2025/11/7
富士フイルムビジネスイノベーション、
国内最大級のAIイベント「AI・人工知能 EXPO」に初出展
2025年10月8日から10日まで、生成AIやAIエージェント、画像・音声認識、自然言語処理など、最先端のAI技術が集結する日本最大級の専門展示会「AI・人工知能EXPO【秋】」が幕張メッセで開催されました。富士フイルムビジネスイノベーションは、富士フイルムグループのAI技術ブランド「REiLI」と「ヒトとAIの共創で未来の働き方を実現」をテーマに、AIソリューションや活用事例を紹介し、来場者の皆さまに富士フイルムビジネスイノベーションのAIの取り組みへの理解を深めてもらえるよう、ブース出展とCTO
鍋田による特別講演を行いました。
富士フイルムビジネスイノベーションブースのダイジェストムービーを公開 !
AI・人工知能EXPOでの特別講演や富士フイルムイノベーションのブースの様子を動画でご覧いただけます。ぜひご視聴ください。
AIの最前線が幕張に集結 !
今回で6回目を迎える「AI・人工知能EXPO【秋】」(主催:RX
Japan株式会社)には、174社以上が出展し、3日間で約2万人が来場しました。富士フイルムビジネスイノベーションは、2024年10月にCTO戦略室を立ち上げ、2025年5月から富士フイルムビジネスイノベーションとしてAI技術ブランド「REiLI」の展開を開始。自社のコアテクノロジーを軸に、外部パートナーとの連携をも積極的に取り入れる「Open
& Close戦略」のもと、4月には株式会社neoAI、5月にはアマゾン ウェブ
サービス(AWS)との外部協業を進めており、AI領域でのイノベーションを加速させています。こうした背景を踏まえ、多様な業界・業種が一堂に会する「AI・人工知能EXPO【秋】」へ初めてのブース出展および特別講演の実施を決定しました。
富士フイルムビジネスイノベーションのブース全体像
予想を大きく上回る大盛況ぶり ! 2,845社、約5,500名がブースに来場
富士フイルムビジネスイノベーションでは、企業内に散在する多種多様な情報やノウハウを価値ある「企業の知」へ変換し、ニーズに合わせて効率化や付加価値化につなげる5つのコアAIエージェントを、AI技術ブランド「REiLI」のもと展開しています。今回の展示では、5つのコアエージェント※を柱とした展示コーナーを設置しました。
ブース内はAI機能ごとに5つのテーマカラーで色分けされ、FUJIFILM IWpro、DocuWorks、Revoria Cloud Marketingなどの各商品におけるAI活用の技術ポイントや具体的な活用事例を、パネル展示や動画、ミニセミナーを通じて紹介しました。
「FUJIFILM IWpro」AI搭載で帳票処理がさらに高度に進化
5つのコアAIエージェントの中で、富士フイルムビジネスイノベーションが特に重視しているのが、「認識・構造化」です。「認識・構造化」とは、企業に蓄積する注文書や請求書などの非構造化データを、AIで活用しやすい構造化データへ変換することです。「認識・構造化」を担うサービスとして、文書の取り込みからデータ抽出、編集、出力までの業務を集約する「FUJIFILM
IWpro」では、データ抽出の新機能「FUJIFILM IWpro Intelligent Data
Captureオプション」の提供を、2025年9月に開始しました。今回展示した中でも目玉となった新機能について、3名の担当者にリリースまでに道のりについて話を聞きました。
左から、ビジネスソリューション事業本部 マーケティング部 ソリューション企画グループ 牟田口 恵理さん、福重 彰徳さん、ビジネスソリューション事業本部
ソリューション開発部 データマネジメントソリューション開発グループ 安達 真太郎さん
業務を可視化するワークスペース「FUJIFILM
Iwpro」の追加機能。生成AIを活用したOCR技術により、企業間取引で発生する形式の異なる見積書・注文書・納品書・請求書から明細や手書き文字を自動抽出し、後続システムに取り込める形式で出力することで、受注登録や支払い業務の効率化を実現。AIのプロンプト設定不要で、手作業での入力に比べて、工数削減が見込めます
技術と顧客の声が紡いだ短期集中開発のストーリー
―「FUJIFILM IWpro Intelligent Data Captureオプション」の開発経緯と挑戦について教えてください。
シンプル操作へのこだわりと市場戦略で営業力を後押し
―商品企画として特にこだわった点や工夫されたことを教えてください。また、営業やお客様の声はどのように反映しましたか?
