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日本

逐次近似処理 IPV

低被ばくと画質確保の両立、造影剤低減を実現する逐次近似処理。質感を維持した視認性に優れた画像を提供。

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

求められているのは、『医療被ばくへの配慮』です。

医療環境の充実に伴い、医療被ばくが増えています。

医療環境の充実に呼応する形で医療被ばくが増加しています。
なかでもX線CT装置は、装置の進歩による適応領域の拡大に伴い急速に普及し、医療被ばくの大部分を占めています。

医療被ばくとCT被ばくの推移*1

日本と米国のCT納入台数*2(100万人当たり)

参考文献

  • *1 Bolus et al.: NCRP Report 160 and What It Means for Medical Imaging and Nuclear Medicine, JOURNAL OF NUCLEAR MEDICINE TECHNOLOGY Vol.41 No.4 December 2013
    内閣府 原子力委員会: がんと放射線医療, 第12回原子力委員会 資料 第1-1号 より作成
  • * 2OECD Indicators, OECD Publishing, Paris, OECD (2017), Health at a Glance 2017 より作成

課題は、『低被ばくと画質の確保の両立』です。

医療被ばくの増加に伴い、世界各地で積極的な取り組みが行われています。
例えば、放射線診断の被ばく線量の目安である診断参考レベルは、多くの国々で導入されており、なるべく低い線量で(ただし必要な画質を損なわない範囲で)撮影をするように働きかけが行われています。

その解決策は、IPVです。

求められているのは、『造影剤の低減』です。

造影剤による腎機能障害の発症を予防することが議論されています。

ヨード造影剤を使用した画像診断は、多くの有益な情報をもたらしますが、腎機能が低下した方に造影剤を使用すると、造影剤腎症(CIN)を起こすリスクがあります。そのため、欧州泌尿生殖器放射線学会(European Society of Urogenital Radiology:ESUR)や米国放射線科医学会(American College of Radiology:ACR)からリスク低減のためのガイドラインが出されています。

課題は、『低管電圧撮影時のノイズ増加』です。

造影剤腎症(CIN)の低減のために、近年では低管電圧撮影により造影剤使用量を低減する取り組みも行われています。ただ、低管電圧撮影はノイズが増える、撮影条件の設定が煩雑になるという課題があります。

X線の基本特性

その解決策は、IPVです。

FBP画像と比較した従来の逐次近似処理の課題

  • 画像の質感が変化してしまう
  • 低コントラスト検出能が低下してしまう

逐次近似処理IPVの特長

NPS(ノイズパワースペクトラム)をFBPに近づけることでFBP画像に近い質感を実現。さらに、低コントラスト検出能を最大2倍に改善することができます。

FBPに近づけた物理特性

Q&A

できます。部位ごとに設定された最大9段階の強度レベル(Standard:Lv.1~4、 Strong:Lv.1~5)に応じてノイズ低減効果が変化します。

十分にルーチン検査でご使用頂ける画像再構成時間です。

画像ノイズ最大90%低減、被ばく低減最大83%、低コントラスト検出能最大2倍を実現しています。

製造販売業者

富士フイルムヘルスケア株式会社