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富士フイルムビジネスイノベーション
I.A
グローバルサプライチェーンマネジメント部
2020年入社
国際教養学部 グローバルビジネス課程修了
Q志望動機は?
「インフラ」を軸に多くの業界を検討し、当社のビジネスに惹かれました
学生時代に留学したノルウェーで、充実した社会福祉が人々の生活にゆとりを与えている光景を目の当たりにし、生活やビジネスの基盤を支える「インフラ」の重要性を強く認識しました。就職活動ではメーカーだけでなく金融や教育系など多くの企業を見ましたが、自分が「面白い」と思えた企業を並べてみると、「社会やビジネスのインフラを支える企業」という共通項が浮上。その中でも特に当社に関しては、「お客様のオフィス環境を整えることでビジネスをより良いものにする」という方針に深く共感するとともに、説明会などでお会いした社員の自然体で温かい人柄にも惹かれ、入社を決意しました。
Q仕事内容は?
お客様のビジネスを絶対に止めない。それが最重要ミッションです
複合機やプリンターに不可欠なトナーやインクといった消耗品のグローバルサプライチェーンマネジメントを担当しています。主な業務としては、注文の受注、工場への発注、在庫数量の管理などがあります。私たちの最も重要な使命は、いかなる状況下でもお客様への消耗品供給を止めず、ビジネスの継続を支える「供給保障」。その一方で、過剰な在庫は会社の資金を圧迫するため、在庫が増えすぎないように管理する「在庫適正化」も重要です。また、調達から販売までには多くの人が関わりますが、近年では物流費用も高騰していることから、サプライチェーン全体の「コスト抑制」も考慮する必要があります。市場の需要と生産能力の間に立ち、双方のバランスを取りながら全体を最適化していく仕事です。
Q入社後に得られたものは?
困難な道でも回避しない。「全社最適」の視点が培われました
部品の調達からお客様に商品をお届けするまでのすべての流れに携わっているため、「全社最適」の視点が身につきました。例えば複数の選択肢がある場合、「全社として最良の選択ならば、困難であってもそれを選択する」という行動ができるようになってきたのは自身の成長だと感じます。このように視点が変わってきた具体的な転機としては、入社3年目、コロナ禍での電子部品逼迫に対応するため、ベトナムの生産工場へ4か月間の長期出張を経験したことが挙げられます。現地では、生産現場との間でお互いの優先事項が異なる場面に何度も直面し、同じ方向を向いて課題に取り組むことに苦労しました。その中で最も重要だったのは、自分たちの個別の利益ではなく、全社としてどのように行動するのが良いかをともに考え、両者が納得して協業することです。この時の経験を通して、物事を俯瞰的にとらえ、異なる立場の人と協業して課題を解決に導く「全社視点」が身についたと感じています。また、当時は競合他社が機械を供給できない中、自分の働きが供給から販売へ直接つながっていくことを実感できた点でも印象深いです。会社の業績に直結する業務を担えているというやりがいも感じられました。
Q将来のプランは?
サプライチェーンのプロとして、生産から市場まで見渡せる人材になりたい
サプライチェーンはメーカーにとっての要であり、日々の業務を通じてその奥深さを実感しています。今後、サプライチェーンの上流から下流までさまざまな業務を経験し、より専門性を高めていきたいです。ベトナムでの経験を通じて、生産に近い場所にいてこそハンドリングできることがあると実感したため、チャンスがあれば海外の他の工場も経験してみたいと思っています。また、消耗品に限らずすべての商材において、需要はどのような要因で変動するのか、関わる人々の意志がどのように数字に反映されるのか、お客様に最も近い現場を直に見ることで、全商材の市場理解を高めていくことも目標の一つです。そして将来的には、複雑化するグローバルな供給網全体を理解した上で、マネジメントにも挑戦したいと考えています。
ある一日の流れ
- 8:30
- 出勤。メールと1日のスケジュールを確認
- 9:30
- チームミーティング。各メンバーが担当している業務改善テーマの進捗を共有
- 10:30
- 会議資料作成。消耗品の需要や在庫に関するデータを分析・整理
- 11:45
- 昼休憩
- 13:00
- データ整理スキル研修。データ分析ツールのスキルアップ研修に自主的に参加
- 15:00
- 生産工場との週次会議。生産計画や課題についてディスカッションを行う
- 18:00
- 退社。帰宅後は子どもをお風呂に入れるのが日課