日本

米国バイオテクノロジー企業Novavax社より
新型コロナウイルス感染症のワクチン候補の原薬製造を受託

フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ

ニュースリリース

2020年7月24日

このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)の子会社で、バイオ医薬品*1の開発・製造受託会社(CDMO)*2であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ、以下 FDB)は、米国バイオテクノロジー企業Novavax, Inc.(以下、ノババックス社)より、同社が開発している、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)のワクチン候補「NVX-CoV2373」の原薬製造を受託しました。

ノババックス社は、独自のナノ粒子技術を活用して、重篤な感染症に対する次世代ワクチンを開発するバイオテクノロジー企業です。すでに、新型コロナウイルスの遺伝子情報をもとに作りだした抗原を有効成分に用いたCOVID-19ワクチン候補「NVX-CoV2373」の作製に成功。現在、「NVX-CoV2373」の臨床第Ⅰ相試験をオーストラリアで行っています。また本年7月には、米国政府がCOVID-19ワクチンの開発を目的として立上げた官民連携プロジェクト「Operation Warp Speed」より16億米ドルの助成を獲得。その助成などを用いて、臨床第II/III相試験の推進、1億人分のワクチン供給を目指しています。

FDBは、30年以上にわたる受託実績、高度な生産技術や最新設備を有した、バイオ医薬品のCDMOです。ホルモン製剤や抗体医薬品、遺伝子治療薬、ワクチンなどあらゆる種類のバイオ医薬品の生産プロセスを開発し、少量生産から大量生産、原薬から製剤・包装までの製造受託に対応できる強みを活かして受託ビジネスを拡大。COVID-19の治療推進プロジェクト「COVID-19 Therapeutics Accelerator」*3よりCOVID-19治療薬のプロセス開発・製造を受託することを決定しています。

さらに今回、ノババックス社から、2020年秋に計画されている最大30,000人規模の臨床第Ⅲ相試験に向けた、COVID-19ワクチン候補「NVX-CoV2373」の原薬製造を受託。米国ノースカロライナ拠点において「NVX-CoV2373」の原薬製造を開始しています。

FDBは、COVID-19のワクチンや治療薬の開発が進展する中、顧客ニーズに合った高品質なバイオ医薬品を迅速かつグローバルに供給し、COVID-19の感染拡大の抑止や流行の終息に貢献していきます。

  • *1 低分子医薬品では実現できない作用を持つ、たんぱく質などの生体分子を活用した医薬品。インスリンや成長ホルモンの他に、ワクチン、抗体医薬品、遺伝子治療薬などを含む。
  • *2 Contract Development & Manufacturing Organizationの略。薬剤開発初期の細胞株開発から生産プロセス開発、安定性試験、治験薬の開発・製造、市販薬の製造までの幅広いサービスを製薬企業などに提供する。
  • *3 ビル&メリンダ・ゲイツ財団がウェルカム財団やMastercardと立ち上げたCOVID-19の治療推進プロジェクト。本プロジェクトは、COVID-19に対する治療薬やワクチンの迅速な開発・製造を支援するもの。

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