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WebCentreを「Windows Server® 2003 Service Pack 1」環境で使用する場合の注意制限事項

WebCentreをMicrosoft社製Windows Server® 2003日本語版 Service Pack 1環境で使用する場合の対応バージョンとセキュリティの構成ウィザード(SCW)に関連する注意制限事項を説明いたします。

(1) 対応バージョンについて
(2) 「セキュリティの構成ウィザード」を使用する場合の注意制限事項
(3) 「セキュリティの構成ウィザード」で必要なサービスやポートの設定を行なわなかった場合の現象例について

(1)対応バージョンについて

CentreWare スキャンサービスを「Windows Server® 2003日本語版 Service Pack 1」環境でご利用となる場合には、下記バージョンをご利用ください。

  • WebCentre 2.1R6以降

(2)「セキュリティの構成ウィザード」を使用する場合の注意制限事項

「Windows Server® 2003日本語版 Service Pack 1」では、「セキュリティの構成ウィザード」によりWindows®ファイアウォールの有効化を含むセキュリティ対策を構成することが可能となっていますが、WebCentreを使用する場合、「セキュリティの構成ウィザード」で以下の設定し、必要なポートやサービスやプログラムをWindows®ファイアウォールの例外リストに登録する必要があります。
なお、必要なポートやサービスやプログラムを登録しない場合、(3)のような現象が発生することがありますのでご注意ください。

  1. [スタート]>[管理ツール]>[セキュリティの構成ウィザード]をクリックして、「セキュリティの構成ウィザード」を開きます。
    (2)-1図


  2. 開始のページを読み、[次へ]をクリックします。[新しいセキュリティポリシーの作成]を選択し、[次へ]をクリックします。以降、各画面で利用環境にあった設定を行ないますが、以下のページ3～5で注意が必要です。
    (2)-2図


  3. 役割に基づくサービスの構成のセクション/[サーバーの役割の選択]のページ
    (2)-3図
    ・ 下記の項目のチェックをONにしてください。
      「Webサーバー」


  4. 役割に基づくサービスの構成のセクション/[管理オプションとその他のオプションの選択]のページ
    (2)-4図
    ・ DocuWorks利用した機能をご利用の場合は、下記の項目のチェックをONにしてください。
      「プリント」


  5. ネットワーク セキュリティのセクション/[開くポートの選択およびアプリケーションの承認]のページ
    (2)-5図
    ・ WebCentreを利用するためには、下記のサービスを有効にする必要があります。
    下記の項目のチェックをONにしてください。
      「DocSubmitter」
      「WDSweeper」
      「WebCentre Input Tray Agent」
      「Xerox Internet Scan Monitor」


  6. ネットワーク セキュリティのセクション/[開くポートの選択およびアプリケーションの承認]のページ
    (2)-6図
    「役割に基づくサービスの構成のセクション」の[管理オプションとその他のオプションの選択]でWindows®ファイアウォールの有効化を行なった場合には、必要なポートを追加する必要があります。
    注意：各ポート番号はサイトに設定されている番号を指定してください。
    ・ 下記の項目のチェックをONにしてください。
      「80(HTTP)」


  7. インターネットインフォメーションサービスのセクション「動的コンテンツのためのWebサービス拡張の選択」のページ
    (2)-7図
    ・ 下記の項目のチェックをONにしてください。
      「Active Server Pages」
      「WebCentre-CGI Enabled」


  8. 「匿名ユーザーによるコンテンツファイルへのアクセスの防止」ページ
    (2)-8図
    ・ 下記の項目のチェックをOFFにしてください。
      「コンテンツファイルへの匿名ユーザーの書き込みアクセスを拒否する」
      「WebCentre-CGI Enabled」


  9. [セキュリティポリシーの適用]のページで「今すぐ適用する」を選択して、[次へ]をクリックします。「適用の完了」が表示されたら、[次へ]をクリックして、「セキュリティの構成ウィザード」を完了します。
    (2)-9図

(3)「セキュリティの構成ウィザード」で必要なサービスやポートの設定を行なわなかった場合の現象例について

「セキュリティの構成ウィザード」において、必要なサービスやポートやプログラムの登録を適切に行なわなかった場合には、下記のような現象が発生することがあります。

a.WebCentre全般
  ・すべてのページへのアクセス時に「ページを表示できません」というエラー画面が表示される。
  ・インプットトレイに文書をストアしても登録されない。
  ・ジョブテンプレートでスキャンしても登録されない。
  ・何日たってもキャッシュファイルが削除されず、ディスク容量が増加する。
  ・すべてのページへのアクセス時に「ページが見つかりません」というエラー画面が表示される。
  ・ダウンロード時、メール送信時に「ページが見つかりません」というエラー画面が表示される。
  ・匿名ユーザーで、文書の操作やサブフォルダの操作行なおうとすると、「アクセス権がありません。」「アクセスが拒否されました。」というエラー画面が表示される。

b.DocuWorksを利用した機能をご利用の場合
  ・DocuWorksをインストールする際、「DocuWorks Printerの作成に失敗しました」のエラーが発生してインストールが正常に完了しない。

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