バックアップとは、データの紛失や損失、破損などに備えてデータのコピーを別の保存先にも保存しておくことをいいます。
突然HDDの故障が発生してデータを失うこと等がないよう、計画的にバックアップを取ることが必要です。
バックアップの種類
保存したいファイルデータをすべて取得。
取得データ量:多
リストア処理:単純
フルバックアップ後の追加/変更されたファイルデータのみ取得。
設定した世代数を超えたら、新たにフルバックアップを取得し、前回の差分データはリセットする。
取得データ量:中
リストア処理:やや複雑
前回のバックアップ後追加/変更されたファイルデータのみ取得。
設定した世代数を超えたら、フルバックアップを取得し、前回の増分データはリセットする。
取得データ量:小
リストア処理:複雑
設定した世代数を超えるとフルバックアップと増分データを合成(マージ)し、次世代のフルバックアップを作成。フルバックアップを新たに取り直す必要なし。差分バックアップと増分バックアップのメリットの掛け合わせ。
取得データ量:最小
リストア処理:単純
バックアップの課題と解決方法
①バックアップ処理が終わらない
バックアップするデータの内更新がほとんどないデータはアーカイブデータといえます。
アーカイブという概念を取り入れてバックアップ処理の時間短縮をすることができます。
②大容量化によりコストがかかる
容量が大きくなればなるほど、使わないデータの保管メディアをテープにするとコストメリットがあります。
③セキュリティが不安
バックアップをとってもランサムウェアに感染するリスクがあります。
アーカイブという概念を取り入れることでループ型のランサムウェア対策にもなります。