先輩社員インタビュー

Q志望動機は？

「日本の魅力を海外へ」。留学経験と会社の変革期が重なりました

大学時代にニュージーランドに留学しました。英語が話せるだけでこれほど多くの人とつながれることに感動し、同時に現地で日本の製品が広く使われているのを見て「日本の魅力を海外に伝える仕事がしたい」と考えるようになりました。就職活動では、海外と関われること、挑戦できる環境があること、そして「人」を軸にメーカーを広く見ていました。その中でも当時の当社は、まさに販売エリアが世界に大きく広がる転換期。説明会では社員の方々が変化を前向きにとらえ、「もっと良くしていこう」と語る姿にも強く惹かれました。「この会社なら、若いうちから他社ではできない経験ができるはずだ」と確信し、入社を決めました。

Q仕事内容は？

営業と生産の間に立つ需給担当として、欧州市場への安定供給を担当しています

プロダクションプリンターという業務用印刷機の、欧米を中心とした新市場向けの需給調整を担当しています。「需給」とは、営業と生産の間に立ち、お客様に安定して製品を届けられるよう、在庫や生産量をコントロールする役割のことです。特に私が担当する欧州は販売代理店の新規開拓が急速に進んでいるため、新製品の試作機を現地の展示会場へ出荷したり、新たな物流の整備や製品の発注準備を行うなど、ルーティンではない依頼が頻繁に発生します。社内にも前例や答えを知る人がいない中で、関係者を探し出し、一つひとつ手探りで解決策を見つけていく必要があります。また、最近では需給の知識を活かし、欧州エリアのマーケティング業務も兼務するようになりました。現地の販売推進に向けた施策も検討しています。

Q入社後に得られたものは？

前例のないチャレンジを通じ、最後まで諦めない姿勢とオーナーシップを養えました

答えのない中でオーナーシップを持って最後までやりきる力が身につきました。特に印象深いのは、販売前の新製品の試作機を海外の展示会に出展するために行った出荷準備です。通常は注文の受発注から出荷まで、すべてシステムを通じてオンラインで行いますが、試作機はシステム未登録の製品だったため、すべての手続きをオフラインで行う必要がありました。製品の安全性を証明する申請、出荷先情報の確認、現地販売会社との取引方法や物流の検討など、必要な準備は膨大にありながらも、同じような経験をした人はグループ内におらず、前例のない中で出荷準備を進めることになりました。そんな答えのない中でも、私はまず必要な準備と情報を洗い出し、グループ内外問わず知見がありそうな人を探しては質問して回り、出荷先の現地担当者にもオフラインで対応してもらえるよう粘り強く説明を行いました。多くの壁がありましたが、これまで「常識」と思っていたプロセスの変更なども行い、最終的には無事に出展することができました。上司や先輩はもちろん、多くの人たちの協力があったからこそ実現できたことです。障壁があっても、決して諦めないこと。そして、壁を乗り越えた時の達成感を知ったことで、さらに大きなことに挑戦してみたいと考えるようになりました。

Q将来のプランは？

いつかは海外の現地販売の最前線へ。初の海外出張も予定しています

将来は、より販売に近い立場でグローバルに働きたいです。需給業務では、現地販売の進捗状況を確認する機会がよくあるのですが、現地の細かい商談状況や、販売促進を目的とした施策の内容を聞く中で、より販売に近い業務に興味を持つようになりました。そんな中で、私は新たに欧州のエリアマーケティング担当も任せてもらえるようになり、近々、グローバル会議への出席を目的とした初の海外出張も予定しています。いつかは海外に駐在してみたいと考えている私にとって、この機会はとても楽しみです。国や地域によって異なる価値観を持つ人たちと関わりながら仕事ができる環境を活かし、これまでの「当たり前」を更新し、多くの良い点を吸収しながら成長を続けていきたいです。