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機能性色素

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染料本来の性能である「着色」以外にも、さまざまな機能を有する色素をご紹介します。掲載品以外にもご紹介できる色素がございますので、お問い合わせください。

「紫外線吸収剤」とは

太陽光や蛍光灯の光には、280nm-400nmの波長の「紫外線」が含まれます。紫外線により、プラスチックをはじめとしたあらゆる有機材料は光劣化(光老化)を受けます。

「紫外線吸収剤(UV吸収剤、UV剤)」は、こうした紫外線のエネルギーを吸収し、熱などに変換することでプラスチック製品の光劣化を抑制します。また、プラスチックとともに配合される他の機能性材料や、容器の内容物の光劣化を抑制するために用いられることもあります。

有機系の紫外線吸収剤はさまざまな化学構造を有するものが販売されており、吸収波長や、樹脂・溶媒との相溶性など、素材や用途に応じて適切な添加剤を選ぶことが大切です。
 

富士フイルム製 「紫外線吸収剤」の特徴

1.高透明性の有機系紫外線吸収剤

紫外線吸収剤は、大きく「有機系」と「無機系」に分かれます。富士フイルムでは「有機系」の紫外線吸収剤を取り扱っています。有機系は、高分子材料と相溶しやすく、高い透明性を達成することができます。

2.着色を抑えながら 不要な紫外光を長波長までカット

紫外線は、波長の短い「UVC(100-280nm)」、「UVB(280-320nm)」と、波長の長い「UVA(320-400nm)」の成分に分かれます。このうち、UVB、UVCはオゾン層と大気圏で大部分が吸収される一方、可視光領域に近いUVAは大気による影響をあまり受けずに地表に届きます。

樹脂の劣化抑制のためには不要な紫外線をできるだけカットしたい一方、紫外線吸収剤の吸収が可視光領域にまでかかると黄色く着色して見えてしまいます。富士フイルムでは長年の光制御の研究から、光をシャープにカットする技術を構築。カットしたい光は吸収しつつ、必要な光は透過させ、着色を抑えることを可能にしました。

富士フイルム製「紫外線吸収剤」の例

1.高溶解性 紫外線吸収剤
商品名 CAS番号 溶液吸収 溶解性
λmax(nm)
OUV-001 非公開 383 可溶:AcOEt
OUV-002 非公開 375 可溶:AcOEt
2.樹脂練込み用 紫外線吸収剤
商品名 CAS番号 溶液吸収 溶解性
λmax (nm)
OUV-005 非公開 346/270 可溶:AcOEt
OUV-006 非公開 375 可溶:MEK/トルエン=1/1
3.水溶性 紫外線吸収剤

詳細はお問い合わせください。

4.重合性 紫外線吸収剤
商品名 CAS番号 溶液吸収 溶解性
λmax (nm)
OUV-010 非公開 405

可溶:酢酸エチル、アセトン、クロロホルム

不溶:水