富士フイルム株式会社(社長:後藤 禎一)は、35mm判の約1.7倍となるラージフォーマットセンサー※1を搭載したミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」用交換レンズ「GFレンズ」のラインアップとして、「フジノンレンズ GF35-70mmF4.5-5.6 WR」(以下、「GF35-70mmF4.5-5.6 WR」)を2021年11月30日に発売します。
「GF35-70mmF4.5-5.6 WR」は、使用頻度の高い広角35mm-標準70mm(35mm判換算:28mm-55mm相当)の焦点距離を持ち、幅広いシーンで高画質撮影が可能なレンズです。「GFレンズ」のズームタイプとして最小・最軽量を実現し、優れた携帯性を発揮。気軽に持ち運ぶことができるため、本日発表のミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX50S II」をはじめとする「GFXシリーズ」で撮影する楽しみをさらに広げます。
![[画像]「GF35-70mmF4.5-5.6 WR」](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/68640ce70c6dc078f7c31e1fad82857f/news_6847_01.jpg)
「GF35-70mmF4.5-5.6 WR」
![[画像]「FUJIFILM GFX50S II」装着時](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/cc2bbbbc8ac9c5bf120b494fa3503ccf/news_6847_02.jpg)
「FUJIFILM GFX50S II」装着時
「GF35-70mmF4.5-5.6 WR」は、35mm-70mm(35mm判換算:28mm-55mm相当)の焦点距離と高い解像性能を備えたレンズで、「GFレンズ」のズームタイプとして最小・最軽量となる質量約390g・長さ約96.4mm(広角端)を実現しています。レンズ鏡筒をコンパクトに収納できる沈胴構造の採用により、沈胴時の長さが約73.9mmとさらに小型化するため、優れた携帯性を発揮。カメラに装着して持ち歩いても負担が少なく、軽快なスタイルでスナップ撮影や風景撮影、ポートレート撮影などをお楽しみいただけます。さらに、レンズ先端から最短約25cmの接写が可能。卓上の料理などをクローズアップして写すテーブルフォトなど、1本で様々な撮影シーンに対応します。また、高速・高精度かつ静音なAFを搭載し、狙った被写体にスムーズにフォーカスを合わせることができるため、撮りたい瞬間を逃しません。このほか、防塵・防滴・-10℃の耐低温構造による高いタフネス性能を備えており、小雨や土埃の舞う撮影環境でも安心してお使いいただけます。
当社は本日、「GFレンズ」の開発ロードマップの最新情報を発表しました※2。本ロードマップでは、ラインアップに加える予定の超広角ズームレンズ・大口径標準単焦点レンズ・チルトシフトレンズの基本スペックを公開しています。今後、本ロードマップで示した17本のレンズラインアップで幅広い撮影領域をカバーし、「GFXシリーズ」で撮影する悦びを提供していきます。
- ※1 対角線の長さが55mm(横43.8mm×縦32.9mm)で、35mm判の約1.7倍の面積を持つイメージセンサー。
- ※2 「GFレンズ」の最新のロードマップは、https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/g-mount-lens-roadmap/をご覧ください。
記
1. 製品名、発売日、価格
製品名 | 発売日 | 希望小売価格(税込) |
---|---|---|
「フジノンレンズ GF35-70mmF4.5-5.6 WR」 | 2021年11月 <2021年10月28日追記> 2021年11月30日 |
146,300円 |
2. 製品特長
(1)使用頻度の高い焦点距離をカバーし幅広いシーンで高画質撮影が可能
- 使用頻度の高い広角35mm-標準70 mm(35mm判換算:28mm-55mm相当)の焦点距離を備え、スナップ撮影や風景撮影、ポートレート撮影など、幅広いシーンに対応します。
- レンズ先端から最短約25cmまで被写体に寄って撮影することができます。広角側の画角を生かし、被写体をクローズアップしながら背景を大きく取り入れたダイナミックな写真撮影が可能。標準側の画角では、自然な遠近感による描写ができるなど、多彩な表現をお楽しみいただけます。
- 非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚を含む9群11枚のレンズ構成を採用することで、球面収差や色収差を抑制し高い解像性能を発揮。広角側の画角での撮影でも、背景に写る小さな被写体を精緻に描写することができます。
![[図]非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚を含む9群11枚のレンズ構成](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/e4ab86b9422e3c00797b030bee5f1edd/news_6847_03.jpg)
非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚を含む9群11枚のレンズ構成を採用。
![[画像] ©Hasachai Boonnuang](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/a19c85bc947f9afa5592375b23a1d894/news_6847_04.jpg)
©Hasachai Boonnuang
高い解像性能を発揮し、精緻な描写を実現。
(2)「GFレンズ」のズームタイプとして最小・最軽量を実現
- 質量およびサイズと、画質のベストバランスを追求した光学設計により、「GFレンズ」のズームタイプとして最小・最軽量となる質量約390g・長さ約96.4mm(広角端)・フィルター径62mmを実現。また、レンズ鏡筒をコンパクトに収納できる沈胴構造の採用により、沈胴時の長さが約73.9mmとさらに小型化し、優れた携帯性を発揮します。「FUJIFILM GFX50S II」や「FUJIFILM GFX100S」と組み合わせても総質量1,300gを切るため、カメラに装着して持ち歩く負担を軽減でき、軽快なスタイルでの撮影を可能にします。
(3)高速・高精度かつ静音なAFとタフネス性能により高い機動力を発揮
- 小型軽量なフォーカスレンズをステッピングモーターにより駆動させるインナーフォーカス方式を採用しました。「FUJIFILM GFX100S」の位相差AFとの組み合わせでは、最短約0.13秒※3の高速・高精度AFを実現。被写体を素早くとらえます。また、デジタルカメラの顔・瞳検出AF機能にも対応しているため、一瞬の表情を逃さず、動きのあるポートレート撮影などで高い威力を発揮します。
- フォーカシング時の動作音を低減させているため、静止画だけでなく動画の撮影にも適しています。
- 鏡筒の9ケ所にシーリングを施した防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用。小雨や土埃の舞う過酷な撮影環境でもシャッターチャンスを逃しません。
- ※3 CIPAガイドライン準拠。広角端・望遠端でのAF速度。
3. サポート情報
本レンズは、マニュアル沈胴式構造を採用しているため、撮影時には手動でズームリングを回し、初期位置である広角端35mmにレンズを繰り出してからご使用ください。
ニュース用画像データ

ZIP: 2.2MB
更新履歴
2021年10月28日更新
2021年9月2日
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報道関係
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
- * 記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。