このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
大腸がん検診
(人口10万対)の年次推移(厚生労働省HPより)
日本では食生活の欧米化の影響など、大腸がんの死亡率が急速に増加しています。大腸がん検診には、内視鏡検査やX線注腸検査がありますが被検者への負担が心配されると言われています。近年では、CT装置で撮影した画像から大腸内を仮想内視鏡表示する、被検者に負担の少ない検査が注目されています。
CT Colonoscopyの有用性
- 検査時間が長く、体力的に適応できない被検者がいる
- 狭窄部位や、狭窄部位より深部の観察が難しい
- 検査時間が短く、さまざまな角度から大腸全体を観察可能
- 大腸内に機械やバリウムを入れないため侵襲性の低い検査
2クリックで解析画像の表示
2クリックで大腸領域の抽出と経路算出、解析画像の表示ができます。仮想内視鏡画像/3D-MPR画像/Panorama画像の表示が可能で、目的に応じた画像を簡単に得られます。
形状解析フィルタで読影をサポート
形状解析フィルタは、Panorama画像上のひだ以外の突起物に色づけ表示する機能です。大腸壁内全体を観察できるPanorama画像との併用により、効率的なスクリーニングをサポートします。
Bookmarkでレポート作成や画像保存が簡単に
Bookmarkは、観察中に気になったところで登録すると、位置の座標、距離計測結果などを記録し、後で呼び出すことができます。さらに、検査レポートでは、Bookmarkしたところから画像を選ぶことができ、簡単に作成することができます。同様に、画像をカラーDICOM形式やBMP形式で保存することも可能です。
- 製造販売業者
富士フイルムヘルスケア株式会社