このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
(厚生労働省HPより)
日本国内の死因別にみた死亡率の第2位が、心筋梗塞などの心疾患です。これは、心臓に酸素や栄養を供給している冠動脈が動脈硬化により狭くなり、血流が悪くなることで引き起こされる疾患です。食習慣の欧米化や運動不足などが原因とされ、生活習慣の改善により予防することができます。
冠動脈に石灰化の沈着が多いと、造影心臓CTでは血管内腔の評価が困難な場合があります。非造影で心臓CTを施行し、カルシウムスコアを算出することで、被検者の状態に応じた適切な検査を選択することができます。また、Calcium Scoringでは、冠動脈領域の石灰化の経過的評価やスコアの変動を観察可能です。
3種類のモードで冠動脈別に色付け
石灰化に相当するCT値領域を自動で抽出し、冠動脈別に色付けすることが可能です。3種の処理モードで簡単に色付け・修正ができます。
色付けの集計結果をリアルタイムに表示
ビューアの右下には、冠動脈の部位ごとにカルシウムスコアの集計結果が表示されます。集計結果は、色付けや修正に応じてリアルタイムに更新され、すぐに確認できます。
検査レポートの作成や画像保存が簡単に
Calcium Scoringのレポート機能は、項目の自動入力やコメントの事前登録など簡単な操作により、短時間でカルシウムスコアの解析結果を作成できます。
また、解析画像のカラーDICOM形式やBMP形式での保存や、解析結果のリストをテキスト形式(CSV)で出力することも可能です。
- 製造販売業者
富士フイルムヘルスケア株式会社