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導入事例

精密部品メーカーB社/情報システム部

開発部門が個別導入したNASがクラッシュ。過去の部品設計データが消失!その失敗から安全で効率的な全社データ統合管理を実現。

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精密部品メーカーB社ではファイルサーバの容量不足が常態化。各部門が個別に導入したNASや外付けHDDにデータを退避させているのを黙認する状態でした。そんな中、過去の製品設計データを参照しようとしたところ、保存していたNASが故障し、なんとデータが消失。各部門の個別管理のデータはどうなっているのか…危機感を持った情報システム担当I氏は、安全で効率的な全社データ統合管理システムの構築に取り組みました。

サーバ容量不足で各部門がNAS等を導入、ついにデータ消失

ファイルサーバの容量不足が常態化していたB社では、各部門の現場が個別にNASや外付けHDDを導入し、サーバからアクセス頻度の少なくなったデータを退避させたり、新たなデータを保存したりしてしのいでいました。情報システム部門も、この状況を黙認していたのです。

そんな中、開発部門が新製品の開発の中で、過去の製品の設計データを参照しようとしたところ、データを保存していた現場管理のNASが壊れ、データが読み込めない事態に。情報システム部門に急きょ相談が持ち込まれたのです。情報システム部門担当者のI氏は、「開発部門では、別のストレージへのバックアップを取っていませんでした。数年以上使用していたため、残念ながらNASを構成する複数台のHDDが物理的に壊れており、データを復旧することができませんでした」と振り返ります。

ほかにも消失しているデータはないか?全容が分からない…

情報システム部門が調べてみると、他部門でも、NASや外付けHDDにデータを退避させていることが判明。現場で導入されたストレージは統括的に管理がされていなかったため、保管データの全容が把握できず、機密データが消失したり、外部に流出している可能性があります。

この件をきっかけに、情報システム部門では、情報漏えい・紛失対策のために、各部門の個別管理のデータも含め、統合管理することにしました。
そのためには、これらすべてのデータ容量を集約できる大容量のストレージと、各部門のデータの内容・アクセス頻度などを管理できるシステムが必要です。また、将来的な容量拡張に全社的に対応できるようにしなくてはなりません。
I氏は、こうした管理に最適なシステム構成やストレージの選定に向け、各所から情報を収集しました。

課題のポイント
  1. 各部門のNAS・HDDのデータを安全に集約できるストレージシステムが必要
  2. 個別管理していたデータも含め全容を把握し、消失や流出のリスクを減らしたい
  3. 将来的な容量拡張に対応し、ディスク増設を繰り返す負荷を減らしたい

解決のポイント

  1. 各部門のNAS・HDDのデータ量を集約できる大容量。将来的な容量拡張も容易
  2. HDD・磁気テープの全データの中身や利用状況を可視化。オフライン管理でさらに安全に。
  3. 最終アクセスからの経過日数によりデータを自動で磁気テープに保存し、管理を効率化

各部門で個別導入されたストレージの統合を実現。今後の増設対応も容易に

I氏は最適なシステム構成やストレージを選定するための情報収集の中で、利用頻度の低くなったデータを50年以上の耐久性やTCOに優れた磁気テープに自動で保管する富士フイルムのアーカイブ専用ストレージシステム【ディター二ティ オンサイト アーカイブ】に行き当たりました。HDDと磁気テープのハイブリッドストレージとなっており、3PBまで(LTO8利用時)拡張性のある大容量のため、各部門で導入されたNASやHDDのデータ量を集約できます。さらに将来のデータ増大に合わせて、テープの交換・追加だけで容量を柔軟に拡張でき、テープはシステム外でオフライン保管もできるため容量の上限がほぼないことから、導入を決定しました。

「ディターニティのHDD領域・磁気テープのどちらに保存したデータもすべてWindowsのエクスプローラーから閲覧することができ、システムの稼働状況、フォルダごとのデータ利用状況を専用のGUIで簡単に把握できることから、コールドデータの統合管理体制を構築することに成功しました」(I氏)

情報漏えい・改ざんを防止する統合管理、長期保管体制を構築

【ディター二ティ オンサイト アーカイブ】では、管理者はフォルダ単位で最終アクセスからの経過日数・データサイズによるアーカイブポリシー設定が可能なため、設定条件に従って自動的にディターニティのHDD領域から磁気テープに移動させることができます。

また、磁気テープをシステム外でオフライン保管することが可能で、災害や停電やサイバー攻撃によるデータ消失、漏えいの心配を大幅に減らすことができます。50年以上の耐久性があり、I氏は、設計データや品質保証データなどの長期保管に活用しようと考えています。外部保管の磁気テープも、システムで一元管理できることも魅力です。

利用者も従来のNAS・HDDと同じ感覚でデータアクセス・操作ができ、磁気テープ領域・HDD領域を意識する必要がなく、利便性が高まりました。

本内容は、基本的に実例に基づいていますが、顧客情報の保護などの観点から一部内容の改変を行い構成しています。