このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とCT検査
COPDの特徴のひとつである肺気腫は、主に喫煙を原因として、肺胞壁が破壊される疾患とされています。そして、適切なしきい値を設定することによって、肺気腫はCT画像上に低吸収領域(LAA)として描出されます。
<監修>
株式会社日立製作所 日立健康管理センタ
放射線診断科 主任医長 中川徹先生
わかりやすい画像で被検者に説明
riskPointerは肺野内の肺胞壁の破壊に相当する低吸収領域(LAA)に色を付けて表示します。インフォームドコンセントなどで被検者に対して検査結果を説明する場合に、従来の数値による説明に比べ、視覚的にわかりやすく伝えることが可能です。
従来ソフトでは、手作業で肺野周辺をROIで囲むなど煩雑な処理が必要でした。riskPointerではユーザが設定したしきい値に基づいて、肺野内の低吸収領域(LAA)に色付け処理を行い、短時間で%LAAの算出結果を表示します。
解析モードは2種類あります。「上・中・下肺野モード」は、一般的なCT肺気腫検査のように3つのスライス断面を解析できます。「全肺野モード」は、胸部CT検診などで撮影した全肺野の画像に対して解析できます。
riskPointerのレポート機能は、今回の検査結果だけでなく前回の検査結果も追加でき、%LAAの変化が一目でわかります。また、解析画像をカラーDICOM形式やBMP形式で、解析数値をテキスト形式(CSV)で出力することも可能です。
- 製造販売業者
富士フイルムヘルスケア株式会社