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富士フイルムビジネスイノベーション
Y.T
化成品開発部 技術開発
2019年入社
環境応用化学域専攻
Q志望動機は?
就活当初は化学メーカーを志望。視野を広げた結果、当社に出会いました
研究室では医療向けの微小分析装置開発を行い、将来は化学を活かしたモノづくりに携わりたいと考えていました。当初は化学メーカーを中心に見ていましたが、化学以外の分野でも成長の幅を広げたいと考えるようになり、分野を限定せずにメーカーを探すように。その中で偶然、当社の説明会に参加したことが転機になりました。そこで話をした社員の方々がとても生き生きとしていて、一気に興味が湧いたのを覚えています。インターンシップなどを通じて多くの社員の方とお会いしましたが、誰もが楽しそうに仕事の話をする姿を見て、素敵な会社だと感じました。社員の方々の技術者としての情熱や、親身になって話を聞いてくださる人柄に惹かれたことが、入社の決め手になりました。
Q仕事内容は?
CO2排出量を削減させる、次世代トナー材料の新規製法の技術開発を担当しています
複合機のトナー材料に関する新規製法の技術開発に携わっています。現在、製造過程におけるCO2を削減するトナーの生産技術開発に取り組んでおり、環境対応に直結する重要なテーマです。この製法はすでに一部の製品には導入されていますが、これを多くの製品に展開していくことが現在のミッションです。私の前から何人もの先輩たちが受け継いできた歴史のあるテーマですが、近年の環境対応の高まりにつれて社内の重要度も上がり、他部署やグループ会社、外部のメーカーとの連携なども増えてきました。多くの関係者と連携しながらスピード感を持って開発を進めています。
Q入社後に得られたものは?
重要テーマの主担当として、自分の意見を持って発信できるようになりました
入社4年目にCO2削減というテーマを主担当として任せてもらったことが大きな転機になりました。全社的に重要であるだけでなく、技術的な難易度も非常に高いテーマを私に任せてもらえたことは嬉しく、モチベーションも上がりました。上司からの期待に応えたい気持ちも芽生え、責任感が一層強くなりました。それまでは上司や先輩から教わることが自分にとっての「正解」でしたが、主担当としてテーマを推進する中で、過去の知見に囚われず「本当にこの方法が最善か?」と自分の頭で考え、自分なりの意見を持って先輩たちとも議論ができるようになりました。また、部内外のメンバーとも積極的に連携して多くの意見を取り入れる中で、課題に対して多角的な側面から考察することもできるようになってきたと感じています。私の例のように、当社には若手でも主担当として重要なテーマを任せてくれる風土があり、チャレンジする機会が豊富にあります。小さな成功体験を積み重ねることで、自分の成長も実感しやすいと思います。就職活動の時に希望していたとおり、まさに自分の成長の幅を広げられる会社です。
Q将来のプランは?
まずは今の分野で第一人者に。将来的には新規事業にも挑戦したいです
さまざまな部署を経験してキャリアアップできることも当社の魅力の一つですが、私自身としては自分の手を動かしてモノづくりをすることに喜びを感じるので、今後も開発の現場に身を置き続けたいです。まずは現在担当している新規製法技術のプロフェッショナルになることが目標です。当社のトナー技術は、多くの要素技術の集合体であり、それぞれが他の分野に応用できる可能性を秘めています。将来的には、当社が持つ高度な技術力を活かして、まったく新しい事業の創出にも挑戦してみたいです。変化の中でいろいろなことにチャレンジしてみたい人にとって、当社はとても魅力的な環境だと思います。
ある一日の流れ
- 9:00
- 出社。メールを確認し、実験のサポートをしてくれるスタッフの方へ業務を依頼
- 10:00
- 試作水準の打ち合わせ。実験の目的や条件について上司の承認を得る
- 11:00
- 試作準備。材料の秤量や設備の立ち上げなど、午後の試作に向けて準備を進める
- 12:00
- 昼休憩
- 13:00
- 試作。計画に沿って実験を進め、さまざまな条件を試す
- 16:00
- データ整理。実験で得られたデータをまとめ、考察を加える
- 17:00
- 次回計画。今回の結果を踏まえ、次の実験計画を練る
- 18:00
- 退社。帰宅後の日課はランニング