日本

英国政府が調達する新型コロナウイルス感染症ワクチン候補の原薬製造を受託
2021年初より英国拠点にて製造を開始

フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ

ニュースリリース

2020年8月17日

このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)の子会社で、バイオ医薬品*1の開発・製造受託会社(CDMO)*2であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ、以下 FDB)は、英国政府が調達する新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)ワクチン候補の原薬製造を受託します。今回受託するCOVID-19ワクチン候補は、米国バイオテクノロジー企業Novavax, Inc.(以下、ノババックス社)が開発する「NVX-CoV2373」です。
FDBは、2021年初めより、英国拠点にて「NVX-CoV2373」の原薬製造を行い、英国におけるCOVID-19ワクチンの迅速かつ安定供給に貢献していきます。

「NVX-CoV2373」は、新型コロナウイルスの遺伝子情報をもとに作り出した抗原を有効成分に用いたCOVID-19ワクチン候補です。ノババックス社は、今秋より、米国・英国などで「NVX-CoV2373」の臨床第Ⅲ相試験を開始する計画です。
英国政府は、2020年8月、ノババックス社より6,000万回分の投与量の「NVX-CoV2373」を調達することを決定するとともに、英国における「NVX-CoV2373」の臨床第Ⅲ相試験や生産体制構築に対しての協力を表明しています。

FDBは、30年以上にわたる受託実績、高度な生産技術や最新設備を有した、バイオ医薬品のCDMOです。ホルモン製剤や抗体医薬品、遺伝子治療薬、ワクチンなどあらゆる種類のバイオ医薬品の生産プロセスを開発し、少量生産から大量生産、原薬から製剤・包装までの製造受託に対応できる強みを活かして受託ビジネスを拡大しています。2020年7月には、ノババックス社から、今秋に米国で計画されている最大30,000人規模の臨床第Ⅲ相試験に向けた、COVID-19ワクチン候補「NVX-CoV2373」の原薬製造を受託。すでに米国ノースカロライナ拠点にて製造を開始しています。また、米国テキサス拠点においても、米国政府が開発を支援する、「NVX-CoV2373」をはじめとしたCOVID-19ワクチン候補の原薬製造を行う計画です。
さらに今回、英国政府が調達する「NVX-CoV2373」の原薬製造もノババックス社より受託。最大6,000万回分の投与量の「NVX-CoV2373」の原薬供給に向けて、2021年初めより英国拠点にて製造を開始する予定です。なお、英国拠点では、最大1億8000万回分/年の投与量に相当する「NVX-CoV2373」の原薬製造が可能であるため、英国以外への供給も可能です。

FDBは、COVID-19ワクチン候補の原薬製造以外にも、COVID-19治療薬のプロセス開発・製造をCOVID-19の治療推進プロジェクト「COVID-19 Therapeutics Accelerator」*3よりデンマーク拠点にて受託することを決定しています。FDBが有する、米国ノースカロライナ・テキサス、英国、デンマークの全拠点の製造インフラを活用して、COVID-19ワクチン・治療薬の開発・製造を支援します。

今後、FDBは、 COVID-19ワクチンや治療薬の開発が進展する中、顧客ニーズに合った高品質なバイオ医薬品を迅速かつグローバルに供給し、COVID-19の感染拡大の抑止や流行の終息に貢献していきます。

  • *1 低分子医薬品では実現できない作用を持つ、たんぱく質などの生体分子を活用した医薬品。インスリンや成長ホルモンの他に、ワクチン、抗体医薬品、遺伝子治療薬などを含む。
  • *2 Contract Development & Manufacturing Organizationの略。薬剤開発初期の細胞株開発から生産プロセス開発、安定性試験、治験薬の開発・製造、市販薬の製造までの幅広いサービスを製薬企業などに提供する。
  • *3 ビル&メリンダ・ゲイツ財団がウェルカム財団やMastercardと立ち上げたCOVID-19の治療推進プロジェクト。 本プロジェクトは、COVID-19に対する治療薬やワクチンの迅速な開発・製造を支援するもの。

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