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「FUJINON Premista19-45mmT2.9」新発売

ラージフォーマットセンサー対応のシネマカメラ用ズームレンズ「Premista」シリーズの広角ズームタイプ

ズーム全域で歪みの少ない自然な描写を実現!高いクオリティの映像制作を強力にサポート

ニュースリリース

2021年1月14日

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、ラージフォーマットセンサー※1に対応し、圧倒的な解像力、自然で美しいボケ味、ハイダイナミックレンジ(HDR)を生かした豊かな階調を実現するシネマカメラ用ズームレンズ「Premista(プレミスタ)」シリーズの第三弾として、焦点距離19-45mmの広角ズームレンズ「Premista19-45mmT2.9」(以下、「Premista19-45mm」)を2021年1月28日より発売します。

「Premista19-45mm」は、長年培ってきた光学技術を駆使して開発した、高品質かつコンパクトな広角ズームレンズです。ディストーション※2を効果的に抑制し、ズーム全域で歪みの少ない自然な描写を可能とします。

富士フイルムは、すでに標準・望遠ズームタイプをラインアップしている「Premista」シリーズに「Premista19-45mm」を加えることで、広角側の焦点距離をカバーするとともに、同シリーズで利用できる焦点距離の範囲を19-250mmに広げることで、高いクオリティの映像制作を幅広い撮影シーンで強力にサポートします。

  • ※1 シネマカメラで標準的なフォーマットであるスーパー35mmセンサーよりも大型で、対角の長さが43.2-46.3mmのイメージセンサー。
  • ※2 広角側の焦点距離での撮影で生じやすい映像の歪み。
[画像]「Premista19-45mmT2.9」

近年、ハリウッド映画などの高いクオリティの映像を制作する現場では、大型センサーならではの高画質や豊かな表現を可能とするラージフォーマットセンサー搭載のシネマカメラの導入が進んでいます。このような中、同センサーに対応したレンズとして、単焦点レンズが多く使用されています。しかし、単焦点レンズを用いた撮影では、シーンに応じてレンズ交換が必要であるため、その手間がより少なく高画質な映像を撮影できるズームレンズの需要が高まっています。

当社は2019年、ラージフォーマットセンサー対応の高性能シネマカメラ用ズームレンズ「Premista」シリーズ として、標準・望遠ズームタイプの2機種を発売しました。同シリーズは、「映像の周辺部まで高画質な映像を撮影できる」「幅広い焦点距離をカバーし、利便性に優れる」などプロの制作現場において高い評価をいただいています。

今回発売する「Premista19-45mm」は、19-45mmの焦点距離全域でT2.9※3の明るさを持つ広角ズームレンズです。大口径非球面レンズと独自のズーム方式を採用し、映像の中心部から周辺部まで圧倒的な解像力を発揮。広角側の焦点距離での撮影で生じやすいディストーションも効果的に抑制しているため、ズーム全域で歪みの少ない自然な描写が可能です。また、独自の光学シミュレーション技術とメカ設計技術により、全長228mm・質量3.3kgのコンパクト設計と優れた堅牢性を両立。ステディカム※4を利用した手持ち撮影や、クレーンを使用したハイアングルの撮影を行えます。このほか、標準・望遠ズームタイプと同様に、撮影時のレンズメタデータ※5の記録が可能な「ZEISS eXtended Data (ツァイス・エクステンデッド・データ)」にも対応しているため、撮影後の動画編集の作業負担を軽減でき、効率的な映像制作をサポートします。

富士フイルムは、写真・映画用フィルムの国産化を目指して1934年に創業して以来、シネマ業界をリードし続けてきました。今後も、最先端の映像表現の領域で培った光学技術や精密加工・組立技術などを生かし、幅広いレンズラインアップを展開することで、多様なニーズに応えていきます。

  • ※3 F値と透過率を考慮して表したレンズの明るさを示す指標。数値が小さいほど明るいレンズであることを表す。
  • ※4 手持ち撮影時に生じるブレを抑え、安定した映像を撮影するための機材。
  • ※5 フォーカス、ズーム、アイリスの位置などの情報。

