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米国イーライ・リリー社が低・中所得国への普及を目指す
新型コロナウイルス感染症向け抗体医薬品の原薬製造を受託

フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ

ニュースリリース

2020年10月9日

このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)の子会社で、バイオ医薬品*1の開発・製造受託会社(CDMO)*2であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ、以下 FDB)は、Eli Lilly and Company(以下、イーライ・リリー社)が開発している、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向け抗体医薬品の原薬製造を受託します。FDBは、2021年4月より、デンマーク拠点にて製造を開始し、イーライ・リリー社のCOVID-19向け抗体医薬品の低・中所得国への普及に貢献していきます。

FDBは、30年以上にわたる受託実績、高度な生産技術や最新設備を有した、バイオ医薬品のCDMOで、ホルモン製剤や抗体医薬品、遺伝子治療薬、ワクチンなどあらゆる種類のバイオ医薬品の生産プロセスを開発し、少量生産から大量生産、原薬から製剤・包装までの製造受託に対応できます。このようなことから、本年4月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団がウェルカム財団やMastercardとともに立ち上げたCOVID-19の治療推進プロジェクト「COVID-19 Therapeutics Accelerator」(以下、「アクセラレーター」)*3が開発・製造を支援するCOVID-19治療薬のグローバル供給のためのパートナーに選定。大量生産設備を有するデンマーク拠点の一定の製造キャパシティーを「アクセラレーター」のために確保していました。

今回、「アクセラレーター」とイーライ・リリー社の間で、同社が開発している、COVID-19向け抗体医薬品の開発・製造支援で合意したことを受け、FDBは、同医薬品の原薬製造を受託することが決定しました。FDBは、2021年4月より、デンマーク拠点にて、イーライ・リリー社のCOVID-19向け抗体医薬品の商業生産に必要な原薬の製造を開始する予定です。

FDBのデンマーク拠点は、20,000リットル動物細胞培養タンク6基などの大量生産設備を有する拠点です。現在、約1,000億円をかけて、原薬の生産能力倍増のための大型培養タンクの増設、製剤ラインの新設、包装ラインの拡張を行うことで、受託体制のさらなる強化を図っています。

FDBは、 COVID-19ワクチンや治療薬の開発が進展する中、顧客ニーズに合った高品質なバイオ医薬品を迅速かつグローバルに供給し、COVID-19の感染拡大の抑止や流行の終息に貢献していきます。

  • *1 低分子医薬品では実現できない作用を持つ、たんぱく質などの生体分子を活用した医薬品。インスリンや成長ホルモンの他に、ワクチン、抗体医薬品、遺伝子治療薬などを含む。
  • *2 Contract Development & Manufacturing Organizationの略。薬剤開発初期の細胞株開発から生産プロセス開発、安定性試験、治験薬の開発・製造、市販薬の製造までの幅広いサービスを製薬企業などに提供する。
  • *3 COVID-19に対する治療薬やワクチンなどの迅速な開発・製造を支援する治療推進プロジェクト。

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