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富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、2019年12月18日に、ヘルスケア領域のさらなる事業拡大に向けて、株式会社日立製作所(以下、日立製作所)の画像診断関連事業(以下、対象事業)を買収することを発表しました。
本日、日立製作所と、日立製作所が対象事業の承継のために設立した富士フイルムヘルスケア株式会社との間で、会社分割に係る吸収分割契約が締結されました。対象事業の買収に関わる会社分割の手続きが開始されたことを受けて、買収完了予定時期を、2021年3月31日とすることをお知らせいたします。
当社は、対象事業の買収によってメディカルシステム事業のさらなる拡大を実現します。
対象事業は、CT、MRI、X線診断装置、超音波診断装置など幅広い製品ポートフォリオを保有しており、安定的な収益基盤とさらなる成長ポテンシャルの双方を兼ね備え、グローバルで高いプレゼンスを確立しています。近年、医療現場では、CT、MRI、X線診断装置、PACS、内視鏡、超音波診断装置などの幅広い製品ラインアップを組み合わせた、病院経営へ直結する提案が求められています。当社と対象事業の製品ポートフォリオは重複が少なく、これらの製品ラインアップを組み合わせることで、ワンストップでのトータルソリューションの提供が可能となり、病院への提案力を飛躍的に高めることができます。また、当社の優れた画像処理技術・AI技術を対象事業の幅広い製品ラインアップに搭載し、新たな付加価値を創出することにより、医療の質の向上に貢献していきます。さらに、強力な販売ネットワークを活用し、これらの価値をグローバルに提供していきます。
富士フイルムは、これまで以上に質の高い豊富なソリューションを提供し、医療の質の向上に向けて先進的な役割を果たすとともに、世界屈指の「ヘルスケア・カンパニー」としての事業基盤を確立します。
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