先輩社員インタビュー

Q志望動機は？

チームプレーのものづくりを経験。インターンシップが入社のきっかけになりました

大学院では品質工学について研究し、就職活動では「身近な製品を通して誰かが喜ぶ姿を見たい」という想いから、メーカー、特に精密機器業界を志望していました。個人プレーよりもチームで協力して良いものを作ることにやりがいを感じていた私にとって、当社のインターンシップは大きな転機になりました。ワークショップで複合機のメカ設計を体験したのですが、要求仕様を満たす機構をチームで考える過程は、難しくもありながら、非常に楽しかったのです。また、社員の方々の相談しやすい温かい雰囲気にも触れたことで、「この会社でやりがいを持って働ける」というイメージが湧き、入社を決めました。

Q仕事内容は？

プロダクションプリンターの清掃ユニットの問題解決に取り組んでいます

主に印刷会社などの企業が商品の生産で利用するプロダクションプリンターの開発に携わっています。私の担当は、印刷後、転写ベルトに残ったトナーを清掃する「清掃ユニット」の設計です。プロダクションプリンターにおいては、印刷品質はもちろんのこと、保守メンテナンスの時間の低減も重要な課題となっています。ただし、従来の清掃ユニットは交換作業が複雑で手順が多く、かつ鋭利な部品も露出していることから安全性の問題もありました。そこで現在、私たちは安全かつ簡単に交換できるユニットの実現を目指し、各部門からの要求に対してどのようにすれば課題を解決できるかチームでアイデアを出し合いながら、設計・開発を進めています。

Q入社後に得られたものは？

「本当にこれがベストか？」と問い続ける姿勢が身につきました

開発はこれまでにないものを作り上げていく仕事です。「あるべき姿」をまず描き、それをどのように実現するかを考えていきます。設計では3D-CADを扱いますが、いきなりスケッチを描き始めるのではなく、その前に想像力を働かせる工程の方が実は重要です。これまでの方法をただ踏襲するのではなく、常にフラットな視点に立って、「もっと良い方法はないか」と考える姿勢が養われました。清掃ユニットの設計においても、安全性と作業性の課題を解決するため、これまでのやり方に囚われることなくチーム全員でアイデアを出し合い、議論を重ね、解決策を模索していきました。チームで課題に挑み、具体的な構成に落とし込めたときは大きな達成感がありました。また、こうした姿勢は日々の業務でも活きており、以前は手作業で多くの時間と手間をかけていた測定業務を、カメラと画像解析ソフトを使う方法に切り替えて、大幅な効率化と精度向上を実現できたこともあります。上司や先輩に指示されるばかりでなく、自ら課題を見つけ、考え、行動する。そのプロセスこそが、設計者としての成長につながっていると感じています。

Q将来のプランは？

目標は業界No.1の商品開発。プロが集う環境で、設計者として高みを目指します

今後の目標は、品質・コスト・納期のすべてを高いレベルで達成し、競合他社が驚くような独自のハードウェア構成を搭載した業界No.1の商品を開発できる設計者になることです。そのために、まずはハード設計力や課題解決力、関連部署との折衝力など、今の自分に足りないスキルを貪欲に吸収していきたいです。幸いなことに、当社には各分野のプロフェッショナルであるベテランが多く在籍し、若手の意見にも真摯に耳を傾け、一緒に考えてくれるフェアな風土があります。この恵まれた環境を活かし、将来的には商品開発をリードできる存在を目指していきたいです。