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VFM (Vector Flow Mapping)

VFMは心臓内の血流速度をベクトルを用いて可視化する技術です。

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

VFMの原理

VFMは2次元断層像でのカラードプラ画像で取得した血流成分と、スペックルトラッキングで取得した壁運動情報から、血流の速度ベクトルを表示します。

VFMの表示方法

速度ベクトル表示

速度ベクトル表示では血流の速さと方向性を矢印として表示することが可能です。

流線表示

流線表示は速度ベクトルを接線とする曲線で表示します。

渦度表示

渦度表示は渦の回転方向と強度を色で表示します。半時計方向に回転する渦は赤色に表示され、時計方向に回転する渦は青色に表示されます。渦の色濃度は回転の強さを表わします。

エネルギー損失

心腔内におけるエネルギー損失を解析することが可能です。血液には粘性があり、乱流等が発生する部位では粘性に伴い摩擦熱が発生すると考えられています。この摩擦熱により損失するエネルギーを、エネルギー損失と呼びます。

Circulation

Circulationの指標により、渦の強さや発生場所を自動的に検出します。

Relative Pressure

速度ベクトル分布からナビエ・ストークスの式に基づき、断層面内の相対的な圧較差分布を表示することが可能です。Color Mapは圧分布を表示し、基準点より圧分布が高い場合は赤く表示され、低い場合は青く表示されます。また任意の直線上の相対的圧較差を定量化することも可能です。

Pathline

時間経過による心腔内の血流変化を可視化する機能です。流入時相で色分けされた粒子の動きと軌跡で血流を表現します。

Wavefront

流跡線表示の粒子の位置を波面として描出することにより、流入した血流の軌跡と、移動位置を可視化します。