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先輩社員インタビュー

富士フイルムビジネスイノベーション

H.O

デバイステクノロジー事業本部 システム商品開発部
デバイスサービス開発統括グループ
2023年入社
工学専攻 知能制御工学コース修了

Q志望動機は?

複合機のソースコードは、自動車に匹敵するほど巨大。その事実に惹かれました

大学院ではAIによる病気の診断支援システムの開発に取り組みました。学生時代から、働く人の業務効率化やデバイス開発に携わりたいという想いがあり、就職活動ではメーカーを中心に企業を探し、当社のインターンシップに参加。その時の経験が入社の決め手になりました。インターンでは複合機のソースコードが自動車に匹敵するほど巨大な規模だと聞き、その複雑さと、働く人たちの生産性向上への可能性に惹かれたことを記憶しています。また、インターンシップ中にお会いした社員の方々が、とても楽しそうに仕事をされている姿も印象的でした。皆さんの温かい人柄に触れ、「この人たちと一緒に働きたい」と強く感じ、入社を決意しました。

Q仕事内容は?

複合機の付加価値に向き合い、品質を重視したソフトウェア開発を行っています

システム商品開発部では複合機の頭脳となるコントローラのソフトウェア開発を担当しており、その中でも私はスキャン機能の開発に携わっています。紙の文書を読み取り、PDFなどのデジタルファイルに変換する処理や、画像から文字を認識するOCR機能の開発が主な業務です。組み込み製品という特性上、出荷後の修正は困難なため、長期的な保守性も考慮した品質管理を徹底しながら作り込みを行っています。また、既存機能の改善だけでなく、お客様の新たなニーズに応えるための技術開発や、スキャン機能の付加価値をどう高めていくかという未来の戦略をチームで検討することもあります。お客様の業務効率化に直接貢献できる仕事であることに、大きな責任とやりがいを感じています。

Q入社後に得られたものは?

開発の奥深さと楽しさを同時に実感。クラウドやAIなどの新しい知識も習得中です

上流工程から下流工程まで一貫して携われる環境のおかげで、ソフトウェア開発のスキルは大きく向上したと感じています。特に入社2年目に、ある機能変更の設計から実装までを一貫して任された経験は大きな自信になりました。表面上は小さな変更でも、システム全体への影響を慎重に考慮する必要があり、開発の難しさと奥深さを痛感しました。無事に機能をリリースできた時の達成感は今でも忘れられません。システム全体を見渡し、他のモジュールの人たちとも連携したのは初めての経験で、それまでにない楽しさを実感しました。また、先輩からの勧めで、勤務時間の10%を自身の関心のあるテーマに使える「Plism(プリズム)活動」にも参加した経験も印象深いです。そこではクラウドやAIといった新しい技術を使ったシステム構築に挑戦し、視野を広げることができました。業務外の活動ながらも、その経験が現在担当しているクラウド上のソリューションサービス開発という新しい業務にも直接活きており、自ら挑戦して機会を掴みにいくことの重要性を実感しています。

Q将来のプランは?

AIなどの最先端技術を活用し、複合機の可能性をさらに拡張していきたい

まずはコントローラ開発者として一人前になり、多くの方の役に立つ新機能を生み出すことが目標です。将来的には、専門である組み込み開発の知識に加え、クラウドやAIといった分野にも技術の幅を広げていきたいです。私は、複合機が現実世界の紙(アナログ)とデジタル世界をつなぐ重要な「出入口」になると考えています。今後、さまざまな業界でデジタル化がさらに進んでいく中で、複合機やスキャン機能の可能性は今以上に広がりを見せていくはずです。例えばスキャンで取り込んだ情報にAIなどの最先端技術を組み合わせることで、お客様の業務そのものを変革するような、新しい価値を持った製品やサービスを実現していきたいです。

ある一日の流れ

9:00
出社。メールチェック、1日のタスクとスケジュールを確認
9:15
開発業務。設計やプログラミング、評価などを行う
12:00
昼休憩
13:00
開発業務。会議など以外の時間は基本的に開発を行う
13:30
チームの昼会。各メンバーのタスクの進捗確認や問題点などを共有・相談
13:45
開発業務
15:00
戦略検討会。スキャン機能の今後の展開についてチームでディスカッション
16:00
開発業務
18:00
退社

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