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富士フイルムビジネスイノベーション
N.I
ビジネスソリューション事業本部 コアテクノロジーラボ
2023年入社
理学研究科 応用物理学専攻
Q志望動機は?
AI技術特化のインターンシップで出会った先輩が、私の目標になりました
学生時代に流体力学や粒子シミュレーションを研究する中で画像解析技術を身につけ、就職活動では「AI技術で世の中の役に立つプロダクトを開発したい」という想いからAI研究部門のあるメーカーを中心に見ていましたが、当社が開催していたAI技術に特化したインターンシップに参加したことが、入社の決め手になりました。メンターとして指導してくれたのが入社1〜2年目の先輩で、若いうちから高い技術力を活かして活躍する姿を見て、「私もこの先輩たちのようになりたい」と強く感じました。
Q仕事内容は?
新規事業開発を経て、現在は画像認識AIを活用した新技術開発に携わっています
入社1〜2年目は、社内の新規事業創出プログラムに参加し、AR(拡張現実)技術を活用したコミュニケーション支援システムの開発に挑戦しました。企画立案から、お客様へのヒアリング、プロトタイプ開発、役員への事業提案まで、事業創造の全プロセスを経験。そして入社3年目から現在は、業務デジタル化の壁を超えるFUJIFILM IWpro® の新機能搭載に向けた技術開発と、AI技術の基盤研究に携わっています。具体的には、文書のスキャン時にAIで画像を認識し、より扱いやすいデータ形式に変換する技術などを開発しています。また、AIモデルを、精度を維持したまま軽量化し、処理速度を上げるための基盤技術研究にも取り組んでいます。
Q入社後に得られたものは?
「やってみたい」と手を挙げ、未知の領域へ。挑戦する姿勢が身につきました
1年目から新規事業開発という答えのない領域に飛び込み、アイデアの立案から市場調査、仮説検証、ビジネスモデルの提案といった一連のプロセスを実践的に学べたことが、何より成長につながりました。特にチームを代表して役員の前で事業提案するという大役を任された経験は、大きな自信になりました。課題に直面しながらも、計画的な準備と周囲のサポートによって手応えを感じるプレゼンができ、製品のプロトタイプを経験した社長から「絶対に実現すべきだ」と声をかけていただけた時の高揚感は忘れられません。当社には「やってみたい」と手を挙げれば挑戦の機会を得られる風土があり、私自身、未体験の領域にも恐れずに挑戦する姿勢が養われました。例えば、1年目に参加した、社員の家族に当社の技術を体験してもらう「ファミリーデー」というイベントも印象深い出来事の一つです。AR技術を活用した体験型企画を提案し、機材調達やアプリ開発、運営まで一貫して取り組んだのですが、社員のお子さんたちが楽しそうにしている様子を目にすることができ、自身のアイデアが価値を生み出す喜びを初めて味わう体験となりました。自ら挑戦して得られる達成感が、私にとって成長の原動力となっています。
Q将来のプランは?
本当に必要とされるプロダクトを提供し、AI技術で人々の生活を豊かにしたい
まずは技術者としてAI技術の分野、特に画像認識AIの領域でエキスパートになり、事業に貢献できる存在になりたいです。そして、自分が開発した技術が製品に搭載され、お客様の「便利」や「喜び」につながる瞬間を一つでも多く生み出していきたいと考えています。近年ではAIが大きく注目されていますが、どれだけ高性能なAIや大量のデータがあったとしても、ユーザーにとって使いやすいものでなければ、課題解決や価値創造には結びつきません。常にお客様のニーズに寄り添う姿勢を忘れず、本当に必要とされるプロダクトを提供し、自らの技術を通じて人々の生活を豊かにしていきたいです。
ある一日の流れ
- 8:45
- 出社。メールと今日のタスクを確認
- 9:00
- AIモデルの学習結果を評価。改良策の検討や資料の整理
- 12:00
- 昼休憩
- 13:00
- 定例ミーティング。チームで進捗を共有し、今後の方向性を議論
- 14:00
- 生成AIや画像処理によって学習データを強化。モデルの再学習を実行
- 17:00
- タスクの進捗確認と明日以降のToDoリストを作成
- 18:00
- 退社