富士フイルム株式会社(社長:後藤 禎一)は、独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現するミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズ「XFレンズ」のラインアップとして、「フジノンレンズ XF33mmF1.4 R LM WR」(以下、「XF33mmF1.4 R LM WR」)を2021年9月29日に発売します。
「XF33mmF1.4 R LM WR」は、標準33mm(35mm判換算:50mm相当)の焦点距離を持つ大口径単焦点レンズで、圧倒的な解像性能と開放F値1.4の明るさを実現します。静音かつ高速・高精度なAFを可能とし、被写体を素早く正確にとらえます。
![[画像]「XF33mmF1.4 R LM WR」](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/6003fd3284deeb78d23c81e6bf9fcf40/news_6849_01.jpg)
「XF33mmF1.4 R LM WR」
![[画像]ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro3」装着時](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/9c3f63a4430d85580b9c6157a01a14ce/news_6849_02.jpg)
ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro3」装着時
「XF33mmF1.4 R LM WR」は、非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を含む10群15枚のレンズ構成を採用し、画像中心部から周辺部まで圧倒的な解像性能を発揮します。さらに、開放F値1.4の明るさを実現しているため、光量の少ないシーンでも、手ブレやノイズを抑制した高画質な写真撮影をお楽しみいただけます。また、標準33mm(35mm判換算:50mm相当)の焦点距離を生かして、自然な遠近感のあるポートレート撮影やスナップ撮影が可能です。
「XF33mmF1.4 R LM WR」は、リニアモーターにより駆動させるインナーフォーカス方式を採用し、高速・高精度AFを実現。静かで滑らかなフォーカシングを可能とし、静止画撮影のみならず、動画撮影にも最適です。このほか、小型軽量な「Xマウントシステム」※1を生かした質量約360gのコンパクト設計により、高い機動力を発揮します。
当社は本日、「XF33mmF1.4 R LM WR」に加えて、「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR」の発売を発表しました。これらと、本年5月に発売した「フジノンレンズ XF18mmF1.4 R LM WR」を、将来のイメージセンサーの高画素化を見据えた高解像性能を有する新世代「大口径プライム」シリーズとしてご提案します。さらに、本日発表した開発ロードマップ※2では、「XFレンズ」のラインアップに加える予定の高倍率ズームレンズと超望遠ズームレンズの基本スペックを公開。今後、本ロードマップで示した計40本の交換レンズのラインアップで幅広い撮影領域をカバーし、「Xシリーズ」での撮影の楽しみを提供していきます。
- ※1 APS-Cサイズセンサー搭載のミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」で採用している、「Xマウント」を使ったシステム。
- ※2 「XFレンズ」の最新のロードマップは、https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/x-mount-lens-roadmap/をご覧ください。
記
1. 製品名、発売日、価格
製品名 | 発売日 | 希望小売価格(税込) |
---|---|---|
「フジノンレンズ XF33mmF1.4 R LM WR」 | 2021年9月29日 | 115,500円 |
2. 製品特長
(1)画像中心部から周辺部まで圧倒的な解像性能を発揮
- 非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を採用した10群15枚のレンズ構成により、色収差や球面収差を徹底的に抑制。画像中心部から周辺部まで高い解像性能を発揮します。また、最後部に非球面レンズ1枚を配置するとともに、非球面レンズ1枚とEDレンズ2枚を含むフォーカス群を中間部に配置。フォーカス群を一度に駆動させることで収差変動を抑え、最短撮影距離から無限遠まで高画質撮影を可能とします。
- 開放F値1.4の明るさを実現。夜間の屋外や室内など光量の少ない撮影シーンでも、手ブレやノイズを抑制した高画質な写真を撮影できます。また、浅い被写界深度を生かした豊かなボケ味と、ピント面の高精細な描写により、被写体を際立たせた立体的な表現もお楽しみいただけます。
![[図]非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を含む10群15枚のレンズ構成](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/1a7adca69c3d4dd8831955a9d3b2a4ab/news_6849_03.jpg)
非球面レンズ2枚とEDレンズ3枚を含む10群15枚のレンズ構成を採用。
![[画像]© Bert Stephani](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/3fd61dfb614a6edb4aa841a5eae553b5/news_6849_04.jpg)
© Bert Stephani
浅い被写界深度を生かした豊かなボケ味と、ピント面の高精細な描写により、被写体を際立たせた立体的な表現が可能。
(2)標準33mmの焦点距離を備え自然な遠近感を生かした撮影が可能
- 人間の視野に近い標準33mm(35mm判換算:50mm相当)の焦点距離を備えているため、自然な遠近感を生かしたポートレート撮影やスナップ撮影などを行えます。さらに、最短撮影距離約30cm、最大撮影倍率0.15倍(35mm判換算:約0.2倍相当)を実現。1本で多彩な写真表現を可能とする、汎用性の高いレンズです。
(3)高速・高精度AFとコンパクト設計により高い機動力を実現
- リニアモーターにより小型軽量なフォーカス群を駆動させるインナーフォーカス方式を採用。フォーカス群の移動する範囲を短く設計したことで、最短約0.04秒※3の高速・高精度AFを実現し、決定的瞬間を逃しません。
- 動画撮影で使用されることが多い「AF-Cモード」設定時では、静かで滑らかなフォーカシングが可能。独自の光学設計技術により、フォーカシング時の画角変動(ブリージング)も徹底的に抑制しているため、静止画撮影のみならず、動画撮影にも最適です。
- フォーカスリングの回転量を検出する精度が高いため、指先の微細な動きを検知することが可能。精緻なフォーカシングが行えます。
- フォーカス群を小径化するとともに、リニアモーターの配置を最適化することで、質量約360g・長さ約73.5mm・フィルター径58mmのコンパクト設計を実現。高い機動力を発揮します。
- ※3 CIPAガイドライン準拠。ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T4」装着時。位相差AF使用時、ハイパフォーマンスモードON時。
(4)防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用し優れた実用性を発揮
- 鏡筒の11ケ所にシーリングを施した防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用。小雨や埃が舞う環境や、冬の天体撮影などの低温環境下でも安心してご使用いただけます。
- A(オート)ポジションロックを搭載。撮影時に絞りリングが不用意に動かないようロックすることができ、快適に撮影をお楽しみいただけます。
アクセサリー
レンズフード 「LH-XF23-2」
(「フジノンレンズ XF33mmF1.4 R LM WR」・「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR」専用)
本日発表した「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR」と同時発売の角型レンズフード「LH-XF23-2」は、「XF33mmF1.4 R LM WR」にも装着してご使用いただけます。フレア・ゴーストを抑制し、クリアな写真を撮影可能とします。また、アルミ削り出しのデザインにより、クラシカルかつスタイリッシュな外観に仕上げました。
発売時期:11月
希望小売価格:11,000円(税込)
![[画像]「LH-XF23-2」](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2021-08/346faffde768b8af203d6fb730b345a8/news_6849_05.jpg)
「LH-XF23-2」
ニュース用画像データ

ZIP: 1.6MB
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