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日本
テープ導入メリット

「テープを選ぶのは不安?それは昔の話です!」
過去のイメージを一変させたテープシステムの技術進化

かつてテープを使用したことのある方の中には、トラブルやスピードの遅さ、使い勝手の悪さなどに悩まされた経験から、良くない印象をお持ちの方も少なくありません。
しかし、テープシステムの技術進化は著しく、近年では最も将来性があって信頼性の高いストレージメディアのひとつとなっています。ここでは、ユーザーの不安・不満を着実に解決してきた技術の現在についてご説明します。

テープにまつわる、あんな不安・こんな不満。その実態は?

A2.いいえ、むしろ他のメディアと比べて早い方です。大容量データの転送ほど速さに差がつきます。

「LTO9」のデータ転送速度は、読み出し・書き込みともに400MB/秒。これは、ハードディスクの読み出し時よりも圧倒的に高速で、大容量データの転送に適しています。さらに書き込み時は他メディアが速度が大きく遅くなるのに比べ、LTOテープは速度が変わず、高速のまま書き込めます。

最大サステイン・データ転送速度

A3.故障などによるテープ返却率は、昔のテープ(DLT)の10%以下。ドライブ内での損傷もほどんどありません。

昔のテープ(DLT)等は、ドライブ内でテープ端がダメージを受け、テープ切断などのトラブルにつながることがありました。
しかし、テープメーカーとドライブメーカーの双方での技術革新の結果、現在ではテープに物理的なトラブルが起きる可能性は格段に低くなっています。

各種ドライブの転送レート比較

A4.巻き直しの必要は全くありません。

従来のテープメディアは、テープを巻き直さないで長期間保管しておくと、テープ同士がくっついてしまったり、記録されたデータが損なわれるリスクがありました。

テープ素材の改良や磁性層の安定性向上、低テンション化(巻きの締め付け緩和)やバックコーティング(下図)などの技術改良により、LTOテープはずっと巻いたままでも問題は全く起きません。

バックコーティング採用によるヨレ防止
A5. あのMicrosoftもテープストレージを頼りに。技術面でもさらなる成長が約束されています

テープストレージは、Microsoft、Baidu、Googleなど世界的な企業や、大手金融機関や官公庁、研究機関まで、あらゆる企業・組織で採用されており、市場は盤石です。一方、富士フイルムとIBMは2020年12月に発表した共同研究で、テープメディア1巻あたり580TBを記録する技術開発に成功しています。将来も安心して使える、未来志向の技術なのです。

いかがでしたか?もちろんテープメディアは“完璧なストレージメディア”ではありません。しかし、データを安価に、安全に長期保管することを目的として、着実に進化を続け、“完璧なアーカイブメディア”とは言えるのではないでしょうか。
IoTやビッグデータなど、情報の収集と蓄積が社会の革新やビジネスチャンスを生み出す時代に、皆さまのお役に立てることを楽しみにしています。

世界的な企業から注目されているLTOテープを活用したストレージソリューション