このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
~確かな「技術」と、積み重ねられた「経験」と「実績」の成果をお届けします~
脳活動に伴う大脳皮質の血中ヘモグロビン濃度変化を計測する光トポグラフィ装置は、脳神経外科や精神科、リハビリテーション分野等の臨床応用を始めとして、多くの分野で活用されています。
2014年4月より光トポグラフィー検査の診療報酬(D236-2)として「抑うつ症状の鑑別診断の補助に使用するもの」が適用されました。
また、「脳外科手術の術前検査に使用するもの」としても適用されています。
ロックイン方式の採用により、周波数で変調された光を受信時に復調し、外来光(迷光)に強く高感度で多チャンネル同時計測ができます。光検出器には、室内照明下での計測に適した高感度なアバランシェフォトダイオードを採用しています。
波長の異なる2種類の光を用いて、酸素化及び脱酸素化ヘモグロビン、総ヘモグロビンの濃度変化を計測。ヘモグロビンの光学特性を活かしてノイズの少ない計測が可能になりました。
装着しやすさと装着感を向上させたプローブ
バネ構造
ばねにより先端が上下に移動し、頭部へのフィット性を向上しました。
シリコン素材のホルダ
頭部形状に柔軟にフィットする曲率設計と高い柔軟性を実現しました。
L字形状の光ファイバ先端部
複数の光ファイバをコンパクトに集約し、装着時の安定性を向上しました。
ホルダバリエーション例
4×4ホルダ(24ch)、 3×5ホルダ(22ch)、3×3ホルダ(2個一式で24ch)のホルダを用意しました。さまざまな部位・タスクに応じた計測に対応して、任意に組み合わせてご使用いただけます。
計測・解析データを目的に応じて多彩に表示
状況・目的に応じたデータの表現方法の選択
ヘモグロビン濃度変化をさまざまな方法で表示します。
- 多くの計測/解析データを効率的に管理
- 計測/解析時の条件等がリスト表示され、確認/データアクセスが容易
複数の計測データから、症例別、タスク別での傾向分析や波形情報の詳細分析など、多角的な解析機能が充実しました。
外部機器とのインターフェース・リアルタイムデータ出力
施設内のネットワークとつなぎ、データや画像を出力できます。
また、各種インターフェースが標準装備のため、外部機器(刺激提示機器等)との同期も可能です。
計測中のリアルタイムデータ出力により、ブレインマシンインターフェースやバイオフィードバックへの応用が期待できます。
- 販売名
光トポグラフィ装置 ETG-4100
- 医療機器認証番号
227ABBZX00048000
- 製造販売業者
富士フイルムヘルスケア株式会社