複合機で注文書を読み取り、明細を含めた情報抽出を行う
横断的連携と効果的プロモーションでお客さまの心を掴む
―「AI・人工知能EXPO」のプロモーションで意識したことや、製品の強みとしてアピールしたポイントを教えてください。
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現場で受け取った納品書を複合機でスキャンするだけでデータ化できるのは助かる。下請けや仕入れ先ごとにレイアウトが違っても、登録不要で明細が拾えるのがすごい。数量や単価なども手書きの場合もあるので、読み取れれば現場の負担もかなり減りそう。紙文化の業界なので、こういうシンプルな仕組みはありがたい。(建設・資材業)
- 社内で電子化に取り組んでも、取引先が紙やファクスで送り続けてくるので、どうしようもないよね、という会議をちょうどしていたところ。これなら取り組めそう。(製造業)
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土産物屋や販売店にお菓子などを卸しているが、発注をウェブでできないか考えて来場した。話を聞いて、全て電子化は不可能でも、紙も電子も両方できる仕組みが自社に一番マッチすると思った。ブースに富士フイルムビジネスイノベーションの複合機が置いてある理由もわかった。(卸売業)
満員御礼 ! 特別講演でCTO 鍋田が語った富士フイルムビジネスイノベーションのAI戦略
10月9日には、富士フイルムビジネスイノベーション
常務執行役員CTO 鍋田敏之による特別講演を実施。鍋田は、AIの目覚ましい進化によりビジネスシーンでの生産性向上が期待される一方で、企業や業種間でAI活用に差が生じている現状について説明し、「企業の長い歴史の中で構築された、業界構造の従来型のエコシステムのフローを変えることなく、非構造化データを構造化してAI活用によりイノベーションを創出する未来を目指していきたい」と語りました。
富士フイルムビジネスイノベーションのAI戦略
特別講演では、富士フイルムビジネスイノベーション常務執行役員 CTO
鍋田敏之が、「非構造化データをAIが利活用できるよう構造化することが、AI戦略のカギだ」と語りました。
文書・帳票が多くデータ構造化の必要性が高い業種向けのサービスをスタート予定 !
「AI・人工知能EXPO」を通じて、AIに関する最新サービスを目にすることができました。富士フイルムビジネスイノベーションでは、2025年秋以降に金融業界やモノづくり業界、物流業界など、文書・帳票が多く、データ構造化の必要性が高い業種向けのサービスをスタートさせる予定です。業種や業務の専門性に寄り添うAIソリューションをより幅広いお客さまへ展開していきます。
当オプションは、富士フイルムビジネスイノベーションにおける生成AI技術を搭載した画期的な製品の第一弾として、約1年前に開発プロジェクトが本格始動しました。高い信頼性を確保するため、品質の検証体制は初期段階から専門部門が一体となって構築しました。特に、AI規制法の国際的な多様性を踏まえ、法務部門や各地域のリーガルチームとも緊密に連携しながら安全性と法令順守に万全を期しました。
技術面では、多様なフォーマットを持つ非定型帳票や、特に複雑な明細表の認識精度向上が大きな鍵でした。実際のお客さまの声を製品開発に直接反映させ、営業やシステムエンジニアと連携して何度もAIモデルをブラッシュアップしましたね。これにより、技術検証から商品化まで業界標準を上回るスピードで実現をしました。このスピード感ある開発を可能にしたのは、営業やSEと密に連携し、早期にフィードバックを受けながら進められたからだと思います。AI・人工知能EXPO出展に間に合ったことはチームにとって大きな達成感でした !