企業内のデータ量が増大し続ける今、それを蓄積するセカンダリストレージには、メインの10倍以上の容量が必要とされ、ITコストや運用コストの大きな部分を占めるようになっています。また、増加するサイバー攻撃では、HDDやSSDのみによる基盤の脆弱性が顕著になり、オフラインメディア併用の重要性に注目が集まっています。
そこで世界的に期待されているのがテープです。世界的IT企業や研究機関が次々に採用する理由には、その技術革新があります。まだ知られていない部分も多いからこそ、データセンターなど大容量データ保管の課題を持つ企業がテープストレージを活用することで、競合他社に大きな優位性を発揮できます。その最新技術の優位性を、先進ストレージやビッグデータ活用を専門とするアナリスト企業Storage Switzerlandが詳細にレポートしました。
- 第1章
- テープの欠点に関する通説を覆す
- 第2章
- モダンインフラにおけるテープの活用
- 第3章
- テープを使用した場合のデータ保護とディスクだけの場合のデータ保護のパフォーマンス比較
- 第4章
- テープを使用した場合のバックアップとディスクだけの場合のバックアップのコスト比較
- 第5章
- テープの最大のメリット「コールドオフサイトストレージ」