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ホーム お知らせ 被災者支援業務を効率化し、市民の早期生活再建を支援 支援情報のプッシュ型通知を実現する「生活再建支援ナビ」誕生 ~ 福島県福島市との共同研究を基にした新たな「被災者支援ソリューション」第一弾 ~
ニュースリリース

2025年8月28日

   

被災者支援業務を効率化し、市民の早期生活再建を支援
支援情報のプッシュ型通知を実現する「生活再建支援ナビ」誕生
~ 福島県福島市との共同研究を基にした新たな「被災者支援ソリューション」第一弾 ~

   

富士フイルムシステムサービス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:高村 勲)は、災害発生時の自治体の被災者支援業務を効率化し、市民の早期生活再建を支援する「被災者支援ソリューション」の第一弾として、「生活再建支援ナビ」を2025年8月29日より提供開始します。本システムは、2024年7月に福島県福島市と締結した共同研究協定に基づき、被災者へ迅速かつ適切に各種支援*1を届けるために開発されました。

「生活再建支援ナビ」の特長
1. 支援対象者リストの自動作成により、自治体職員の業務負荷を大幅に軽減

「生活再建支援ナビ」では、当社の「罹災証明迅速化ソリューション」に搭載された罹災証明書の交付申請受付時に申請者情報と住民基本台帳データを容易に紐づけできる機能を有しています。これにより、罹災証明書の発行と同時に支援対象者を自動で特定・一覧化することが可能な台帳となり、自治体職員による煩雑な事務作業が大幅に軽減されます*4。また、被災者の申請を待たずに、自治体から迅速にプッシュ型で支援制度を案内することが可能となります。

2. 支援業務の進捗管理を効率化し、庁内全体でリアルタイムの情報共有を実現

「生活再建支援ナビ」は被災者支援に関する業務を一元的に管理し、各世帯の支援の対応状況をリアルタイムで可視化できる機能を備えています。これにより、業務効率化だけでなく、庁内の各部署間でのスムーズな情報共有が可能になります。各部署が同じプラットフォームで支援状況をリアルタイムに共有できるようになり、その結果、部署間の連携が強化され、迅速かつ効率的な意思決定が可能となります。

3. 福島県福島市の知見を基にした他の自治体でも活用可能な設計

近年、気象災害が激甚化・頻発化するなか、有事に備え自治体は迅速に被害状況を把握し、適切な判断で住民の安全と生活再建を支援する体制を整備する必要に迫られています。住民の安全確保と生活再建を支える体制の整備は、喫緊の課題となっています。「生活再建支援ナビ」は、大規模な自然災害を経験してきた福島県福島市との共同研究を通じて得られた知見を基に開発され、30以上の支援制度メニューを搭載しています。設計段階から他の自治体での導入を見据え、他自治体でもそのまま活用できる支援制度メニューを盛り込んでおり、全国の自治体で共通課題を解決するシステムとして活用が期待できます。

今後も当社は、自治体職員の業務効率化を実現する防災DXを推進し、被災した住民の早期生活再建に貢献していきます。

  • *1 生活資金給付金、住宅再建見舞金、減免措置貸付金、就学支援教育援助、減免措置など
  • *2 被害状況の把握や被害状況の分析、家屋調査計画の策定、家屋調査準備、現地家屋調査、システム入力という一連の業務をデジタル化するソリューション。2023年6月より提供し、無償版を含め約150自治体へ導入済
  • *3 市民課、福祉課、都市計画化、税務課、会計課など
  • *4 福島県福島市の試算では、1,000人から被災者支援申請があった場合、400時間から200時間(△50%)の事務作業の削減を見込んでいます
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