-Q7※1に準拠したGSK-3β阻害剤※2「CHIR99021」を2026年1月19日より発売します。

近年、ヒトiPS細胞を用いた再生医療等製品の研究開発が急速に進展しています。一方で、研究段階から商業生産への移行には、不安定要素の多い細胞培養のばらつきを最小化し、安定した製造条件を確立することが重要な課題のひとつとなっています。特に、ヒトiPS細胞を培養する際に使用される培養用添加剤は、細胞の品質に大きな影響を与えるため、安定した製造条件を確立するために、再生医療等製品の原材料として高い品質が求められています。

「CHIR99021」は、ヒトiPS細胞の増殖や分化に重要なWntシグナル伝達※3に関与する酵素GSK-3βを選択的に阻害する薬剤です。当社は、2023年に発売したROCK 阻害剤「Y-27632」、2025年発売のALK4、5、7 阻害剤「SB431542」に続き、今回、ICH-Q7準拠の再生医療向け培養用添加剤として3製品目となるGSK-3β阻害剤「CHIR99021」を発売します。これらの製品は、いずれもGMP設備・管理体制を備えた国内工場で製造され、日本薬局方に基づく生菌数試験、エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験を実施。それにより、微生物およびその由来成分によるリスクを最小化し、再生医療等製品に求められる安全性と品質に対応しています。加えて、当社は、お客様の要望を丁寧にお伺いし、ニーズに応じたカスタムメイド品の提供も行っています。

当社は「次の科学のチカラとなり、人々の幸せの源を創造する」というミッションのもと、顧客のニーズに応える高機能・高品質な製品の提供を通じて、幅広い産業分野や学術研究の発展に貢献してまいります。
 

 

  • ※1    ICHとは、医薬品規制調和国際会議(International Council for Harmonization of Technical Requirements for Pharmaceuticals for Human Use)の略称で、医薬品規制当局と製薬業界の代表者が協働して、医薬品規制に関するガイドラインを科学的・技術的な観点から作成する国際会議。そのガイドラインの中でもICH-Q7(原薬GMP)は、原薬に関する製造管理及び品質管理の実施について、その標準的なあり方を示したもの。
  • ※2    GSK-3β(glycogen synthase kinase 3β)は、細胞内の様々なタンパク質をリン酸化する役割を持つ酵素。GSK-3β阻害剤は、この酵素の働きを阻害する薬剤を指す。
  • ※3    Wntシグナル伝達は、細胞の増殖や分化を制御する重要な情報伝達経路で、再生医療や幹細胞研究において細胞の性質や機能を調節する役割を担う。
【GMP 準拠の培養用添加剤シリーズ】
製品名 発売日 希望納入価格(税別)
CHIR99021 2026年1月(新発売) 5 mg 150,000 円
25 mg 550,000 円
Y-27632 2023年5月 5 mg 120,000 円
25 mg 480,000 円
SB431542 2025年4月 5 mg 180,000 円
25 mg 760,000 円

 

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<報道関係> 
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