四方 陽

Shikata Akira

臨床検査薬の未来をデザインし、
カタチにしていける仕事

臨床検査薬開発部門
四方 陽 Shikata Akira

2004年度新卒入社
先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻

"臨床検査薬の未来をデザインし、カタチにしていける仕事 四方 陽

先輩の声

入社後は研究所に6年間所属し、生化学検査に関する臨床検査薬の新規商品の処方開発、既存商品の処方改良などを行っていました。その後、開発部へ異動になり、マーケティング、新製品の企画段階から、販促資料の作成なども含め、新商品を上市*1するまでの一連の業務を担当しています。また、発売後のフォローも営業部門や生産部門と協力して行っています。
現在は先輩とともにいくつかのテーマを進めていますが、ゆくゆくは自分で新規テーマを立案し、事業に結びつけられる研究開発を行うのが目標です。

  • *1 新製品が市場に出回り、市販されること。

仕事内容については、研究所では実際に手を動かす研究が中心。一方、開発部ではコンセプト立案から販促、発売後のフォローまで一貫して携わります。
研究所と開発部の関わりは深く、新しい商品を作るためにタッグを組んで動いています。具体的には、開発部から研究所に「こういう商品を出してほしい」という要望を投げかけて開発してもらったり、逆に研究所が開発した商品について、開発部で市場にマッチしているかなどを調べ、改善点を指摘したり。お互いに切瑳琢磨し、「これまでにない新商品の開発、新たな価値の創造」という目標に向かって取り組んでいます。

研究所で言うと、「目標とする性能」は明確でも「どうすればいいか」という手法まで決まっておらず、失敗したり、思うような結果が得られないこともしばしば。なかなかうまくいかないときはくじけそうになりますが、失敗から学ぶことは多いですし、少しでも良い結果が得られると、大きな達成感を覚えます。
一方、開発部ではコンセプトを作ったり、ユーザーに製品の良さを認識してもらうため、情報を分かりやすく伝えられるよう日々腐心しています。「自分で手を動かす」業務ばかりではないので、もどかしさもありますが、営業や生産などの他部署、他社も含め多くの方と関わりながら仕事を進め、難題をブレークスルーできたときは喜びも大きく、非常にやりがいを感じます。
また、開発部はコンセプト作りから携われるので、「こういう臨床検査薬事業にしていきたい」という未来の姿を自らデザインし、カタチにしていけるところが面白さでもあります。

「まずはやってみる。考えてみる。伝えてみる」ことです。臨床検査薬は病気の早期発見や治療効果の判定など身近なところで使われますが、商品の専門性は高く、分からないことも多いと思います。
ただ、「分からないからやらない」ではなく、まず自分で調べてやってみる、失敗を恐れず、動いてみることが大事。失敗したら原因を考え、次に繋げるために自分の考えを周囲に伝え、整理し、またやってみる。立ち止まって考えるより、失敗を恐れずやり続けることで、新たな発見やブレークスルーにつながります。