1. 製品名

「FUJINON Premista19-45mmT2.9」

2. 発売日

2021年1月28日

3. 主な特長
(1)ラージフォーマットセンサーに対応し、圧倒的な解像力や自然で美しいボケ味、豊かな階調を実現
  • 超精密加工を施した大口径非球面レンズと独自のズーム方式により、色収差などを効果的に補正。映像の中心部から周辺部まで圧倒的な解像力を発揮し、シャープでクリアな映像を提供します。
  • 広角側の焦点距離での撮影で生じやすいディストーションを抑制。被写体との距離やズームポジションによらず、歪みの少ない自然な描写が可能です。
  • 13枚絞り羽根を採用することで、円形に近い絞り形状を実現。ラージフォーマットセンサーの特長である浅い被写界深度との組み合わせで、自然で美しいボケ味による映像表現が可能です。
  • 最先端の光学設計を採用し、独自のコーティング処理を施すことで、フレアやゴーストを徹底的に抑制。HDRを生かした豊かな階調による高画質な映像を撮影できます。
(2)焦点距離19-45mmをカバーする広角ズームを実現
  • 19-45mmの焦点距離全域でT2.9の明るさを持つ広角ズームレンズです。1本で単焦点レンズ5本分※6の焦点距離をカバーできるため、レンズ交換の手間が少なく短時間で効率的に映像を撮影できます。
  • 「Premista」シリーズの標準・望遠ズームタイプと合わせたレンズ3本で19-250mmの焦点距離をカバー。背景を取り入れた広角撮影から、被写体にクローズアップした望遠撮影まで幅広いシーンに対応できます。
  • ※6 ラージフォーマットセンサーに対応し、21mm、25mm、29mm、35mm、40mmの焦点距離を持つシネマカメラ用単焦点レンズ5本。
[画像]焦点距離19-45mmをカバーする広角ズームを実現
[画像]コンパクト設計と優れた堅牢性を両立
(3)コンパクト設計と優れた堅牢性を両立
  • 独自の光学シミュレーション技術とメカ設計技術により、全長228mm・質量3.3kgのコンパクト設計とプロの過酷な撮影環境に耐えられる優れた堅牢性を両立。ステディカムを利用した手持ち撮影や、クレーンを使用したハイアングルの撮影が可能です。
(4)高い運用性と快適な操作性を実現
  • レンズ前枠径、フォーカス、ズーム、アイリス(絞り)の操作リングのギア位置などを「Premista」シリーズの標準・望遠ズームタイプと統一。フレア・ゴーストなどの発生を抑制するマットボックスや正確かつスムーズなフォーカシングを可能にするフォローフォーカスなどのアクセサリーを共用でき、レンズ交換時にアクセサリーの位置を再調整する必要がないため、効率的な運用を実現します。
  • 「フランジバック調整機構」※7を搭載。撮影現場での急激な温度変化などによりフランジバックが変動した場合でも、レンズ鏡筒のリングを回すだけで簡単に調整可能です。フォーカスリングの回転角を幅広い280度に設計。リングを回す際の滑らかなトルク感を備え、精緻なフォーカシングを可能にするなど、快適な操作性を発揮します。また、フォーカス、ズーム、アイリス指標には蓄光塗料を採用しているため、夜間や暗い室内でもはっきりと指標を確認することができます。フォーカス指標の表記は、フィート/メートルの2種類からお選びいただけます。
  • ※7 カメラのフランジバック(レンズの取付基準面からイメージセンサーまでの距離)に合わせ、レンズの結像面を最適な位置に調整可能。
(5)「ZEISS eXtended Data(ツァイス・エクステンデッド・データ)」に対応
  • カールツァイス社が通信プロトコル「/i® Technology※8」に準拠して開発した「ZEISS eXtended Data(ツァイス・エクステンデッド・データ)」に対応。撮影時のレンズメタデータの記録をはじめ、歪曲収差や周辺光量の補正が可能です※9。これにより、撮影後の動画編集の作業負担を軽減し、効率的な映像制作をサポートします。
  • ※8 /iはCooke Optics Limitedの商標、または登録商標。
  • ※9 使用するカメラによっては、別途対応機器が必要。

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