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事業紹介

限りなく「廃棄ゼロ」を目指し、資源の再活用を推進する

脱炭素・資源循環のための取り組み

1脱炭素・資源循環目標

富士フイルムグループは、2030年度をゴールとするCSR計画「Sustainable Value Plan 2030」の脱炭素目標として「2030年度までに原材料調達から製造、輸送、使用、廃棄に至るまでの自社の製品ライフサイクル全体でCO2排出量を50%削減(2019年度比)」、「2040年度までに自社が使用するエネルギー起因のCO2排出実質ゼロ(2030年度は2019年比50%削減)」を設定しています。
また、資源循環目標として「2030年度までに資源効率性※を2023年度比5%以上改善」を設定。さらに、富士フイルムビジネスイノベーションでは「2030年度までに新規資源投入率60%以下」の目標を設定しています。

※ 新規資源の使用に対する原単位を示す指標(例:売上金額/新たな採掘資源投入量)

商品を通じた環境負荷低減の取り組み

日本で初めて普通紙複写機を販売し、オフィスの、仕事のあり方を変革してきた富士フイルムビジネスイノベーション。そんな私たちが長年力を注いできたのが、環境性能の高い複合機やソリューションを提供することです。商品を使用していただくことを通じて、お客さまはもちろん、社会の環境負荷低減に貢献する。そして、「働くこと」の意味や価値をさらに大きく変えていく――
そんな理想を胸に、CO2排出量削減や資源循環につながる、さまざまな技術や機能を創出してきました。複合機やソリューションを通じて環境負荷低減に取り組むことは、私たちの使命。さらに創造的・生産的で、環境負荷の少ない働き方の実現に向けて、今日も探究を続けています。

2資源循環の取り組み

当社は、1995年にリサイクル方針を定め、商品企画/開発/製造段階から廃棄に至る商品のライフサイクル全体を視野にいれた循環型システム「クローズド・ループ・システム」を構築。お客様使用済み商品の回収、リユース・リサイクルを行い、1996年、業界で初めてリユース部品を使用した商品を市場に投入しました。2000年には、日本の業界で初めての廃棄ゼロ(再資源化率※99.9%以上)を達成しました。限りなく「廃棄ゼロ」を目指し、回収した使用済み商品から取り出した部品を再生技術によりリユース活用し、資源として循環させています。

※ 回収した使用済み品(リユース品除く)のうち、素材または熱として再利用される重量比率。

富士フイルムビジネスイノベーションのリサイクル方針

限りなく「廃棄ゼロ」を目指し、
資源の再活用を推進する

取り組みの全体像

PICK UPリデュース | プラスチックの資源循環

当社は、1998年、回収した自社商品を原材料に、リサイクルした再生プラスチックの活用を開始しました。現在も再生プラスチックをはじめ、木質資材から得られる「セルロース」を使用した難燃性バイオベースプラスチックを採用しています。
さらに、海洋生物や生態系への深刻な影響を及ぼしている海洋ごみ問題の解決に向け、海洋プラスチックごみの回収促進に貢献すべく、複合機の本体部品に海洋プラスチックごみを原材料にしたプラスチックの活用に挑戦。2024年2月、業界初(自社調べ)の試みとなる再生機本体に、海洋プラスチックと再生プラスチックを原材料としたプラスチックカバー部品の投入を開始しました。

プラスチックの資源循環

PICK UPリユース | 本体/機能部品/材料のリユース

2010年、リユース部品の活用拡大を推進に向け、回収した使用済み商品を分解、清掃した上で必要な部品交換を行い新造機と同等の品質保証をした商品「再生機」の製造販売を開始しました。
2017年には、電子写真のプロセスのなかで重要な機能を有するトナーキャリア※1の再生を実現し、現像剤※2の製造に必要なトナーキャリアの一部に再生トナーキャリアを使用しています。さらに、トナーキャリアにとどまらず、多数ある機能部材のリユースへの挑戦を続けています。

※1 トナーを感光体へ運ぶ機能を有する磁性粉に特殊コーティングを施した35um程度の粒子
※2 トナーとトナーキャリアから成る粉体

本体/機能部品/材料のリユース

PICK UPリサイクル | 再資源化率99.9%以上(廃棄ゼロ)を達成

全国で発生し、「回収判定システム」によってリサイクル対象品として判定された使用済み商品は、リサイクル拠点に配送します。
リサイクル拠点では、最新のリサイクル技術を保有するリサイクルパートナーで分解・分別を行い、資源として再活用できる状態にしています。

リサイクル

3再生機とは?

「使用済み商品は、廃棄物ではなく、貴重な資源である」という考えのもと誕生したのが再生機です。お客様から回収した使用済み複合機の使用履歴に応じて、機械・部品単位で所定の基準でリユースの可否を判断。摩耗、消耗した部品は交換し、リユースできる部品は分解、清掃、組立を行います。また、組み立て後の検査工程では、新造機と同じ工程を経ており、新品としての品質・信頼性を保証します。

Loop to New

富士フイルムビジネスイノベーションが提供する再生機は、資源を循環して新しい商品として提供しています。
「Loop to New」は資源循環の輪を新しい世代へ紡いでいくという再生機に込められた思い・価値を表現しています。

富士フイルムビジネスイノベーションのリサイクル方針

資源循環の輪を、新しい世代へ

Loop to New

回収した複合機を、新品と同じ品質基準で生まれ変わらせる
限りある資源を未来に繋げていくことができる

生まれ変わった複合機を、日々の業務で使う
一人ひとりが環境問題を考えるきっかけができる

地球の未来と向き合い、資源循環の輪を紡ぐ
再生機は、そんな私たちとお客様との共同宣言です