「Windows® XP Service Pack2 セキュリティ強化機能搭載」で
「CentreWare スキャンサービス」を使用する場合の注意制限

「Windows® XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」(以下、Windows® XP SP2)を適用する環境では、「CentreWare スキャンサービス4.7R7」をご利用ください。
また、Windows® XP SP2ではWindowsファイアウォール機能の有効化(図1、図2)を含む、セキュリティ機能強化が行なわれたため、これに伴い、「CentreWare スキャンサービス」をご利用になる場合に以下のような注意事項があります。

  1. ネットワークスキャナー機器でジョブテンプレートをご利用場合の注意事項
図1:ローカルエリア接続のプロパティ画面
図1:ローカルエリア接続のプロパティ画面

図2:Windowsファイアウォール画面
図2:Windowsファイアウォール画面注1


(注1) Windowsファイアウォール画面は、[コントロールパネル]->[ネットワーク接続]から[LANまたは高速インターネット]のご使用の接続においてプロパティを開き、[詳細設定]タブの[Windowsファイアウォール]の[設定]を押下すると表示されます。

1. ネットワークスキャナー機器でジョブテンプレートをご利用場合の注意事項

ネットワークスキャナー機器でジョブテンプレートをご利用場合には、以下の現象が発生することがあります。

  • ネットワークスキャナー機器の操作パネルにおいてジョブテンプレートの更新が行なわれない。
  • ネットワークスキャナー機器のジョブテンプレートを利用したスキャンにおいて、スキャン文書の転送に失敗する。

回避方法

上記の現象を回避するためにはCentreWare スキャンサービスがインストールされているPCのFTP(TCP:21)を利用可能にする必要があります。
以下の(a)か(b)のいずれかの方法でWindowsファイアウォールの設定を行なってください。

(a)ネットワーク接続の設定でサービスを例外に追加する

  1. [ローカルエリア接続のプロパティ]を開き、[詳細設定]タブから[Windowsファイアウォール]の設定画面(図2)を開きます。
  2. [詳細設定]タブ(図3)から[ネットワーク接続の設定]の設定画面を開きます。
  3. [サービス]タブ(図4)でFTPサーバーを例外として設定します。

    図3:Windowsファイアウォール詳細設定タブの画面
    図3:Windowsファイアウォール詳細設定タブの画面

    図4:ネットワーク接続の設定の詳細設定の画面
    図4:ネットワーク接続の設定の詳細設定の画面

(b)必要なポートを例外に追加する

  1. [ローカルエリア接続のプロパティ]を開き、[詳細設定]タブから[Windowsファイアウォール]の設定画面(図2)を開きます。
  2. [例外]タブ(図5)からFTP(TCP:21)のポートを例外として追加します。
    [例外]でポートの追加ボタンを押下すると[ポートの追加]画面(図6)が開くので、名称およびポート番号を記載し、OKを押下します。

    図5:例外リストへの登録結果画面
    図5:例外リストへの登録結果画面

    図6:FTPポート追加の画面
    図6:FTPポート追加の画面