新卒として入社した後、約3年間グラフィック事業部で印刷機器のユニット開発を担当しました。最初は開発現場で使う小規模なツール開発からスタートし、開発規模の大きいプロジェクトにも携わるようになっていきました。4年目からはメディカル事業部でマンモグラフィのコンソール開発を担当しています。患者さんと医療従事者の方の双方にとって使いやすく、身体的にも業務的にも負担の少ない「やさしい」医療機器の提供に注力しています。
現在はプロジェクトリーダー・デザインリーダー(設計の責任者)をサポートするサブリーダーとして1~3名規模のマネジメントにも挑戦しています。マネジメントは初めてということもあり、メンバーとの関わり方などで戸惑う部分もありますが、上司をはじめ周囲のメンバーが手厚くフォローしてくれるため、不安を感じることはありません。ゆくゆくはデザインリーダーへのキャリアアップも目指したいので、一つひとつの業務を大切にしながら経験を積み重ねていきたいですね。
大学院では医療の現場で活用できるVR技術の研究を行っていました。就職活動時にも「自分の技術を医療の現場で役立てたい」という想いが強くあり、数多くの医療機器を製造している富士フイルムグループのソフトウェア開発を担う当社に興味を持ったのが入社のきっかけです。加えて、ソフトウェア開発に特化することでプロフェッショナルを目指せそうだと感じたのも決め手の1つです。上流から下流まで自社内ですべての工程に携わることができるので、技術者としてより成長できると考えました。
当社のチームで開発を進めるスタイルも私にとっては刺激的でした。在学時は設計から開発まで1人で行っていたため自分の視点でしか考えられませんでした。その点、当社ではチームメンバーはもちろん、ほかのチームの方にもレビューをしてもらえるため、さまざまな目線・価値観から、より良い形へとブラッシュアップすることができます。また、わからないことがあっても、特定の技術に強みを持つエンジニアへ相談することで答え+αのアドバイスももらうことができ、より広い視野を得られています。
新しい気づきを与えてくれる上司や先輩をはじめ、たくさんの方たちと一緒に働いてきた時間が自分の成長に大きく影響していると感じています。以前は自分の考えに否定的な意見を聞くと落ち込んでしまうこともありましたが、今では「新しい見方ができてありがたい」という気持ちを持てるようになるなど、価値観の部分でも変わってきていると実感しています。
入社5年目という1つの節目を迎える中で、サブリーダーとしてのマネジメントをはじめ、後進の育成も新たな役割として任されるようになりました。メンバーと接する中で特に意識しているのが、“なぜするのか”を「考えて」もらうこと。さまざまなことに疑問を持ち、表面だけでなく深い部分まで考えることが、製品、機能の背景や目的の理解へとつながっていきます。その積み重ねが、どんな仕様・設計が良いのかという思考のきっかけになりますし、新たな気づきの種にもなっていくはずです。
これまでたくさんの気づきのおかげで自分をアップデートすることができました。今後は私自身が誰かの成長の出発点となれるようになっていきたいですね。


- 9:00~10:00
メールチェック、予定確認と作業計画を立てる
- 10:00~12:00
仕様検討/設計/実装
- 12:00~13:00
昼食
- 13:00~15:00
チーム週例会や勉強会
- 15:00~17:00
仕様検討/設計/実装やレビュー
- 17:00~18:00
日例会(メンバーの進捗確認、自分の進捗報告)
- 18:00~18:30
業務の改善活動
- 18:30
退社
乳がん診療に欠かすことのできないマンモグラフィ装置を開発しています。体内の立体構造をより正確に描出できるよう、最先端の画像認識技術を採用。粒状性が良く、高精細な診断画像によって診断しやすく、低線量で負担の少ない検査が行えるなど、医療者・患者双方に優しいデジタルマンモグラフィ装置を提供しています。
