富士フイルム株式会社(社長:後藤 禎一)は、独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現するミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズ「XFレンズ」のラインアップとして、「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR」(以下、「XF23mmF1.4 R LM WR」)を2022年2月24日に発売します。
「XF23mmF1.4 R LM WR」は、広角23mm(35mm判換算:35mm相当)の焦点距離を持つ大口径単焦点レンズです。現在販売中の「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R」(以下、従来モデル)でご好評いただいている開放F値1.4の明るさはそのままに、解像性能とAF速度を向上。新たに防塵・防滴・-10℃の耐低温構造も採用し、高い実用性を備えています。
![[画像]「XF23mmF1.4 R LM WR」](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/4f223f9c0bf55b7be0a3b051b6065f20/news_6848_01.jpg)
「XF23mmF1.4 R LM WR」
![[画像]ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro3」装着時](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/4213fa162aab2f80660e5085b27d1675/news_6848_02.jpg)
ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro3」装着時
「XF23mmF1.4 R LM WR」は、非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を含む10群15枚のレンズ構成により、従来モデルから解像性能を向上させた大口径広角単焦点レンズです。開放F値1.4の明るさを備えているため、浅い被写界深度を生かした撮影が可能。新たに採用した9枚絞り羽根との組み合わせで、自然で美しいボケ味による写真撮影を行えます。また、汎用性の高い広角23mmの焦点距離を備え、風景撮影やスナップ撮影などに最適。最短撮影距離約19cmの近接撮影も可能とし、被写体をクローズアップしながら背景を大きく取り入れたダイナミックな写真撮影をお楽しみいただけます。さらに、新搭載のリニアモーターにより駆動させるインナーフォーカス方式を採用。最短約0.04秒※1の高速・高精度AFを実現し、決定的瞬間を逃しません。このほか、防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を新たに採用したことで、高い実用性を発揮します。
当社は本日、「XF23mmF1.4 R LM WR」に加えて、「フジノンレンズ XF33mmF1.4 R LM WR」の発売を発表しました。これらと、本年5月に発売した「フジノンレンズ XF18mmF1.4 R LM WR」を、将来のイメージセンサーの高画素化を見据えた高解像性能を有する新世代「大口径プライム」シリーズとしてご提案します。さらに、本日発表した開発ロードマップ※2では、「XFレンズ」のラインアップに加える予定の高倍率ズームレンズと超望遠ズームレンズの基本スペックを公開。今後、本ロードマップで示した計40本の交換レンズのラインアップで幅広い撮影領域をカバーし、「Xシリーズ」での撮影の楽しみを提供していきます。
- ※1 CIPAガイドライン準拠。ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T4」装着時。位相差AF使用時、ハイパフォーマンスモードON時。
- ※2 「XFレンズ」の最新のロードマップは、https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/x-mount-lens-roadmap/をご覧ください。
記
1. 製品名、発売日、価格
製品名 | 発売日 | 希望小売価格(税込) |
---|---|---|
「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR」 | 2021年11月 <2021年10月14日追記> 2022年2月 <2022年1月27日追記> 2022年2月24日 |
134,200円 |
2. 製品特長
(1)圧倒的な解像性能と美しいボケ味を実現
- 非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を採用した10群15枚のレンズ構成により、色収差や球面収差を徹底的に抑制。従来モデルより解像性能を向上させ、被写体の細部までシャープにとらえた写真を撮影できます。また、最後部に非球面レンズ1枚とEDレンズ1枚を配置するとともに、非球面レンズ1枚とEDレンズ2枚を含むフォーカス群を中間部に配置。フォーカス群を一度に駆動させることで、撮影距離による収差変動を抑えます。
- 開放F値1.4の明るさを備えているため、浅い被写界深度を生かした撮影が可能。円形に近い絞り形状を実現する9枚絞り羽根の採用に加え、コマ収差を抑制しボケの色づきを軽減することで、自然で美しいボケ味による写真撮影を行えます。
![[図]非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を含む10群15枚のレンズ構成](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/f0d354927d2c2d9ce77fc117909d71b3/news_6848_03.jpg)
非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を含む10群15枚のレンズ構成を採用。
![[画像]© Kevin Mullins](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/d9f7886455544e3c88ee3f9ba315ac04/news_6848_04.jpg)
© Kevin Mullins
被写体の細部までシャープにとらえた写真を撮影可能。
(2)広角23mmの画角を生かしダイナミックな写真撮影が可能
- 汎用性の高い23mm(35mm判換算:35mm相当)の焦点距離を備えた広角レンズで、風景撮影やスナップ撮影に最適です。最短撮影距離約19cm、最大撮影倍率0.2倍(35mm判換算:約0.3倍相当)を実現しているため、被写体をクローズアップしながら背景を大きく取り入れたダイナミックな写真撮影をお楽しみいただけます。
(3)高速・高精度AFを可能とするリニアモーターと防塵防滴構造を新たに採用
- 新搭載のリニアモーターにより小型軽量なフォーカス群を駆動させるインナーフォーカス方式を採用。フォーカス群の移動する範囲を短く設計したことで、最短約0.04秒の高速・高精度AFを実現し、決定的瞬間を逃しません。
- 動画撮影で使用されることが多い「AF-Cモード」設定時では、静かで滑らかなフォーカシングが可能。独自の光学設計技術により、フォーカシング時の画角変動(ブリージング)も徹底的に抑制しているため、静止画撮影のみならず、動画撮影にも最適です。
- フォーカスリングの回転量を検出する精度が高いため、指先の微細な動きを検知することが可能。精緻なフォーカシングが行えます。
- 鏡筒の11ケ所にシーリングを施した防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を新たに採用。小雨や埃が舞う環境や、冬の天体撮影などの低温環境下でも安心してご使用いただけます。
(4)コンパクト設計により快適な撮影を実現
- フォーカス群を小径化するとともに、リニアモーターの配置を最適化することで、質量約375g・長さ約77.8mm・フィルター径58mmのコンパクト設計を実現。カメラに装着して持ち運ぶ負担を軽減します。
- A(オート)ポジションロックを搭載。撮影時に絞りリングが不用意に動かないようロックすることができ、快適に撮影をお楽しみいただけます。
アクセサリー
レンズフード 「LH-XF23-2」
(「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR」・「フジノンレンズ XF33mmF1.4 R LM WR」専用)
「XF23mmF1.4 R LM WR」の発売と同時に、角型レンズフード「LH-XF23-2」を発売します。「LH-XF23-2」は、フレア・ゴーストを抑制し、クリアな写真の撮影を可能とします。アルミ削り出しのデザインにより、クラシカルかつスタイリッシュな外観に仕上げました。また、本日発表した「フジノンレンズ XF33mmF1.4 R LM WR」にも装着いただけます。
希望小売価格:11,000円(税込)
![[画像]「LH-XF23-2」](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/915089f8bf1c13952b1728a34e875867/news_6848_05.jpg)
「LH-XF23-2」
ニュース用画像データ

ZIP: 1.7MB
更新履歴
2022年1月27日更新
2021年10月14日更新
2021年9月2日
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報道関係
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
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